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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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帰る場所 (椎崎 夕)

帰る場所 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
 椎崎 夕 (著)
竹美家らら(イラスト)
 
(内容)
 
室瀬玲一は姉の形見の喫茶店を営みながら、姪・桃子を育てている。ある朝、店の前に男が行き倒れていた。男を家に上げ、介抱する玲一。その男・西崎征一は、七年前に姿を消した桃子の父を思い出させ、玲一はいい感情を抱けない。そんな折、地上げ絡みで嫌がらせを受ける玲一達のもとに、桃子の祖父の使いが現れ、桃子を引き取るといい…。

もうねぇ ひっさびっさの椎崎さんという感じです。

一度ノベルズになっていたそうなんですけど、

それは読んでいないので新鮮な気持ちで読むことができました。

表面的な不幸と本人の心が作る不幸とさまざまな心の紋様が重なって

新しい傷がいっぱいできていく物語でした。



ラブとエッチは、すごくーーーく薄いです(笑)

物語的にはなんというか、起承転結の起承という部分のせいかもしれませんが

今月の中旬にでることが決まっている同人誌に加筆された作品でお話がまとまっていくとともに

ラブも濃くなっていくのかなぁと期待しております。




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宵月の惑い―桃華異聞 (和泉桂)

宵月の惑い―桃華異聞 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
 和泉 桂 (著)
佐々 成美(イラスト)

(内容)
 
義兄への秘めた恋に疲れた雨彩夏は、桃華郷で男妓・聚星に抱いてもらい癒されていた。しかし聚星は男妓を辞め旅立ってしまった。再び訪れた桃華郷で、瑛簫という男妓を水揚げすることになった彩夏。瑛簫は元僧侶で、寺の借金のため、自ら桃華郷に来たという。瑛簫に抱かれるうち、男妓としてではなく瑛簫自身に惹かれていく彩夏だったが…。


なんでかはわからないんですけど、発売日が遅れていたこの作品やっと読み終わりましたー

和泉桂フェアがあるみたいなのでそのせいかもしれませんね

この作品と発売日は未定なんですけど、リンクスロマンスからでる「神子を娶る蛇~神獣異聞~」と

為替で書き下ろし番外編のスペシャル小冊子が手に入るみたいですー

またまた出版社の手のひらで踊りだしそうな予感がいたしますが

喜んで踊らせていただきますよ・・・・(笑)


ということで、この作品は一作目の「宵待ちの戯れ」に出ていた、義兄に恋い焦がれて

どうしようもない思いを抱えたまま生きていくのがつらすぎた青年が

義兄にどことなく似た青年に抱かれて恋を昇華しておりました彩夏のお話でした。

もともと組み立てていたお話ではなく、あくまで脇役として存在していた彩夏でしたので

ご都合主義的なところはいなめませんが

この薄倖の青年が幸せになれてよかったです。


またこのシリーズの発行予定はあるみたいで楽しみです



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生徒会長様のペット (児島かつら )

生徒会長様のペット (ドラコミックス 209) (コミック)
児島かつら (著)

(内容)

お前、オレの犬になれ―― 

生徒会長の藤間は学園でペットを飼っている。それは、1年の中で目立つ存在の仁崎だ。仁崎にセックスを強要し、淫蕩な生活を送っていたが、ある事をきっかけに『誰にも取られたくない』と独占欲にも似た不可解な感情が芽生え始め…?







以前東京漫画社から出版された「蜂蜜の味」以来大ファンな方なんです~

何が気に入っているのかと問われて・・・・・

迷いのない声で綺麗な筋肉に覆われたお尻と太ももですと正直に答えてサインをいただいた大バカ者に

にこやかにサインを書いてくださった児島先生に感謝したいです(笑)

性別受け子というわけでもないのに色気がありまするのです。

もし読んだことがないという方にぜひぜひ「蜂蜜の味」を味わっていただきたいです。


ということで・・・

今回はdrap本誌で掲載されていた本が一冊にまとまっております。

表題作「生徒会長様のペット」は寮を抜け出してバイトと門限破りを犯した下級生の仁崎に

そのことを見逃す代わりに何でもするといった彼をペットにしております。

呼びだしたら下半身の世話を言いつけて碌な会話もない始末

うーん

なんかこう書いちゃったらすごく最低の男みたいなんですけどー

可愛い面もあって、実は独占欲バリバリに強いくせに、恋とは気が付いていないので

人気者の彼が友人に懐かれて肩を組んだり、仲良く会話しているだけでも嫉妬でむらむらしちゃって

夜は躾と称して好きなようにしちゃうんです。

あ・・・こう書いたらなんかますますひどい(笑)

彼への恋心に気がついた瞬間、

藤間にできることは別れを告げるだけみたいな純情で可愛い一面もちゃんとあるのですよー

そんな可愛い生徒会長の気持ちをちゃんと知っている仁崎は

彼に追いすがってせまって藤間の気持ちをがっしりとつかんじゃんです(笑)

あの藤間に「御主人さまなにをしましょうか」と下克上ラヴを表明されたら

もうなんかそれだけで幸せという感じよくわかりますとも。

書きおろしもこのふたりで

もう甘甘なカップルは見ているだけで楽しいです。

綺麗な太ももと筋肉を楽しみたい方いかがでしょうか?(笑)



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カンゴク69 (阿仁谷 ユイジ )

カンゴク69 (ジュネットコミックス ピアスシリーズ) (コミック)
 阿仁谷 ユイジ (著)
 
(内容)

ここは予備校全寮制、自由ナシ権利ナシ、でも恋は止まンNIGHT!! 「カンゴク69」と「ナイチンゲールは夜に啼く」スーパーエロスな2シリーズ収録
☆驚異の両A面コミックス!!
☆表題の「カンゴク69」シリーズは…☆ 地元で一番スパルタな全寮制の予備校で出会った浪くんと市路くん。プライバシー皆無の中、こっそり育むラブ&H!! 指だけじゃ半分だけじゃ済まない、童貞力MAXシリーズ!
 
☆ウラ表題の「ナイチンゲールは夜に啼く」は…☆ 愛仁くんは♂専出張ホスト。いろんなお客にHな奉仕をするのがお仕事。誰にでも一生懸命な彼が、ある瞬間、運命のヒトと出会ってしまう…! BL革命児が贈る、とびきりPOPなラブ&H!! どちらも超傑作、描きおろし「ダツゴク69」も要注目!!


 


うーん なんというか微妙な味わいとでもいいましょうか・・・

「ミスターコンビニエンス」のような軽妙ででも人生の深淵をのぞき見させてくれるような

あの感覚が味わえません。

大好きな作家さんなので期待が大きすぎるというのもいけないのかもです。

なにもしらないまま読んでいたなら間違いなく面白い本ですと言えるんですけどね(笑)

ジュネットという出版社の意向もあるとおもいますが

中身はエロ重点です。

表題作は大学に合格するまでは外に出ることもまあmならない青春を送る男の子たちの

恋のお話です

トイレの天井裏をエロの書庫としてしているので、

みなさん深夜に書庫から自分の萌えの補給をしていたのですが

ある日そこで見かけたのは・・・・月刊さぶカルチャー

友人である市路くんの持ち物だったようです

浪はもともと市路くんのことがなにかと気にかかっていたようですし

その市路くんからフェラしてあげようかといわれて断れるわけもなく・・・

愛と欲望に満ちた二人の寮生活はなかなか楽しそうです(笑)


勉強に愛に欲望にいろいろがんばったふたりは春を迎え

市路くんは大学に合格し、浪は不合格でした・・・

どちらかが不合格だったなら別れようそう決めていた浪でした。

別れの覚悟をきめるために、その言葉を吐き出すために体をつなげるふたり

そのせつなさはやっぱり阿仁谷さんのうまさを感じます。


受験生だったよね・・・・

という気持ちをもう一度味わいたい方いかがでしょうか?(笑)



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眠る劣情 (夜光花)

眠る劣情 (キャラ文庫) (文庫)
夜光花 (著)
高階佑 (イラスト)

(内容)
 
妹が何者かに誘拐された!?内野晶への犯人からの要求は、「おまえの親友の明石章文の結婚を阻止しろ」ということ。なぜ、解放の条件が親友の結婚と結びつくのか?かつて高校時代に、章文に告白され振ってしまった晶。罪悪感を抱きつつも「好きだ」と嘘をつき、婚約破棄を迫るしかない。ところが、なんと章文は婚約を解消!「恋人なら抱かせろ」と貪るようなキスをしてきて―。






高階さんの美しい挿絵に誘われて購入に・・・
 
夜光さんのサスペンス2時間ドラマですのでぐいぐいと読ませていく展開があるのですが

ちょっと残念なのはなぜ主人公の内野晶(受け)がそこまで犠牲的な精神に至るのかという

位置づけがちょっと弱かった点です。


幼いころから自分が美しいため妹といつも比べられては妹に負い目を感じさせていたこと

友達と遊ぶために縋りついてくる妹を振り切ろうとしてけがをさせたこと

そのことによって素直に人を愛することができず

ましてや恋とか、肉体的なふれあいなどすべてに嫌悪感を感じていた・・・・

妹をけがさせたことで妹の我儘を聞いて甘やかしてしまうくらいは理解できますが

そのために人と触れ合ったり、恋することに嫌悪感を感じてしまい

人間らしく生きてはいない・・・・というのはちょっとエピソードとしては弱いという感じですので

妹のために犯人の言いなりになって親友の結婚を阻害しようとして

心のこもってない告白をしたり

ましてや触れ合うことに嫌悪感まで感じていたようですのに

弄られるような性行為で隠されていた自我が簡単にあらわれて乱れるというのが

納得ができないとまではいきませんが

エピソードとしては弱いのでお話が面白い割に肝心の主人公の気持ちになって

事件が展開していくことにドキドキしたりすることができにくいと感じました。


事件としてはけっこう面白い展開でまとめられていたし

最後の最後のくる主人公がほんとうは何を考えていたのかというエピソードがよかったので

そこだけが残念です。


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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