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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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凶悪なラブリー ~もふもふしないで~ ( 真崎ひかる)

凶悪なラブリー ~もふもふしないで~ (二見シャレード文庫)
真崎 ひかる (著)
タカツキ ノボル (イラスト)




(内容)

……愛してるよ、子犬ちゃん
隔世遺伝で尻尾が生える体質の孝太郎。満月の夜のみ出現するソレを誰にも知られまいと、他人との接触極力さけていたのだが――

クールな美貌と無愛想な態度で他人を寄せつけない孝太郎と、人懐っこく社内でも人気者の相馬東吾。部署も違えば性格も正反対の相手だが、
隣に引っ越してきて以来、なぜか相馬に「コタロー」呼ばわりで懐かれ、何かとかまわれる日々。しかし、孝太郎には誰にも言えない秘密があった。
それは、満月の夜にのみ生える――ふさふさの尻尾! しかも発情のオプションつき…。なのに相馬にキスされ予定日でもないのに尻尾が出現して
しまい、あろうことか敏感なソレを思う様撫で回されて……。



真崎さんの本はシリアスなもの以外手に入れないと決めているんですが

犬の尻尾と背景の可愛い絵柄に魅かれて購入に。

隔世遺伝で満月の夜にしっぽが生えてしまう体質をもつ孝太郎

自分の秘密をしられたくはなかったし

なによりもこの尻尾のせいで両親に見捨てられたトラウマがあるので

人に対してなにかと距離をもってしまう。

その孝太郎にやたらとなついてきてひっかきまわしてくれる相馬東吾は

人懐っこくてフレンドリー

誰からも好かれる相馬が孝太郎に構うわけは・・・・

コウタローという名前の飼い犬に似たかわいらしさを持っている孝太郎なのだけど

いまいち二人の想いというか、考えは噛み合わないようで(笑)

可愛くない返事を孝太郎本人がしても尻尾は気持ちを雄弁に語っていて

相馬とのラブラブな毎日は楽しそうでした。



個人的な好みでいえば、尻尾もいいのだけど

可愛い耳もできたら生えてほしかった・・・・(笑)





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自動昇降恋愛 (桑原 祐子)



ビーボーイコミックス
自動昇降恋愛
◆作家名 桑原 祐子


◆あらすじ 父の入院で社長になっちゃったお気楽フリーターの祐介。仕事もせずにぶらついていた会社のビルのエレベーターで、ぐっすり眠りこける美人・湊に出会い──。ミニマムな空間で恋を育てる大人気シリーズvコミックス化! ショート描き下ろしあり!



エレベーターのことを自働昇降というんですかーと気がついた最近

かわいらしい絵柄に惹かれて買っちゃった一冊です

有名大学をでて、美貌とお金に困らない人生を送ってきた佑介の現在の仕事はフリーター・・・

お父様は社長であらっしゃられるんですが

お気楽で能天気で生きてきたんですが、そのお父様が病気で倒れたので

急遽代役・・というかお飾り社長の椅子に座ることに

家の仕事にも興味がなく、会社の概要さえも知らない息子に鍛えるチャンスをくださったようですが

息子の方はその意図を読み取ることなくぶらぶらと会社での時間を過ごしておりましたが


その自堕落な時間を一変とさせたのはエレベーターの中でねこけちゃうほど自分の仕事とか生活に頑張っている湊の存在です。


と、一話目はなかなか好味のお話だったのですが

二人の思いがかなってカップルになっちゃうとなんか登場人物の性格が豹変?しちゃって

あれだけ仕事にも生き方にも頑張っていたはずの湊がやたらネガティブになっちゃっていて

やがて来る別れに常に覚悟を決めていて

この一瞬だけの幸福を貪るだけの恋のお話になっちゃってました。

以前の恋の傷から立ち直っていないせいかやたらトラウマがあるようです。

このトラウマのせいでやたら考え込んで自分の中でだけで自己完結する受けくんは割合に好きなのですが

なんか今回はあたしの萌えつぼではなかったような・・・



せつな系で線の細いかわいらしさを堪能できるかたにいかがでしょうか?






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リンクス2月号

6周年記念特大号&2号連続プレシャスBOOK全員サービス実施!!

  
2008年度の小説リンクスに掲載された表紙とポストカードのイラストに豪華作家陣がオリジナルストーリーを付けて、1冊のノベルズにまとめたプレシャスBOOKを応募者全員にサービス!


につられてまたまた雑誌を購入・・・・・

もうこれはどうしようもない癖なんだと思うことにしました。

病気ならいつかは治るかもしれませんが

癖なんて死ぬまで治らないもんです(笑)

思いがけない収穫と

とんでもない失態がありましたが楽しく読めました。


 
 

「ソライロ学舎」沙野風結子×真生るいす
素行不良で全寮制の高校に転校させられた音春は、同室の優等生・片嶋の態度に苛立ちを覚えるが……。



沙野さんというと「蛇淫の血」とか「蛇恋の禊」のようなドロドロした雰囲気が思い起こされるのですが

これはなんというか、そういうものとはまったく違っていて

さわやかなものを感じました。

不本意な理由で全寮制の学校に押し込まれた音春が

同室の優等生・片嶋の態度にいらだちを感じながら

それでも魅かれていく過程が丁寧に描かれていました。

こういう作品も書かれる方なんですねぇ。

新書化がいまから楽しみです。




「ファザーコンプレックス」 水名瀬雅良
待望の新連載開始!! スタイリッシュな男たちの恋が始まる──


水名瀬さんの作品は最初から落ちというか進行が目に見えるのですが

それでも、そこまでの過程を楽しめるので、これからに期待しております。


あと、思いがけなく楽しめた一作は

「きらいきらいすき。」栗城偲×高宮東
憧れのあの人の本性は、オネエ言葉のいい加減な男だった…!!

高宮さんのかわいらしい絵柄と雰囲気があってその世界をますます高めているという感じがしました

文章もういういしかったです

失恋したての自分の髪を素敵にスタイリストしてくれた憧れの美容師さんに近づきたくて懸命に努力した泉水

ところが~

彼はおねぇ言葉のとんでもない美容師さんに変身していたので・・・

コミカルで切ない恋のお話は大好きなので一目で心奪われたのですー

でも・・・・

とんでもない失態というのは・・・・

全員プレゼントの申込用紙目的だったのでろくろく読みもしないうちに

きりきりしたページが

この小説のラストシーンだったのです・・・(;;

リンクス出版者様にお願いがしたいです・・・

せめて申込書は・・・なんの実害もない広告の裏とかにしていただけないでしょうか・・・・・




明日本屋で最後のシーン読んでこようと思っております・・・



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キケンな誘惑 (遠野 春日)

キケンな誘惑 (ダリア文庫) (文庫)
遠野 春日 (著)
金ひかる[イラスト)

(内容)


祐徳昶は37歳の若さで大手ビール会社の営業部長。バツイチで中学生の息子がいるが、端整な容姿で有能な昶に憧れる社員は多い。そんな昶の恋人は、25歳の同性・天草史朗。職場でも家庭でも決して明かせない恋。迷い揺れながらも互いを求めてやまない大人の恋愛を描く「恋かもしれない」。息子の要カップルも登場する「メロウ・ラヴァーズ」の他、書下ろしを含む短編2作品も同時収録。






「恋かもしれない」


端整な容姿で有能な昶は学生時代の恋愛結婚をし一子をもうけたものの

淡白な性生活ゆえか、はたまた忙しすぎた仕事のせいか

妻と心も体も共有できなかったせいか子供を引き取り離婚となる

甘えることの苦手な子供要を愛してはいたけれど

もともと愛し方が淡白というか、末っ子で愛されて育ったせいか愛することがうまくないせいもあって要とうまく交流できないままだった

それもしょうがないと何となく過ごしてきたいままでの人生に転換期が訪れた。

天草史郎との出会いから始まっていく・・・

告白からはじまってデートを重ねていくふたり

大人同士とはいえ、甘えさせてくれる史郎に心地よいものを感じていく昶

その関係に心地よさは感じていても、それ以上進める気はなかったはずなのだが

ある瞬間から変わっていく

愛される心地よさを知って体を開く喜びとともに心を開く喜びを知っていく昶

前作 「危険な遊戯」の高校生カップルもよかったですが

妙に純情で乙女な大人カップルもなかなかよかったです

単にオヤジ受けが好きなせいかもとつぶやいてみる・・・




「メロウ・ラヴァーズ」

息子の要に自分の情事を知られてしまった昶の可愛い雰囲気が楽しかった(笑)

いたたまれない気分を、息子に恋人に紹介することで払拭していく大人の知恵が素敵・・・(たぶん


他にも要の親友である真行寺の恋もはいっていますー

人当たりがよくて、頭が切れるけどやや腹黒くて、でも人間味がある真行寺が幸せになってよかったー

書き下ろしのお話は家族?のカップルで温泉旅行にいっちゃうんですよー

スキーを楽しむ子供カップルに隠れて温泉であんなことやこんなこと楽しむ大人たちを楽しみたい方いかがでしょうかw?



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キケンな遊戯  (遠野 春日)

キケンな遊戯 (ダリア文庫) (文庫)
遠野 春日 (著)
金ひかる(イラスト)




(内容)

完璧主義の優等生・祐徳要は高校2年の夏休み、ハメを外して遊ぼうと決めていた。ある夜、歓楽街で出会った広瀬雅之という大人びた少年に惹かれていく要。しかし、雅之が同じ高校の転入生だとわかり、要はつい嘘を吐いてしまった。自分の名は「薫」で生き別れの双子の兄「要」が同じ高校にいると。恋に落ち互いに夢中になる二人。だが新学期になり要の嘘が破錠する日は迫っていた。




完璧主義で甘えるのが苦手な祐徳要はまじめで頑固な自分自身からの解放を願って

高校2年の夏を楽しもうとしていた。

歓楽街で楽しんでいた3日目

薬を使って男たちにもてあそばれそうになっている自分自身への身の危険を感じていた一瞬からこの話ははじまる。

それは広瀬雅之という大人びた少年との出会いだった

初めてであった時から魅かれていたのだけど

彼広瀬が要と同じ高校に転校予定と聞いた瞬間になにかが間違ってしまった

高校でのまじめで頑なな自分からの解放を願ってこの時を楽しんでいたのに

なぜ・・・

とっさに自分の兄がその高校に通っていてという嘘をついてしまう要

広瀬との逢瀬を続けるために嘘に嘘を重ねてしまうつにどんどん苦しくなっていくのだが

嘘だったといまさら告白できないところまで来てしまっていて・・・・

やがてそれらすべてが白日のもとにさらけ出されてしまう。




遠野さんにしては珍しい高校生ものだーと思っていましたら

初出は2000年にリーフノベルズからでているそうです。

ちょっと古い作品ですがそうとは感じささないものがありました。

こうやって文庫化して形をかえて名作が読めるというのもいいことだなと感じます。



主人公カップルも魅力的でしたが、要のお父さんも実は男と付き合っていて~

要に心ひそかに惹かれていてなおかつ友情厚い生徒会長も恋人は男でー

総ホモワールドが作られておりました。

この続きも同じくダリア文庫からでているそうです。

これもなかなか楽しそうですよー(笑)


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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