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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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きみが恋に溺れる (高永ひな子)

 

きみが恋に溺れる 第2巻 (あすかコミックスCL-DX) (コミック)
高永 ひなこ (著)


(内容)

呉服屋・藤乃屋に勤める陣内和史の上司は、社長令息であり店長の主藤礼一郎。最初は礼一郎に反発していた陣内だが、色々とあって今は恋人同士だ。そんなある日、礼一郎に対し陣内の先輩である鬼島がちょっかいを出してくる。
鬼島に全く警戒をしようとしない礼一郎に苛立ちを覚える陣内。その上、礼一郎に見合いの話があることをしり…?不器用な大人たちに訪れる恋の危機の行方は?描き下ろし漫画も収録!


金曜日の夜にやっとコミコミさんからの荷物が届きました・・・
 
長かった・・・
 
「流星シロップ」のコミコミ特製小冊子と

「恋する暴君」の架け替えカバーがほしかっただけなんですけどー

つい、送料無料にしようかとほかのほしい本も合わせて買ったのはいいんですけど

なるべく早く手に入れようと思ったら、代金引き換えが一番便利なんでついそちらに手をだしちゃうんですけど

代引きにしたら送料無料にならないんですよね・・・・

気長く待てる性格にならなきゃお得な生活はできないようになっているみたいです・・・



ということで、本当は金曜の夜に書くつもりの記事を今書いて…

日にちだけ金曜にするという

姑息なことをしています(笑)



恋しい気持ちを確認しあってもまだなの不安・・・というか

ふたりともお互いが好きだと確認しあってもなお、ちょっとしたことで嫉妬の気持ちがでてきます。

甘アマいちゃいちゃのスパイスにしたいだけのような気もしますが・・・・

まぁこれも恋の熟成までの過程をふんでいるんでしょうねぇという

大人な意見を(笑)

あて馬の陣内の先輩が実は陣内狙いというのもなんか新鮮な感じです

さすが高永先生目の付けどころがいい!!

あて馬さんに遊ばれて・・

陣内への恋心に心動かされて

どんどん成長していって妖精さんから人間に変化していく礼一郎さんが書き下ろしで書かれていました。

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茨姫は犬の夢を見るか (玄上 八絹 )

 

茨姫は犬の夢を見るか (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
玄上 八絹 (著)
竹美家らら(イラスト)

(内容)

警視庁の非公式部署に所属する刑事・奥村智重には「犬」と呼ばれるパートナーがいる。「主人」である智重を守るため、危険に飛び込む「犬」・石凪信乃。ようやく想いが通じ合った二人だが、ある日、智重の先輩で元特殊部隊のエース・玖上禪が着任、禪の「犬」である五係所属の謎の多い分析官・篠宮犬姫とともに智重・信乃は任務に就くことに…。
昨日感想を書いた「しもべと犬」の続きなのかなと思いながら
 
これもルチルのフェアーでSSペーパーもらいたさに購入・・・

でも、これも買って損はなかったと十分思わせてくれました。



前半は「しもべと犬」のカップルのその後

あれだけ智重の心の固いガードに阻まれて、愛されたい犬の欲望が満たされなかった信乃ですが

智重とふたりで時間とか、感覚を共有することで新たなつながりを得

落ち着いたカップルになっておりました。


今回は新たなる事件が発生し、

元特殊部隊のエース・玖上禪が着任

禪の「犬」である五係所属の謎の多い分析官・篠宮犬姫が活躍しております

禪もなかなかくせものてきな存在でしたが

その禪に恋い焦がれて感情とか体のすべてで欲している犬姫がツンデレ受けくんで好みでした


このカップルに協力しながら、事件解決にむかっていくのですが

その事件のあらましがちょっとわかりづらい面がありましたものの

特色のあるカップルの魅力は大きかったです。




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しもべと犬 (玄上 八絹 )

 


しもべと犬 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
玄上 八絹 (著)
竹美家らら(イラスト)


(内容)

警視庁の非公式な部署に属する刑事・奥村智重は、人間の細胞から作られた人型の「犬」と呼ばれる生命体・石凪信乃を与えられ、組むことに。自らが傷つけられることなどものともせず、危険の中に飛び込む信乃。「主人」である智重を恋い慕う信乃に、智重は冷たい。時には身体を繋ぎながらも、信乃は智重との距離に心を痛めているのだが…。
ルチルオリジナルSSカードプレゼントフェアで、
 
お目当てのSSをいただこうと思ったら ルチルの本を買わなきゃいけなくて

でも、ここで問題が(笑)!!

お目当ての本とか、作家さんの本というのはたいがい購入済みなんですよね~

↑辛抱がきかない性格なんで・・・・

うーんと悩んだ末、以前から気にはなっていたんですけど
 
購入する気持ちまではなかったこの本と

スピンオフの「「荊姫は犬の夢を見るか」を購入しました。

もう出版社の手のひらで遊ばれまくっていることははっきりと自覚はしているんですが・・・
 
なにもかも読んでみたいというコレクター気質とでもいいましょうか

この貪欲さがなくならない限りどうしようもないと思います。
 

警視庁の非公式的な部署に属する刑事・奥村智重(攻め)×人間の細胞から作られた人型の「犬」石凪信乃

ぶっちゃけ思いがけなくおもしろかったです。

なんで今までよまなかったのあたしの馬鹿!
 
という気持ちもできた本でした(笑)

人間の形をしているとはいえ、

根本的なものは犬ですから

すごくご主人さまを愛しているこの信乃がほんとうに可愛くて愛おしいです。
 
どこまでも御主人である智重に懐いて、信頼し愛してはいるのですが
 
智重は信乃を抱きもし、生活は共にするのですが

信乃に対していつも厚い壁を隔ててけっして心の中にはいれてくれません。

ともに生きているのに、遠い智重を想う信乃の気持ちがせつなくてとてもよかったです



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玉の輿でいこう!(あさぎり 夕)

 

玉の輿でいこう! (コバルト文庫) (文庫)
 あさぎり 夕 (著)
街子マドカ(イラスト)

(内容)

小さな出版社のギャル雑誌で活躍するモデル、桜野ヒカリ。実は男性モデルとしては身長が足りず、女装で仕事を手に入れたのだ。これまでの不運な人生を逆転させようと“玉の輿計画”を立てて、大手出版社のパーティーに出かけたヒカリが、文字通り「ひっかけた」のは、お目当てのカリスマ編集長ではなく、鹿島東吾という経理部の男で!?あさぎり夕が描く、ボーイズ・シンデレラ・ラブ。
キラキラしい表紙にピンクピンクしておりまして・・・

一瞬これがあさぎりさんの本とは気がつかなかったです。

はるかはるか昔「なかよし」でかわいらしいお話を書いてらしたかたでして

いきなりのBLに転身で驚きましたが、あれから早幾年たちましょうか

いまでも何となく出るたびに買い続けている作家さんです。



今回は 同棲していたモデルの彼女から勧められて女装で仕事をしているモデル桜野ヒカリちゃんの

けなげででもそこか可笑しくも楽しい一冊でした。

綺麗な容姿を生かしてモデルとしてがんばっているのだけど

身長が足りないために男性モデルとしてはいまいちだったヒカリ

女装で女性モデルとしてそこそこ売れてはいるのだけど

仕事をしていた雑誌が廃刊になり

彼女からも、自分の彼を紹介され玉の輿にのることを説明され

住んでいる部屋からもでていってねと言われる始末・・・・・

自分も玉の輿にのりたいと、元彼女のご主人になるカメラマンの紹介で

大手出版社のパーテイーにでてチャンスをつかもうと決心するのです。


男の子が玉の輿・・・

まさにBLファンタジーの王道でしょう!!

そこにはなんでやねんとか、そんあわけあるかという大阪の突っ込みもいれれません(笑)



パーテイーではヒカリがひっかけようとしたお目当てのカリスマ編集者ではなく

酔っぱらった経理部の男で

そのまま流されて一夜をすぎしちゃうんですけど~

目覚めたらなにこかもに細かくてまさに経理部の管理がふさわしい鹿島東吾でした。



流されやすくてあんまり考えていないヒカリと

なにもかも黒白はっきりつけたがる東吾のかみ合っていそうで

まるきっり噛み合っていない会話はテンポもよく楽しかったです。


ほのかに東吾に恋の気持ちを抱いているヒカリでしたが

はっきりと「男とは結婚できない」といわれて泣く泣く諦めようとするシーンは

ほんとうに哀しいです

生まれてすぐに捨てられて孤児院でそだったヒカリにとっては

他人はどんなに仲良くなってもいつかは離れていかなければならない人でしかなく

玉の輿だのなんだの口ではいいながら

ほんとうはずーと自分を愛し大切にしてくれる存在を探していただけなんです。

朴念仁の東吾の気持ちは熟成まで時間がかかりますが

いったん熟成されたら、もうちゃんとヒカリを守っていってくれそうです。



突っ込みどころはたくさんありましたが

キラキラしたピンクの玉の輿を楽しみたい方いかがでしょうかw?

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ナルシストの憂鬱(西江 彩夏)

 

ナルシストの憂鬱 (ビーボーイノベルズ) (単行本)
西江 彩夏 (著)
金ひかる(イラスト)
 
(内容)

「絶対に恋になんかならない!」精悍で色男、職業・司法書士。だけど性格は、自意識過剰なナルシスト。藤中にとって山田は、外見だけは好みな尊大で横暴な隣人だ。しかも初めて出会って以来、お人好しで面倒見の良さが災いしてか、なぜか山田の世話を焼くはめになってしまう。さんざん山田に振り回されげんなりしていた藤中だが、二人の距離が縮むたびに、山田の素直で嘘を言わない真摯な言葉に心がときめいて…。
新刊で買おうか・・・ いやいやそれともヤ〇オクでと

悩んでいるうちにはや6月

また次の新刊がでてしまう~~ということで、結局本屋さんで購入しました。

最初からそうすればよかったのにね(笑)


あとがきによるとデビューノベルズということでしたが、

これがデビューということが信じられないくらい

突飛な設定のキャラクターを達者な文章力で納めているなという印象が残りました。

そう(笑)!!

ほんまにキャラクターたちが個性的で楽しかったです。

山田は精悍で色男でまじめな司法書士さんですが、

じつは傲岸で傲慢で自意識過剰なナルシストさんなのですー

しかも、その自意識過剰ぶりが世間の斜め45度くらい曲がって変な方向にねじ曲がりながら

常に飛んでいるような反応なんです。

その変人の隣人である、藤中はつねに面倒をかけられまくりで辟易しておりましたが

山田という人間に振り回されながらも、なぜ彼がこう育ってしまったか

そして、超マイぺースな行動の裏に潜む彼のコンプレックスや優しさ

子供のような純真さを知ってしまい

なんとなく彼に魅かれていって・・・落ちてしまったのですー

藤中の告白によりふたりの関係は終わりになったと思っていたのですが

そうはどっこい!

また変な考え方というか・・・なんというか

藤中を大事にしたい気持ちがあるといいながら、「お試し期間」で「据え置きの恋」などという

突飛な提案をしてくるのです

そんな山田の気持ちは藤中を傷つけてしまうのですが

惚れてしまったのは藤中なので、それだけでもいいとこの切ない恋を始めてしまうのです

どこまでも自分に正直な山田の気持ちでふたりははれて両想いになるのですが

最後まで藤中を受け入れられないというか・・・

実はかっこういい男 山田 30歳なんですけど、さくらんぼちゃんみたいでして

セックスがこわいなどとのたまって

身も心もひとつになりたい藤中の気持ちを傷つけてしまうのです。


うーん

こうも書いてしまったらなんて極悪非道な男なんだと思うのですが

それでも、やっぱりどこか可愛くて幼子のような山田が愛おしい藤中

藤中ののようなせつなさで胸が絞られる恋のお話はほんとうにこのみで美味しかったです


面白いキャラとせつない恋の話をたのしみたいかたいかがでしょうか?





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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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