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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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たかが恋だろ (山田ユギ)

たかが恋だろ (ミリオンコミックス Hertz Series 61)
 英田 サキ (原作)
山田 ユギ (著)

 




(内容)


この本フェロモン塗ってありませんか…!? 石原 理


倉田泉巳は、ある朝、思いがけない男と再会を果たす。
それは中学時代の親友であり、
卒業式の日、理由も告げず自分を拒絶した男、高津戸真だ。
なにごともなかったように振る舞う高津戸に、
泉巳は戸惑いながらも嬉しくもあった。
一方、義兄の椹木とは良好な関係を築きつつも微妙な緊張感を抱えていた。
そんなある日、高津戸は椹木に嫉妬のようなものを見せるのだが…
過去を抱えた大人の男たちの恋の物語登場!!
雑誌で掲載されているときにチラチラ読みはしましたが、
 基本(ここ重要w!)雑誌購入は場所を取るし、
なんとなく値段以上の満足感がないので買わないことにしているコミックス派なんです。

子連れの男同士がであう、というところはなんとなく、あの「子連れ狼」さんを連想させてくれるシーンでしたが
今回子連れさんは一方だけで、
もう片方は姉の子の送り迎えをしているだけでした。

でも、山田さんが書くお子さんも元気いっぱいで、可愛らしくて
おこちゃまずにやられてしまいそうでしたが
英田さんの原作でもあるし、おこさま可愛いだけの漫画ではありません。

ちゃんと裏に隠された運命というか、事件もきちんとあって
過去の思い出とか、いまの自分たちのこととかも複雑に微妙に重なり合っていて
おもしろい展開・・
というかベタベタな展開が最後まで続いておりました。

たかが恋なんて言うものに振り回されて踊らされて
人間の業って深いけど
それがなきゃ人間として楽しくないだろ?

ということが言いたかったんでしょうか・・・・・(笑)?

書き下ろしの漫画で夜の行為におよぼうとするふたりなのですが
なぜか、いつもいいタイミングでお子様に邪魔されているようです・・・(笑)
まだまだ新婚さん気分が抜けないときは
お子様には昼間の活動をしっかりしていただくしかないのではないのでしょうか(笑)


あとがきで、自分の妹の夫でもあった泉巳にずーとひそかに恋をしていたヤクザの兄貴でもある
椹木兄ですが
英田さんんも、山田さんも 受け だろうと思うと書かれてておりましたが・・・

あたしの感覚では 攻め でよろしくお願いいたします(笑)





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リンクス小冊子感想続き(笑) その二

もう、今日で終わらせたいので続いて小冊子感想を・・・

あたしにしては珍しい丹念さ(あくまでも当社比だとわかっております・・・)


「忠誠の代償」 六青みつみ(著) 東野海(イラスト)

またけも耳でした(笑)

この世界では人は魔界から湧き出てきて襲撃を繰り返す妖魔からわが身を守ってくれる守護聖獣が必要で
獣もまた単独ではこの世界にうまく適応できない。
だから人と番になることでこの世に定着する。

カザン帝国の第四皇子ヴァルには本来番う相手がきまっていたのだが
偶然出会ったクークルガン種のキリハと出会い番うことになった

本来番う聖獣に対して、雑種であるというコンプレックスが大きいキリハ
そのうえ自分はまだ幼く宮廷での礼儀も何も心得がない・・・

また皇帝の後継ぎをめぐる戦いもあり
キリハの困惑はおおきかった。

そのキリハを慰めようとしてヴァルはキリハを抱きしめ愛撫するのですが
もしかしたらこうしているのは自分ではないかもしれないという不安なキリハに対して
「自分の意志でお前の主となることを選んだ」と言い切るヴァルは男らしいです(笑)

最近のけも耳ブームも多々あるのですが、
六青さんのファンタジーの世界に魅入られてもいるので
この作品もぜひぜひ一冊、またはシリーズ化してほしいです。


「つれない背中」 可南さらさ(著) 北村小梅(イラスト)

加倉井家の奇妙なしきたりがあって、なぜか男同士で婚礼をあげております。
星野りりいさんの「花嫁クン」を思い出しました(笑)

家の奇妙なしきたりにあらがえない直系の孫の凪
そんなしきたりに便乗してでも欲しかった存在は涼しい目元に眼鏡がよく似合う青年生馬だった

生馬がたぶんじぶんのことをくだらないしきたりに従うアホなボンボンだと思っていても
恋しさでいっぱいの凪にとってどうでもいいことなんです。

そして生馬にとってはたんなる旅行でも
凪にとっては新婚旅行なんですよねー

その大事な新婚旅行中に無粋な仕事の電話に没頭している生馬
その時間すらつい彼に見入ってしまう凪なのでした。

凪が望んだ結婚なのだと生馬に気づいてもらえるまで二か月
いまでは夫婦としての時間をもつようになっていたのだけれど
もう四年もしたら凪の妹が16歳になり、そうしたら生馬は妹の婿になる・・

それでもいい
この思い出と、「好き」の一言さえくれたら自分は多分一生幸福に時を過ごせれる・・・・

そんな凪の気持ちを一番しっているのは、やっぱり生馬で
そんなふうに思っているなら一生言ってやれないと
甘い抱擁で凪を愛撫しながら告白するのでした・・・

短編ながら可南さんらしいせつなさ満載で、
これがよめただけでも小冊子のためにがんばってよかったと思えました。

これもー新書化してくれませんか(笑)? 



こういう楽しさ、わくわく感があるから全員プレゼントの小冊子に振り回されてもいいんだとおもいます(笑)








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リンクス小冊子感想続き(笑) その一

もしかしたら、みなさん本がもう届いていて

こんな感想&あらすじはいらないんじゃなかろうかという不安に襲われながらも

書いています(笑)



「逃れて」  佐倉朱里(著)  朝南かつみ(イラスト)

誰もいないローカル線の列車の中でねむりを貪る和服の青年と

肩を貸しながらその青年を見守る青年

和服の青年には腕にまがまがしく、あやしい紋様が、あざのようにも刺青のようにも見えている。

急にその紋様が表れたことで不安の境地に陥り、幼馴染であったその青年と連絡を取り

愛をたしかめあうのですが

その紋様になんの意味があるのか、

そういう記述がなかったせいか二人の逃避行がちょっと意味不明すぎでした。


「灰色の海に・・・・」 火崎勇(著) 笹生コーイチ(著)

冬の海で立ちすくむ青年と背後からその青年をきつく抱き締める青年

印象的な絵のテーマは「宿命」だったそうです。

寂しくも暗い冬の海はまるで松本の人生のようだと思っている。

一瞬だけ明るい白波になれたような気がしても、

すぐ灰色の波に飲み込まれ岩壁にあたって砕け散って波頭。

それすらも自分のような気がしてしまう。

愛することができた人に出会っても、彼は刑事で仕事のために自分を利用していただけだった。

それでもよかった。

利用されている間だけでもそばにいられたら・・・・・

「この事件が終わったら一緒に暮らそう」

そういってくれた男のために頼まれてもいないのにオーナーの部屋に忍び込んで、

殺されかけ反対にそのオーナーを殺してしまった。

終わりを迎えるために選んだ場所は

彼の故郷の海だった・・・・。

最後に彼を抱きしめて語る大人の男の言葉が素敵でした・・・

これも、できたら親書でよみたい~(笑)


「赤い小鳥」 椹野道流(著) カズアキ(イラスト)

日本画の作家 × 駆け出し画商

憧れの作家さんの絵がほしくて、押しかけていく画商

彼を一目見て名前も素性も聞かずに招きれる作家

絵が欲しいとこうと、作家は「君がモデルになってくれたら」と言う

もうこれ一目ぼれ同士なんですよね。

挿絵に合わせてどこか隠微な魅力が楽しめました(笑)


「指きり」 水戸泉(著) 斑目ヒロ(イラスト)

刑事×刑事 年下攻めさんでした。

殺された遺体の指だけを切っていく連続殺人魔の張り込みをしている二人

車の中でふたりっきりで指を舐める年下の男

それに翻弄される先輩刑事・・・

指ぜめ(笑)?




長くなったので次に・・・・

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リンクス6周年記念プレシャスBOOK届きましたー♪

忘れたころにやってくるのはこれ

そうそう

全員プレゼントです~♪

今日はリンクスの6周年記念プレシャスBOOKがとどきましたー

でも・・・まだ「交渉人&デコイ」はとどきません・・・・

「届きましたー」という記事を見るたびに郵便事故かもしかしたら最悪申込わすれかと

心いためる日々です(笑)



リンクスの全員プレゼントは、新書版のリンクスと同じ大きさで

ページ数は約140p程度

小説リンクスの表紙とか、ポストカードで発表されていた絵にお話がつけられております。


「甘い薬」 夜光花(著) 松本テマリ(イラスト)


最近体調が悪くなりがちな拓海は保健室通いが日常となりつつある。

保険医の遠藤は「いい薬をあげるよ」という甘い言葉とともにキスをひとつくれる

「特別に気持ちの良くなる薬」の効果は大きくて・・・・

もうやめようと思いながらも、また調子が悪くなると保健室に通ってしまう。

しまいには薬を飲むたびに自慰をしてしまうように・・・・

短編ながら綺麗にまとまっていて夜光さんのうまさが出ていたと思います。


「あなたの脚に恋をした」 清白ミユキ(著) 高座朗(イラスト)

脚というか、先輩社員のテニスで鍛えたきれいな脚に一目ぼれししちゃった揚句

部下というか教育係になっていただき

あまつさえ・・・資料室でズボンを脱し触りまくりの舐めまくり・・・

脚から始まった恋の顛末もちょっと気になる作品でした。


「ここへおいで」 深月ハルカ(著) カズアキ(イラスト)

またもやけも耳にしっぽがついた可愛い絵になんかやられております・・・

傲慢でも傲岸でもないけど・・けも耳がついているというだけでなんか萌え萌えしてくる

最近の自分にとまどいがちです(笑)

野良猫だった自分をひろってくれた血統の良い舎監長のエツ

隔離され管理された社会では生きづらさを感じる元のらのヒロ

雨空の下自分に「おいで」と声をかけてくれたあのときからエツはヒロにとって特別の存在


「恋愛嗜好論」 かわい有美子(著) 円陣闇丸(イラスト)

「攻×攻」特集のときの表紙でしたので、もう水もしたたるような色気と男くささ満載の円陣さんらしい

綺麗な表紙でした。

国立大学の教授である佐伯は母がドイツ人であるためか色白で瞳はグレー

全体的に北方ドイツ人である容貌をもっているが

目元は父親ににてやや切れ長でオリエンタルな雰囲気がある。

警視庁捜査一課に勤務している宗像

高校時代同級生でもあったふたりだったが、佐伯が犯罪心理学の専門家となっているために

仕事の上でも協力体制をとることがある。

一連の事件の協力要請の後も、同級生の気安さで恋について語り、セックスについて語り

白熱した議論を交わしながら

最後は美味しいコーヒーを飲みながらお互いがお互いを誘い合って食事をする約束を交わすんです。

もうね、人物の説明から二人の会話が非常に濃いのです。

ほんの10Pとは思えない濃厚な感じがありました。

これからふたりがどういう議論しながら恋をしていき

夜の営みをしちゃうのか興味深々です。

この作品はぜひぜひ新書化希望したいです。






長くなったので・・続きの作品は明日で(笑)

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ハニートラップ (高井戸あけみ)

ハニートラップ (ディアプラス・コミックス)
 高井戸 あけみ (著)

 
(内容)
 
メークアップアーティストの品崎は、行きつけのバーで謎めいた青年と出会う。彼との逢瀬を続ける中、品崎の事務所で事件が起き……? 華やかな世界の裏側で繰り広げられる、アダルト・ロマンス。

表題作「ハニートラップ」
「サタニストの愛情」
「その件につきましては」
豪快なエロがあるわけでもなく、

登場人物の顔がちょっと似ている方が多いので 見分けるのに時間がかかるなどと

いろいろ思うことはあるのですが

登場人物のみなが個性的で不思議な魅力があるので

いつもいつも迷わず作者買いさんの作家さんです 。

今回は短編集のあつまりですが 表題作の続きというか・・・

一コマ漫画が表紙と裏面両方にありました。
 
個人的にはカバーしたにも書いて意表を突いてくれる方大好きですので とっても嬉しいです(笑)


「ハニートラップ」 

題名そのままに甘い罠をかけ合って、愛情を深めていく物語です。

メークアップアーティストの品崎×大学生でもありホストでもあり、ファミレスでバイトする苦学生

いきつけのバーで出会った青年は謎めいた魅力を持っていた。

その青年と恋の逢瀬を重ねていくうちに

青年と職業上で彼の仕事のアイデアを知りたいと思っている敵対しているメイクアップアーテストとは

ホストとその客という関係だった。

青年に魅かれていた品崎は騙されてもいい覚悟で青年の借金を払う覚悟をするのだが・・・

いつのまにか品崎に魅かれていた青年は

正体のばれたスパイとして拷問?されて口を割らされておりました。

「好き」の一言を言わせるためにあそこまで甘い拷問が必要なのようです。

腹黒いいい人の攻めが最後に選んだハッピーエンドはちょっと黒いです(笑)



「サタニストの愛情」

黒い大人がストレスがたまったら神様の顔をした悪魔になれるというお話でした。

悪魔に魅入られてだんだんとうぶで何も知らなかった青年が大人になって

華開いていくように化けていくところがおもしろかったです。




「その件につきましては」 

ある意味前向きなゲイである前島が恋している先輩が最近なんとなく元気がない

それは彼だけを見ている前島だからこそわかるような変化なのだったのだけど

なんとなくナーバスで美しいしぐさが緩慢であるような気がする。

もしかして最近結婚がきまった同期の女のひとに恋をしているんだろうかと不安になる前島だった。

ある日仕事上のことで先輩にささやかなだけど頼もしい感じでフォローできた前島は

先輩と飲みに行き、酔っぱらった彼を部屋まで送っていった。

彼女から結婚式のスピーチを頼まれて急に酔いがさまていく先輩のマンションで待っていた人は・・・

そう先輩が恋していたのは実は彼女ではなく、彼女の夫となるよていの彼だった。

未来のない恋だからと先輩が捨てられたことをしる前島。

そして自分を捨てた男に向かって前島とのキスを見せつけて

合鍵を前島に渡してくれという言葉をいう先輩がほんとうに男前でかっこよかったです。

未来のない恋だと思う男にもうこれでふたりの時間は終わったと残酷に言いはなってはいましたが

その実、もう自分なんかに未練をもつなときっちり優しく最後をつけたと思います。

一晩寝た後ですっかりもう憧れの先輩の手のひらの上で転がされて喜んでいる前島君

・・・・・

とりあえずがんばれのエールを送りたいです(笑)







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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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