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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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秘虐の花嫁  (遠野 春日)

秘虐の花嫁 (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
遠野 春日 (著), サマミヤ アカザ (イラスト)

秘虐の花嫁 (幻冬舎ルチル文庫)



(内容)

若き皇帝ヴァシルは好奇心から周辺の小国・ヴァロス王国の第七王子アイシスを十二番目の妃に迎える。大国を治めるヴァシルと母が侍女であったため周囲から疎まれていたアイシス。境遇は全く違うものの孤独を抱え本質的に共鳴するところのあるふたりは無意識のうちに惹かれあうが、ヴァシルはアイシスを慰みもののように扱い淫虐の限りを尽くし!?




一目惚れとも気が付かず、

気まぐれと好奇心で周辺の小国・ヴァロス王国の第七王子アイシスを十二番目の妃に迎え

初夜からいろいろな意味でぶっ飛んでいるお話でした・・・

気まぐれで男の花嫁をもらったこの王様

愛することとか思いやりを示すなんてことはまったくもっていたしません!

性交の準備は下僕にさせて自分はただ突っ込むだけという・・・

しかも、婚姻後一ヶ月はその妻だけのもとに通うという風習があるようですが

男で妊娠しない妃だからなにしたっていいだろうと言い捨てて

他の男達に抱かせてもうね・・やりたい放題なんですよ。

これはBLなんですよー

愛はどこにあるのですか!と何回か自分に問いただしそうになりましたよ・・・

後半自分の幼馴染であり、友人であり、部下でもある男が

この妃に興味をしめし、優しい態度を見せてい抱きしめたら急にヤキモチをやいて

初夜からはじめてアイシスを抱きしめてから

このなんともいえない快楽に嵌るのがこわくて自分は妃ときちんと向き合えなかったと

気がついてから

人間味を持ってくるのですけどね・・・

なんで妃アイシスがこんな野暮天に恋心もって耐えているのがよくわからんでした(笑)

お互いに初恋だったせいかもしれませんね。

恋ってこわいですね・・・


あとがきでテーマはエロティシズムですと書かれてありました。

陵辱とか、被虐とかエロとかはっきりいって嫌いではございません(笑)!

でも、根底に愛がなけりゃという気持ちがありますので

ちょっと気持ち的についていけませんでした・・・・


コメントレスです♪

まるさんこんばんは
「アンフォーゲタブル」読まれたのですね
>明光新聞社シリーズ第4弾。再会物で、今回も静かな・切ないお話でした。
うんうんほんとうに今回も切なさにやられてしまいました。
こうしなければいけなかったという大きな出来事があったので
離れて生きていくしかしょうがなかった二人なんですけど
泣かされましたよね;;)
17年という年月の中で愛が余計に降り積もっていくふたりでしたので
いつかはは・・と思いながら
でもそのいつかがないままでもこのお話はいいんじゃないかと思わされました。

>「太っててはげても好きだよ」←娘から聞いた望がちょっと拗ねてたり。
あれ、おかしかったですよね(笑)
でもあたしもそういうセリフ言われてみたいです~

美帆ちゃんがみんなの優しい気持ちをもらっていい子でよかったですけど
お嫁にいったら・・・望がすごくうるさくなりそうでいまから楽しみです(笑)
冬吾は望に手を焼きながらも一緒に過ごせる幸福をあじわってほしいなと
思っています。

同人誌でその後を堪能してみたいですね。

コメントありがとうございましたm(__)m


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金銀花の杜の巫女  ( 水原 とほる)

金銀花の杜の巫女 (ディアプラス文庫) [文庫]
水原 とほる (著), 葛西 リカコ (イラスト)

金銀花の杜の巫女 (ディアプラス文庫)



(内容)

この体を愛欲の海で淫らに溺れさせて──

顔に火傷痕がある幹(みき)は、神の言葉を授かる古い巫女一族の末裔。
だが能力は僅かしかなく、巫女は幹よりもずっと美しく力を持つ双子の弟・咲(さき)が継いでいた。
そんなある日祖母から、もうすぐ男が幹に会いにやってくると預言される。
その言葉通り議員秘書の田之倉(たのくら)が神託を受けに現れた。
傷痕など気にもせず幹を美しいと言う優しい彼に惹かれていく幹。
けれど咲もまた田之倉に心を奪われて……!?

因縁を持つ二人が出会った時、運命の恋がはじまる。




水原さんにしては珍しい?現代ものでありながらファンタジー&ミステリー要素の強い

お話でした。

世界観が特殊なためその説明に多くが割かれていたため

ちょっと愛の部分がものたりなかった感じがありますが

この世界観を理解できた方にはすごく魅力的なお話となっていると思います。

個人的には文庫ではなく、新書で二段組で過去の因縁とかもきちんと書き込んだお話が

読みたかったと思います。


葛西 リカコさんの繊細な挿絵嫌いではないのですが

受けさんを書かれるとほんときれいないですけど

攻めさんがちょっと線が細すぎてギスギスした感じになっているのが

ちょっと気になります。

挿絵って重要なファクターなんですよね・・・




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好きになるはずがない  ( 椎崎 夕 )

 

(内容)

「私のことが、嫌いではないだろう?」

叔父のギャラリーで働く乾大和の前に、ある日、田宮と名乗る男が現れた。
対人関係が苦手で感情が顔に出ない大和は、これまで誰かに恋したことがなかった。
そんな大和に田宮はある提案をする。実験のつもりで恋愛してみないか、と。
怖くなるほど甘やかしながら、時折意地悪く焦らしてはまた優しくする。
そんな田宮に溺れていく大和だったが、あるきっかけで田宮の秘密を知り・・・!?



(内容)

二十歳になったら、
あなたの私のものになる

母親の庇護者であった宮原が亡くなった十七歳の夏、
宮原の秘書だった有木に、史哉はある取り引きを申し出た。
母さんにはなにもしないでほしい、
代わりに、自分を好きにしていいから、と。
病いがちな母親を守るため、必死に考えた結果だった。
有木と知り合ってからの時間は長いものの、
史哉は彼がなにを考えているのかまったくわからなかった。
そんな史哉に、有木は取り引きの意味を確認し、その証としてキスをする。
そこから先は二十歳になってからだと告げて。
有木がなにを考えているのかわからず苛立ちを抱えたまま、
史哉は二十歳の夏を迎えるのだが!?



(内容)

恋愛なんか、ただの錯覚だ・・・
そう思っていたのに・・・

サラリーマンの高平笙は、会社では野暮ったい髪に眼鏡をかけ、地味な服を着て目立たないように過ごしている。
けれど、プライベートでは「セイ」と呼ばれ、夜遊びする人の間では、見た目はいいけれど
恋愛が続かない男として知られていた。
ある夜、ゲイの友人に連れられていったバーで、笙は他の課ではあるものの社内の有名人で、
人嫌いと言われている守川と知り合う。
高平笙であることを隠し、守川と一緒に過ごすようになる笙だったが!?




椎崎さんのこのところ出た作品です。

題名が『好き』という言葉がすべて入っておりますし

挿絵がすべて葛西リカコさんということですので

シリーズ物かスピンオフ?と悩みそうですが、あんまりそういった関係性はありません。

世界観が同じというか、年上攻めのお話というあたりが共通しているでしょうか・・


愛とか恋を語っているような感じではなく

すこうし低体温気味なシリーズのような感じを受けてしまいました。


そのなかでは一番受けに人間味があるというか、勢いがあったのがこの作品です。


幼いころから恋多き両親のせいで愛情に触れることも少なく

付き合っていた彼女すら父親に奪われるという過去があるサラリーマンの高平笙は

遊びでしか付き合えない、恋に本気になれない自分にジレンマを感じながらも

誰も好きになれない、愛せれない自分を持て余すかのように生きてきたのでした。

ある夜、ゲイの友人に連れられていったバーで、

笙は他の課ではあるものの社内の有名人で、人嫌いと言われている守川と知り合う。

守川と過ごすうちに充足を感じる笙

愛することに真摯な守川には自分はふさわしい存在でないと気が付き

別れを選ぼうとするのですが

そうすることで守川にストーカーのように迫られることになるのです。


お互いに好きなのに自分にはふさわしくないと別れを選ぶところは

ほんと椎崎さんにやられて涙流してしまいました・・・。

あとで誤解も解けてほんとうに恋人になっていくのですけど

好きになったら他人には無関心な守川も執着してくるし

誰にもほんとうの自分をさらけ出すことができなかった笙も

自分の中の頼りなさや弱さをさらけ出しても恋人を手に入れようとがんばって

変わっていく姿はとても好感がもてました。

切ない恋に浸りたい方いかがでしょうか?
















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アンフォーゲタブル  (一穂 ミチ )

アンフォーゲタブル (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
一穂 ミチ (著), 青石 ももこ (イラスト)

アンフォーゲタブル (幻冬舎ルチル文庫)



(内容)
ある夜、新聞社勤めの冬梧が証明写真を撮っていたボックスに見知らぬ青年が闖入、身も世もなく泣き出してしまう。お詫びをと連絡してきた製薬会社勤務の望と交流を重ね、冬梧はデートめいて心地いい時間に戸惑う。やがて懇願される形で体をつなげ、すでに惹かれていたのだと観念した冬梧だが、望はその日から「もう会えない」人になっていた―。




新聞を読むことは子供の頃から好きだったのですけど

こんなにいろいろな人の気持ちや想いや手間がかかっているということを

今回この小説を読むまでは思い至りませんでした。

そういえば小学生の頃新聞作りが授業であって、

けっこう一枚に記事をまとめるのがたいへんだったということと

スクープというかみんなに読んでもらう記事って考えるのが大変だった

記憶があります(笑)

興味をもった人だけが読む同人誌とか雑誌とは違って

不特定多数の人に読んでもらって、わかりやすいように書くって

難しいですよね・・(今更)


ということで今回も一穂さんには泣かせていただきました。


自分のしでかしたことが原因で新聞記者から整理部に回された冬梧

死んでしまった、好きだった先輩が殺されたことで何もできなかったことを

悔いている望

証明写真を撮っていたボックスに見知らぬ青年乱入され

泣き出してしまう望を慰めたことが縁でお互いに時間と心を重ねて

生活すること、ともに過ごすことに心地よさを感じていることに気がつくのです。

けれどその心のままに生きることを二人が望むには

二人がいままで背負っていたものが許さなくて・・・

たった一度慌ただしく体を重ねただけで終わることを望は選んでしまうのです。

離れて生きることを選んだ望

離れて生きることを選ばされた冬吾

けれどふたりは決して忘れられない思いを共有しているのです。


恋をしていた先輩のために先輩の妻と形ばかりの結婚をし娘を育てる望

冬吾と一緒に過ごすことはできなかったのだけど

冬吾の書いた記事を心の糧として生きている。

けれど冬吾が長い外報生活を終えて日本に帰国した時を知ったのぞみは

会わずにはいられなくて

愛している自分の思いを気づかずにはいられなかったのです。

正直言って最後はちょっとうまくいきすぎかなと思える箇所はありましたが

望の育てた娘にむかって冬吾の言った言葉がつぼでした(笑)

「太っててはげても好きだよ」って

最高の愛の言葉じゃないでしょうか(笑)?

アンスピーカブル(言い尽くせぬ喜び)をふたりで十分に味わえるように

祈りたいです。


コメントレスです♪

まるさん
年度末ですよね♪
今年はあたしは異動がありそうなので新しい出会いに期待と不安でちょっと
ドキドキです(笑)
3月は久我さんの本が二冊も読めるのでいまから期待でいっぱいです。
久我さんの時代ものって雰囲気があって素敵ですし
漫才シリーズがすごく好きなのです。
フルールはすぐに紙でよめて書き下ろしがついて楽しくさせてくれるのが
ありがたいですよね!
杉原さんと黒崎さんは安定の作家さん買いなので楽しみです。

岩本さんは最近ちょっと読んでいないので発情シリーズがどういうものか
わからなくってちょっと悩んでいたのですが
まるさんが面白いと思っているのなら二冊買ってみようかなと思っています。
二冊で買うとコミコミさんではペーパーもつくので心が揺れていたので
後押ししてくださってありがとうございます。

セレブリティーズはできる男たちが集まったデザイン事務所に関わりのある
男立ちのお話ですがけっこう楽しく読めるので黄色い本屋さんで一冊目試して
面白ければオススメいたします~

藤崎さんはシリーズものが多い方ですよね。
ちょこちょこ読んだことがあるのですが読みやすい文章だったなと記憶があります。
金井さんは読んだことがありませんのです。
「教授と執事の静かな生活2」2ということは1もあるのですね。
本屋さんにいったときに探して読んでみます。

いろいろ教えてくださってありがとうございます(´∀`)
宝くじにあたったら仕事をやめてBLを読んで集めてという生活をしてみたいです。
>でもまず買うことからはじめないと
うんうんたしかに
でも買うときについ考えてしまうのです。
これ買うならBL本4冊買えちゃうような・・・って(笑)

コメントありがとうございました(´∀`)


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ねこねこハニー2   (楢崎 壮太 )

ねこねこハニー2 (ビーボーイコミックス) [コミック]
楢崎 壮太 (著)


ねこねこハニー2 (ビーボーイコミックス)




(内容)

凹むと猫になってしまう体質のせいで、引っ込み思案な亜以。
絶対秘密なのに、クールでかっこいい隣の席の黒川君にばれてしまう。
しかも、人生ではじめて「好き」と告白された! 意識し過ぎて、不自然なリアクションになってしまう…(汗)
そこへ強力なライバル(可愛い男子&猫)登場で、ますます波乱の予感ーー!?
雑誌で人気のシリーズ完結巻。描き下ろしあり。



今日は22日

にゃんにゃんの日らしいですので(笑)

ネコさまの日なのでしょうか、それとも人間のネコさまの日なのでしょうか(笑)?


高校に入学して一ヶ月

人生で初めてすきな人ができて、告白されてるんるん・・とばかりではございません。

というか、好きだからこその悩みというのも加わってますますぐるぐると

高校生活を楽しくすごしております(笑)

黒川くんをずっと好きだったという友人がでてきてすこしかき回されてしまいますし

なんで好きなんだろう・・

もしかして猫好きだから、猫の僕が好きなんだろうかと

ぐるぐる初恋の不安に悩まされながらも

ちょっとずつ成長していくというか、頑張れる子になろうと努力していく

亜以ちゃんが可愛くって好感がもてます。


けれどーちょっと黒川くんの腹黒さが染み出してきております(笑)

友人が自分に恋しているのを知っていながら、友人だからと牽制しておりますし

自分のことで悩んで落ち込んで泣いている亜以に

悪いことしたなあと反省しつつも泣いている姿も可愛いと思っているんですよね。

いまはまだキスどまりでお話はお終わっているのですが

なんだかこの先黒川くんの思うように躾されていく

亜以ちゃんを想像してしまいました・・・

まぁ好きになったのだからしょうがないよねと

おばちゃんは呟いておきます(笑)



次男編として雑誌に連載が始まるらしいのですが

しっかりしていて優等生の雰囲気の兄はこのハニー編では

猫に変身しておりませんのでどういった種類の猫になるのかちょっと楽しみです。



コメントレスです♪

まるさん
こんにちは。
真央ちゃんみたさに仕事もあるのに朝まで頑張ってみていた社会人としては
どうかのあたしです(笑)
もうね、圧巻の演技としかいいようがなくて・・・すごく素敵で
涙涙なのですよ。
羽生くんも町田くんも高橋くんもみんなで応援していて、声援の声を送っていました。
みんなに愛されているんだなと・・としみじみしてしまい
また涙です!
オリンピックってほんとうに4年に一度の特別な試合ですよね。
あんなにがんばってメダル取ろうとがんばっている選手に政府はもっと
応援してあげてほしいですよね。

楢崎さんは「誘惑レシピ」から入って多分全部読んでます(坂崎としき名義のものも)
えー
そんなに前から書かれていた方だったんですね。
猫が好きというだけで読んでいたのでリサーチ不足でした。
教えていただいてありがとうございますm(__)m

この巻で思いは通じ合いましたがキスどまり・・
しかもフレンチ・キスというBLらしからぬ荒業(笑)!出終わってましたね。
次男編でそこらあたり進展があったかどうか読んでみたいです♪

長男編があったら・・あの落ち込むと猫になるという奇特な体質が消えてしまうので
そこはなくてもいいですよね(笑)

コメントありがとうございました♪

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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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