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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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藍より甘く (一穂 ミチ)

藍より甘く (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
 一穂 ミチ (著)
雪広 うたこ (イラスト)
 

(内容) 夜景、港町、観覧車。完璧すぎるロケーションで入江暁行は「好き」と告げられた。三年間も友達として側にいた柘植遙から。実家が藍を作っていて、爪の先をいつも青く染めている遙。笑うと寂しげな顔が明るくなる遙。男なんて絶対ありえない、でも居心地いい彼の隣は手放したくない。誰にも言えない困惑を、暁行はブログに綴ることにするが―。

抒情的でいい作品だと思いながら・・・

なぜか今一歩入りきらず。



玄上さんよりぶっちゃけ文章も上手だし、読みにくさもなく・・・・

小道具の使いかたもうまいと思う。

告白されたノンケの攻めが自分の戸惑いとか困惑を誰かに語りたいと思った気持を

一番仲のいい友達は実際に告白してきたやつには言えず

周囲の人に語ってその告白してきた友人を傷つけるような気がして語れない

でもだれかに聞いてもらいたい気持ちをブログで発表しちゃうとこも

今の若者らしいとおもう。


遥があれだけ抑えてきた積年の想いをふとした拍子で語ってしまうというか

告白してしまう。

彼女がいて、

男同士の恋なんて絶対に受け入れてくれないだろうと知ってはいたのだけど・・・

告白した時点で友情という関係が終わってしまうことを期待していたのか

告白しても友情という関係性は変わらないと踏んでいたのか

もしかしたら奇跡がおこって恋がかなうことを期待したのか

そこらに対する気持ちの起点はよくわからない。


告白に対してリアクションは期待していなかった遥だけど

告白された暁行のなかでたしかになにかが伝わっていたようで

いつもと同じように時間を過ごし

心地よい友情という枠の中でいたようで

それでも気持ちだけはなにかが変わっていく

という微妙でセンシテイブな感情の変化をほんとうにうまく書いているなぁと思います。






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千流のねがい (玄上 八絹)

千流のねがい (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
 玄上 八絹 (著)
竹美家 らら(イラスト)
 
(内容)
 
満月の夜、神社の格子越しに美しい金色の「神様」を見て以来、神社に通う小学生の颯太。颯太が見たのは、「神」のレプリカ「きつね」だった。ある日、先代の跡を継ぐため社にやってきた「きつね」の凛は「神様」を呼ぶ颯太の声に我慢できず答えてしまう。やがて颯太と凛は心を通わせるようになる。存在すら知られてはいけない「きつね」と人間の恋の行方は…。

最初はファンタジーが苦手でしたし

また独特の文体と

一番最初に読ませていただいた「篝火の塔、沈黙の唇」が苦手な輪姦もありましたので

しばらく敬遠させていただいた作家さんでした。

キャラのフェアがなければ手に取ることもなかったのですが

あのフェアのおかげで一気にこの作家さんにのめりこんでおります。

HPのチェックも欠かしませんし、なによりイベントに一番に駆け込ませていただいております。

今回「千流のねがい」の同人誌も購入してきましたので

その同人誌の感想を書こうとして気がつきました・・・・

本作の感想を書けていないことに(笑)

よくあることなんですけどね(笑)




小さい子狐とサッカーに夢中の元気な子供の小さな恋の物語ですが

この子狐くんは…実は神さまだったのです。

本体の狐は恋しい人にの手にかかって殺されたので、

その関係者があわてて細胞からレプリカを作り出すのですけど

そのレプリカが死ぬとまた次のレプリカが作り出されていくのです。

けれど神さまの怒りを恐れてそれがレプリカだとばれないように

そして、今の世にはあまりにも異端でありすぎる狐のために

すべてはひそやかな秘密の名のもとに行われます。

そんなすべての古めかしい云われとか、秘密に隠されたものすべてを突き破って

突き進んでふたりのかわいらしい恋はかなうのです。


あたしのしょうもない感想より素敵なニコニコ動画を見つけたので貼り付けておきますね

興味のある方はどうそ~♪







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昔の彼に逢えたら (坂井 朱生)

昔の彼に逢えたら (ダリア文庫) (文庫)
坂井 朱生 (著)
タカツキ ノボル (イラスト)

(内容)

故郷を離れ十年、紺野は幼い恋とひどい別れを未だに忘れられずにいた。つらく苦々しい過去の記憶を残す紺野の元へ、突然、かつての恋人だった森尾が訪ねてくる。会いたくないと思いながらも変わらない森尾の姿にどうしようもなく惹かれ、次第に距離が縮まっていく。やり直したいと言う森尾に、心に傷を残す紺野は、期限つきの関係ならと承諾するが…。

再会愛という王道の物語
 
期限付きというせつない恋

あらすじを見る限り、あたしの好み100%という感じでしたので

予定ではなかったのですが購入に至りました。

が・・・

なにかが足りないといか・・・


やたら10年前のことにこだわりがあるのですけど、

そのこだわりが今のなにに結びついているのかがよくわからないので

主人公に気持ちが入りきらない感じでした。


家族の不和というか、

父親の浮気のために母親とともに祖父の家に行かなければいけなくなっていた紺野

けれど子供特有のプライドでそのことを恋人として過ごしてきた森尾に告白はできなかった。

けれど自分で自分の居場所さえ決めれない苛立ち・焦燥感

そんな感情をやたら森尾にぶつけてしまう。

友人として過ごしてきた時間

森尾の恋人としての甘えゆえのことでしてしまっていたのだけど・・・・

最後の時間を森尾と過ごしたくてデートの約束をするのだけど

森尾のも将来を決めていくための大切な日程だったので

逢う約束は守られることがないまま紺野は絶望と怒りを抱えて祖父のもとにいくことになる。

誰にも行き先は告げないまま・・・・


自分の内情をさらけ出さないまま、勝手に大切な約束を決めていたとしても

森尾にもわかりかねますよね。

それなのに身勝手にも怒りだけは忘れきれないまま大人になった紺野は森尾と再会し

再び恋に堕ちようとするのですが

期限付きならと答えるのです。

まぁ期限付きと思っているのは紺野だけで

森尾はそう思っていないのでまたややこしい誤解を紺野がして

うーん

ややこしいやつと感じてしまうのでした(笑)





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仕事が最近ピーク×2乗+イベントに参加したら

最近はイベントに参加すると2,3日後に疲労がピークに達することに気が付きました・・・・

若造りしちゃっているわけでもないんですけど

自分が思っているより年齢の壁が厚いということと

仕事が最近ピーク×2乗が日常となりつつある昨今

もしかしたら今まで以上に更新が少なくなるかもしれません・・・

(いや、誰も更新なんか期待しちゃってないというのはわかっているんですよ(笑)

ということで最近は恒例のJ庭に参加してきました。

夜行バスを利用して新宿駅から池袋に

悪天候が予想されておりましたが、

コミケとは違ってすぐに室内で待機させてくれるのでそこでまったりと開場を待つことに

ガーデンガイドに載っているとうり

若い男のこたちもせっせと机を配置してくださっているのを横目で眺めながら

ここで出会ったのもなにかの縁とばかりにお近くに座った方と萌え話を

普段日常の生活の中ではなかなかできないお話なので

ついねちっこく語ったかも・・・・

開場予定の10時半には気持ちも体もすっかりと庭の気持ちで

気持ちよくお買い物ができました。

わたしのお買い物はまずは「たぬきの間」から始まりまして

お目当ての玄上八絹さんに突進して「銀とシュガースノー」の同人誌である

「主よ、人の望みの喜びよ」

「Kirie(キリエ)」

犬シリーズの同人誌から「しもべと犬」ハロウィンSS
「トリックオアトリート?」と主に訊かれる

の三冊を購入

以前この方の初めての現代ものである「銀とシュガースノー」を読んだとき

人物が雑多で関係性がわかりにくく、良い意味でも悪い意味でも同人誌的

などという感想を書いた薄い記憶があるのですが

この話の始まりの部分でもあるカミカの恋の始まりとその受難

真摯で不器用なカミカの想いがこちらを読ませていただいてほんとうに良く伝わってきました。

そしてお約束の秋彦とカミカの未来編

カミカの魂は秋彦と出会うことによって救われもし、

また恋の悩みに取りつかれもし

二人で成長していく一過程でもありました。

もしかしたらあのお話は前中後篇と別れて

カミカの恋のお話

秋彦とカミカの出会い

そしてカミカと秋彦がどういう風に成長していったか書かれたら

ものすごくお話が浸透してよかったと思えます・・・



それからお気に入りの可南さんの新刊「月のあかり」

真崎さんの雪シリーズの「卒業祝い」

華藤さんの「アマンテ」「サウダージ」の番外編「MI BUENOSAIRES」

米屋さんの「先生はダミー」

弓月さんの可愛いお子様シリーズで「ビタースイートろりポップ」

剛しいらさんは「座布団」シリーズを期待していったんですが、今回は違う作品の番外編でした。


島中を探る間もなく「きつねの間」に移動し

水壬楓子さんの「いろいろ~extra~」

名倉さんは「はじまりは窓でした」の番外総集編の「Beautiful Life」

和泉桂さんの「蜂蜜生活」

他もろもろ・・・全部で32冊・・・・

お財布は寂しくなりました・・・・・

でもいいの心は萌え萌えだから(笑)

相変わらずの小心者の人見知り?なので作家さまに声をかけたり

もしくはブロガー様と思われる方たちにお声をかけたり出来ない臆病さなのでございます・・・

次回はもうちょっと積極的になってみようかな・・(笑)




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BISEXUAL 2 (真崎 総子)

BISEXUAL 2 (デザートコミックス) (コミック)
真崎 総子 (著)


(内容)

男×男×男

イケメン男子3人の三角関係って!?

中一の春、バイセクシュアルの吉馬に、童貞も処女(?)も奪われた七里
以来3年間ラブ 2の2人でしたが、ふとした誤解から別れることに。
傷心の七里はホストの叶さんと出会い、泥酔の末目覚めると
裸で叶さんとベットにいて・・・・?


普段少女 漫画は全然チェックを入れていないので、

これを本屋さんで見たときはうれしくって飛び上がりそうでした(笑)

アニメイトでは売り切れていたのですけど、ジュンク堂では山積み・・・・

アニメイトカードを持つ方はすでにチェックがすんでいるということですか(笑)?


ドロドロとした出生の秘密は、もう関係者たちには公然の秘密なんですけど

ふたりの関係は微妙に応援されておりまして、順調に愛を積み重ねているのですが

ふとしたときに吉馬の父にホスト叶(男)と浮気疑惑が・・・・


それを調べようとした吉馬の態度に不信がわいて別れることに・・・・

やけになった七里は繁華街でホストの叶と出会泥酔し目覚めたらなぜか裸で・・・

ホストの叶は実は七里の父親の生徒だったのですけど

ホストとしても実業家としても才能があって

吉馬の父からは吉馬の補佐として働いてほしいと勧誘されていただけという落ちなんですけど~


まぁいいあて馬というか・・・

実は高校時代からの七里の父に恋をしているという

七里の父は最強の魔性の男かもしれません・・・(笑)


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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