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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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坂の上の魔法使い (明治 カナ子)

坂の上の魔法使い (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 72)
明治 カナ子 (著)



(あらすじ)

~魔法使いは使役を創ることができます。
とても役に立つ頼れる存在です。
でも使役に名前を付けては決していけないのです~

魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。
町が苦手でちょっぴり変わり者のリーとの暮らしは決して裕福ではないが、
学校に魔法にと勉強に励むラベルは充実した毎日を送っていた。
そんなラベルの成長を、ときに厳しく、ときに温かく見守るリーだったが・・・!?



正直・・・これはBLかと聞かれたら答えに詰まりそうです(笑)

BLレーベルから出ている女性漫画としてもいいんじゃないかという感じです。

ほのかなBL風味ファンタジーを楽しまれたい方にお勧めでございます。

続きが楽しみです。


続き・・いつかはでるんですよねと呟いてみる。






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その手の熱を重ねて 1 (富士山ひょうた)

その手の熱を重ねて 1 (Dariaコミックス) (コミック)
富士山 ひょうた (著)




(あらすじ)

オーナーシェフの渚 天景は古賀凪紗という同じ名前を持つ綺麗な男と出会う。
それ以来、定期的に店を訪れる古賀だったが、ある夜、店で酔いつぶれてしまう。
仕方なく自宅に連れ帰った渚だが、誘われているかのような古賀の様子に思わず
キスをしてしまう。しかし、その翌朝、何も覚えていない様子を見せつつも
思わせぶりな態度の古賀に渚は動揺し--…。
富士山ひょうたの最新作がいよいよコミックス化!!



出会ってから恋に落ちていく時間をすごく丁寧に書かれています。

富士山ひょうたさんの「純情」とか、

すでに出来上がっている2人の時間を書かれた「ディア・グリーン」にも

共通しているものなので

この世界観を愛される方なら、十分に堪能できるお話です。


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ユウキュウノカナタ(わたなべ あじあ)

ユウ
キュウノカナタ (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
わたなべ あじあ (著)



(あらすじ)

悠紀と久国は双子の兄弟。二人と幼馴染みの彼方はアル中の父親に暴力を振るわれるため、二人の家に世話になっている。仲の良い三人だったが、ある事件をきっかけに三人の関係が大きく変わり始める―。繊細な筆致と煌めく感性で魅了する傑作4編と描き下ろしを収録した著者初の麗人コミックス!!



初めて読んだ作家さんです。

麗人の小冊子目当てに購入した「人はなぜ働かなければならないのか 」が

見つからなかったので

今現在見つからないからとはいえ

同じ作品を買うよりはと思って、あらすじをみて買いました。

この表題作は他の作品とはちょっと違ってBL(ボーイズラブ)というよりは

お耽美な世界でした。

どうしようもない過去と三人のすれ違っているような

交錯を望んでいないような

それでいて最後には想いは発露していかなければならないという

三人の恋の模様が描かれております。





でも~

ファンタジー的な要素を楽しんで読んでいるあたしには

しにネタはちょっときついかなと言う感じです。


他の短編はこの表題作とはちょっと違っていて

華麗な線と表情の繊細さは変わらないんですけど

えろちっくでこれぞBLという感じで読めました。




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指先で愛を語れ (深井 結己)

指先で愛を語れ (花音コミックス) (コミック)
深井 結己 (著)



(あらすじ)

ノンケだとあきらめていた大学の後輩・総太と、一夜を共にした檜垣。
晴れて恋人同士★…と思っていたら、
総太にとって自分はセックスフレンドの一人だという。
大学を卒業し、トレーナーと社会人選手の立場になってからも、
体だけの関係が続いていた。
奔放で淫乱な総太は、本気で人を愛することがわからないと言うのだが…!?

表題作他、年下社長×眼鏡秘書など、片恋アダルトラブ満載★ 描き下ろし後日談つき!




前作「それは僕の愛じゃない 」がすごくよかったので購入してみました。

ノンケだからとあきらめていた存在だったクラブの後輩の総太

じつは夜の街で奔放に遊んでいたわけでして・・・(笑)

その現場を見てしまい、

一夜を過ごすことで恋人になれたと舞い上がる檜垣でしたが

そう簡単にはいきません(笑)

総太は両親が離婚してしまい、最愛の双子の兄と引き離された経緯もあり

愛だ恋だのを信用していません。

ただ体を通して快感を得ることだけが大事と

斜にかまえた彼の心の孤独は思ったより深いものでした。



にこにこと愛想がよくて

誰にでも愛されて

誰も愛さないかわいい男


本気で愛せれる存在に育ててくれた男は離しちゃいけませんよと

おばちゃんは呟く(笑)



前作では誰からも愛される弟にコンプレックスを感じる兄の孤独を

すごくおまく描かれておりましたが

今回の作品では誰からも愛されるようにがんばりながらも

誰も愛せない弟のコンプレックスをうまく描かれておりました。


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人でなしの恋 (かわい 有美子)

人でなしの恋 (リンクスロマンス) (単行本)
かわい 有美子 (著)
金 ひかる (イラスト)



(あらすじ)

青山の同潤会アパートに居を構える仁科千尋は、伝奇小説や幻想小説などを主軸とした恋愛小説を書き、生計を立てていた。独特の色香を持つ仁科は、第一高等学校時代に仲の良かった友人二人に、異なる愛情を抱いている。無垢な黒木には庇護欲と愛おしみ、そして懐深く穏やかな花房にはせつない恋慕と情欲を。しかし、仁科は黒木に内緒で、花房とひそやかな逢瀬を重ねていた。そんなある日、花房とじゃれあう現場を彼に見られてしまい―。




三者三様の想いに彩られた昭和の初期の恋物語でした。

以前雑誌リンクス

「逢引の夜」として掲載された部分が内容も改稿されて載っております。

後半の「こごり繭」が追加されて

一冊の「人でなしの恋」となっておりまする~。

雑誌掲載部分だけでは理解不能というか、物足りない感満載でしたが

今回はそういった三人の思いの行きつくところ+

仁科の自分に対して持っている劣等感の原点が心霊ホラー部分として

追加されて、ちょっと読みやすくなっていると思います。



「向陵の二喬」などと呼ばれるほど美しかった仁科


仁科が心の底で想う男は二人いて

心の底から甘えることができて、体も任せられる男花房

剣道が好きで、その姿勢とともにまっすぐに生きていく男花房に抱かれながら

医者としてまっとうに生きている花房を

自分と同じ闇に落とし込んだことに恐怖している。


もう一人の男は黒木

仁科と同じく「向陵の二喬」と呼ばれ柔らかな印象を見せながらも

心の底は情に強く、かたくななまでに男らしい一面を持っている。

色覚異常を持つことと、仁科より伸びなかった身長に劣等感を持ち

若きころに父を失い

家長として、検事として、兄として、自分としてまっとうに生きている。

そのまっとうさや、劣等感に

柔らかな自分を差し出せることに癒されるのだった。


仁科的には 黒木に心の底で魅かれながら

体も心も癒し、甘えさせてくれる存在である花房をいとおしんでいる。

そして、そういう自分にまた嫌悪を感じ

眩しくて見えない闇の底に堕ちていくような思いを味わっているのだけれど

花房は、実は黒木が心の底では仁科に魅かれているのを知っているが

仁科を奪われたくはない黒い想いを持っているので

けっしてそのことで黒木に注進しようとはしていないのです。

黒木もまた、深層意識化では仁科の独特の魅力にひかれていて

仁科が求めている花房という男を自分の妹と結婚させて

邪魔者を排除しようとしていたんですよね。

恋って

恋ってこわい~(笑)

などとしみじみ思いながら心の底で聞こえていた曲は

ジュデイオングさんの「魅せられて」という曲です。→年齢がばればれ(笑)



女の心も体も海のようなもの

好きな男の腕の中で抱かれながらも

違う男の夢をみちゃうもんなんです(笑)





ついでに・・デーモン閣下版も(笑)














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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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