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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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簡単で散漫なキス (久我 有加)




簡単で散漫なキス (ディアプラス文庫)
久我 有加 (著)
高久 尚子 (イラスト)


(内容)

大学生の周平には七つ年上のセックスフレンドがいる。同居中の義兄に想いを寄せる周平は、同じ訛りと声を持つ彼、穂積を抱くことで行き場のない欲望を解消していた。同様に穂積は恋人に二股をかけられ持てあました身体の熱を周平とのセックスで宥めている。互いに割り切った関係でそれ以上の気持ちはないはずだった。だが恋人と一緒にいる穂積を見かけた日から、周平の気持ちは穂積に傾き始め……? 書き下ろし!





作者さまのあとがきによると小説デイァプラスがリニューアルし、

雑誌全体のエロが増量?強化されたために

作者さまもエロを強化しようと挑んだ作品だそうです

不思議とエロい構図のイラストはありましたが

それが久我さんの文章だとそうエロ臭さを感じませんでした・・・・

というか、久我さんは無理にエロ強化しなくてもお話とキャラクターで

十分堪能させてくださる方なんで、無理はしなくてもいいです(笑)



お互いがお互いに惚れ合っているなんてとんでもない

お互いに惹かれている人、もしくは恋人ににた部分に魅かれあっていて

その部分を堪能するかのように貪りつくしあう関係の周平と穂積

終始攻めしてんの周平視点のためか

周平がなぜ自分が思っていた存在から穂積に惹かれていったのかはよくわかるのだけど

穂積がなぜあのダメダメ男に引きずられていて、

そのダメンズから周平に惹かれていったのかがちょいわかりにくかった。

でも魅かれあっていることに気がついてからの二人の日常会話や

思いやりにみちた行動が素敵でした。

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恋の誘惑、愛の蜜 ( いとう由貴)





恋の誘惑、愛の蜜 (CROSS NOVELS) (単行本)
いとう 由貴 (著)
緒田涼歌(イラスト)


(内容)

身体を重ねたら、もう親友とは言えない。

その手に、その髪に――触れる者すべてに嫉妬する
親友の貴之と関係して二ヶ月。どんなに濃密な夜を過ごしても、知也は素直になれなかった。ベタベタせず、常にそっけなく。それは、高校時代から貴之を見続けてきた知也だけが知っている、嫌われない為のルール。身体を繋げたことで貴之は知也に親友以上の感情を持ち、ずっと好きだった彼に抱かれた知也は自分に臆病になっていた。貴之の激しい執着を嬉しいと思う反面、己の醜い独占欲を知られることを恐れた知也は別離を決意するが!?



煽り文章と作者がいとうさんということで、ハンカチ握りしめなきゃと

勢い込んで読んでいました。

涙は出ましたが・・・・

笑いすぎの涙でした(笑)

いえいえ、内容というか、主題はあくまでも肉体関係を持っているけど片思い

切ない恋の心のすれちがいです。

でも~

そのすれちがいぶりに涙するよりも、

攻めのあんまりな攻撃に笑ってしまったのはあたしだけではありますまい(笑)



貴之ははっきりとした甘い顔立ち、それに似合いの栗色の髪

女の子にもてもてで、でもすぐにいやな面を見てしまうと飽きて別れてしまう。

でも、さみしがり屋で甘えん坊だからこの男を突き放すことができない和也


友達だからという呪縛で自分で自分を縛りつけていたのに

ある日ひょんなことが原因で肉体関係を持ってしまう

それでも、過去の女の子のように貴之に嫌われたくはない

嫌われないためにルール・・・

体をつなげたことで貴之にべたべたしない、常にそっけなく。


まぁありていにいえばお互いが長い友人関係という土台に甘えることなく

きちんと告白して始めればよかったんでしょうが

こういう風にぐるぐる悩む受けくんは個人的に嫌いではないというか

ほんというと大好物です(笑)


とんきわ部分は。。。

最後にお互いを縛りつけ合うためにある行為をしちゃうんですが

まぁ若さゆえの暴走ということで楽しんでください。



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空色スピカ (かわい 有美子)



空色スピカ (CROSS NOVELS) (単行本)
かわい 有美子 (著)
小椋ムク(イラスト)

(内容)

こんなに愛しいと思うなんて想像もしなかった……

緑豊かな高原に立つ、半寮制の男子校・清泉学院。伝統あるお坊っちゃま学校だが、行事に女の子を招くため、歴代、美形の生徒会長を据えて来た。そんな強者達に並び、新たに任命されたのは華奢で物憂げな美少年・楠ノ瀬。見かけとは裏腹に体育会系な楠ノ瀬を、生徒会の面々は見たまんまの「ギムナジウム風美少年」としてプロデュースすることに。中身とのギャップに苦労しながら、敏腕な副会長・高科に支えられて愛校心と彼女欲しさにがんばる楠ノ瀬だったが、いつしか欲しいのは高科だと気がついて……。



コミコミで六青さんの同人誌を合わせるために買った一冊でした。

はっきりいって、かわいさんの大人の物語が好きでしたので

山の中の学生寮を主体に生徒会活動の子どもたちのお話ということで

なんか・・・・違うんじゃない?と思っておりましたが

これは・・・・本当に良かったです!!!

なんかお話の読み応えがあるなぁと思っていたら

クロスノベルズでは初めての二段組みで書かれていたそうです

文章の量が多いから饒舌というのではなく

学校生活と寮生活の一年が丹念なエピソードで綴られておりまして

まるで、自分が経験したかのように思わせて頂いた一冊です。




山の中の緑豊かなカソリック系の男子高校

しかも優秀な生徒も多く進学校であるのですが、

いかんせん女性との接触がすくないため

毎年いろいろな行事ごとに女子高生を呼び出すために

頭を悩ましている校風です。(笑)

生徒会の面々はその重責を担うために

毎年いろいろなタイプの美系(←ここが重要みたいです)

生徒会長を選んでおりました。

今年その白羽の矢に立ったのが、

見かけだけは色白の華奢で物憂げな微少年風の楠ノ瀬ですが

実質は体育会系で大食いの彼女ほしいです(笑)

楠ノ瀬を支えるプレーンとなるべくして選ばれた人材たちは

見たまんまを狙って「ギムナジウム風美少年」としてプロデュースしていくことになりまして・・・

ギムナジウム・・・

そうここが大事なんです(笑)





長くなるので・・折りたたみますね

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みみ。      遠野春日・榎田尤利



なかなか手に入らない同人誌のネタで語るのは気が進まないのですが

これはコミコミさんでも手に入るそうなので

ファンの方にはぜひぜひとお勧めしたい本です~






Honey Bunny and Pumpkin  榎田尤利

交渉人は疑わない」 「交渉人は黙らない」のシリーズの二人がまたやらかしてくれております(笑)

なかよく夕食にお鍋料理をつつき合っている二人ですが

兵頭の関係するお店の女の子の進退問題で対立することで今回のもめ事が始まるわけですが

その女の子の代わりに「バニーガール」ならぬ

「バニーボーイ」として一日だけ働くことになった芽吹です。

男の夢と憧れはバニーガールに接待されることで

バニーガールに扮装することではないと言い切るんですが

まぁ・・それが普通なんでしょうねぇ(笑)

覚悟を決めてホストクラブに出かけた芽吹でしたが

実際には思い描いていたレオタードに兎の丸い尻尾の紛争ではなく

ふわふわもこもこの兎のつなぎでしたが(笑)

恥じらいもどこえやら女のお客様に異常に「かわいい~~」と受けたのが

いいのかわるいのか

はじけきって兎の着ぐるみで抱きつかれたり踊ったり酔っぱらったり

背後からの兵頭の冷ややかな視線にいまいち危機感がわかなかったみたいです(笑)

このシリーズでは榎田さんの軽やかな軽妙さがすごく楽しませてくれます~

新書より濃いラブも楽しめました(笑)

↑エロがというか、ふたりの濃い想いということでよろしくお願いいたします(笑)



  

にゃんにゃん大作戦  遠野春日


遠野さんの作品の受けこちゃんが本物の猫になっていて

難事件?wに立ち向かっていきます





最後には二人の先生の対談が描かれておりますし

これからの活動とか、出す本の予定とかも書かれております

もしご興味があるかたいられましたらどうぞお買いあげてくださいね~














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三十二番目の初恋 (椎崎 夕)




三十二番目の初恋 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
椎崎 夕 (著)
金ひかる(イラスト)

(内容)

美容師の瑞原想は、同棲中の恋人に「結婚するから」と家を追い出され、呆然としていた。失意の中、更にトラブルに巻き込まれ右腕を骨折し、想は家だけでなく仕事も失う事に―。しかしその後、骨折のきっかけとなった勤務医・梶山の家に居候することになり、生活感のない家で二人一緒に暮らすうち、恋人を失った過去に縛られたままの梶山に惹かれ始め…。



ダメンズ(駄目男)が好きなのか・・・・

はたまたダメンズの行為とか、

思考を都合よく解釈する癖があるのか・・・

はたまた本当に単純に人間性がいいせいか・・・・


やたら駄目駄目人間に引っかかっては痛い目にあっている美容師の瑞原想です。

人間的に豊かで思いやりも想像力もありすぎるというのは

不幸なことかもとちょい思ってしまいました。



同棲していた恋人が結婚するからと急に言い出して住んでいた部屋は追い出され、

共同出資していたはずおお店からも追い出され

泣きっ面に蜂という感じでしたが、さらなる不運が・・・

骨折のきっかけとなった勤務医・梶山の家に同居するようになり

梶山の人間性や過去の深い傷を知るにつれ魅かれていくのですが

想の過去を知る男永澤に脅されて不本意な行動をとってしまったり

前の恋人から無理やりな言いがかりをつけられたり

なんだか不幸もてんこもりすぎたら悲しくはなれませんでした・・・





金さんの挿絵は非常に好きなんです。

でもー

金さんの描かれるギブスがいまどきこんなに厚くはないと

つっこみを入れたいのはあたしだけでしょうか(笑)?








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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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