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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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もしも恋なら (谷崎泉)



もしも恋なら (角川ルビー文庫) (文庫)
谷崎 泉 (著)
史堂櫂(イラスト)

(内容)

小児科医の伊達は、とあるパーティーで華やかな容姿の十和に出会う。花を抱えた十和の姿がまるで優雅な王子様のようだと思わず微笑んでしまった伊達だったが、その微笑みをみた十和に「一目惚れしてしまいました」と強引に唇を奪われ口説かれてしまう。一度は断った伊達。だけどなぜか花束を持った十和につきまとわれてしまい…!?「癒やされるのは花束に?それとも―俺?」最強天然貴公子×クールな小児科医が贈る、恋に仕事に大忙しの男達が奔走するアダルトラブ・バトル。




谷崎さんにしては珍しく強○とか、なし崩しに関係が始まるという展開ではありませんでした。

これは・・・・レーベルの違いでしょうかw?


先輩の医師の開院パーテイでお花を抱えた青年 十和 をみて

王子様のようだと見惚れてしまった小児科医の伊達

その見惚れて笑顔を見せた瞬間に十和にも惚れられて強引というか

なし崩しに関わりを持たされてしまう・・・

関係ではありませんから!!

関わりですから(笑)!

やや強引なアプローチを受けているうちに自己の孤独について思い知る医師の伊達です

同じように十和もまた心のうちに孤独を抱えていました

お花屋さんに努めているというか、自身経営している十和なので

お話の全体を花束とか、豊かな緑で埋め尽くされています。

煽り文句のラブバトルというよりは

お互いの孤独をお互いが癒していく物語だったような気がします。




お花の王子さまの強引なアプローチと、花の香りに包まれたい方いかがでしょうか?





 




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恋愛禁猟区 (火崎勇)





恋愛禁猟区 (リンクスロマンス) (単行本)
火崎 勇 (著)
小山田あみ(イラスト)

(内容)

細身で押しの弱い平井柚芽は、会社近くのカフェでよく見かける一人の男に恋をしている。いつも窓際に座る男を柚芽は密かに『窓際の男』と呼び、こっそりと眺める日々を送っていた。嵐の日にもカフェを訪れた柚芽だったが、帰りのエレベーターの中に停電で閉じ込められてしまう。幼少のトラウマから閉所恐怖症で暗所恐怖症でもある柚芽は、狭い室内で過呼吸に苦しむが、偶然乗り合わせていた『窓際の男』の熱いキスによって助けられ…。



冬の祭典の帰りに乙女の神社によって買った本です

まぁ言うなれば今年というか、去年最後に読んだ本なんですが、

いまいち気持ちが萎え萎え~~です(笑)




一目ぼれした相手にエレベーターの中で助けられて

ますます惚れちゃった柚芽はいうなれば正しい乙女の妄想セオリー道理

愛されてなくても体を差し出しちゃいますし

そりが合わない兄とはいえ、家族を裏切るような行為をしちゃえますし

なんというか・・・

盲目的に身も心もささげきっております・・・・

こういう切なさ全開の小説は嫌いではないんですが

柚芽が憧れる一目ぼれした『窓際の男』の魅力がいまいち伝わってきません。

反対にどこがそんなにいいんだ???という疑問符だらけになって

最後まで心酔できなかったです。














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美味しいカラダ (藤崎 都)



美味しいカラダ (角川ルビー文庫) (文庫)
藤崎 都 (著)
陸裕千景子(イラスト)

(内容)


亡き父の店を弟と二人で切り盛りしているパティシエの麻倉佳久のもとに、ある日松嶋屋百貨店の御曹司・真田隼人が出店の話を持ちかけてきた。デパート嫌いの佳久は話も聞かず断ったのだが、真田はそんな佳久の店を閉店の危機から自らの財力で助けてくれたのだ。真田の真意が分からず何か裏があるのではないかと疑った佳久は、店を売らない保証を得るために自分の体を差し出すと言ってしまい…!?「いい体してると思ってな。さすがパティシエだ」御曹司×パティシエで贈る美味しく甘くてエロい(!?)ラブ・レシピ。





以前デパートにテナント出店したことがあるのですが

失敗というか、自分にとっ不本意なことを強いられそうになったことと

契約の不利益さを強要された過去があるために

百貨店の出店を頑なに断るパティシエの麻倉佳久と

百貨店の御曹司とはいえ、養子という過去のいきさつがあり

なおかつ佳久の亡くなった父に深い恩義を感じている真田隼人の

ふたりのいちゃいちゃ恋の甘い~~い話でした(笑)

お話のストーリーは藤崎さんの王道のお話で安心して恋の始まりから

いちゃいちゃラブモードまで堪能できます。

なおかつそれ以上に堪能できるのは、お話のあちらこちらにたっぷりと甘いケーキの存在w

これは正月太りをした身には結構危険な話と思いつつ

食後の間食を終えていました・・・・・


ケーキもラブもあまあまでした(笑)




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drap (ドラ) 2009年 02月号 [雑誌]



drap (ドラ) 2009年 02月号 [雑誌]

―2人だと暖かいね―

■表紙:佐倉ハイジ
■pin−up:楢崎壮太

■巻頭カラー:日向せいりょう
■センターカラー:桜井りょう・みろくことこ
■シリーズ連載:梅沢はな・霧嶋珠生・嶋田尚未・楢崎壮太・桃季さえ・菊屋きく子
■前後編:北別府ニカ・萌木ゆう
■読み切り:石丸博子・大槻ミゥ・児島かつら・神田猫・大魚YUKKA
■四コマ&ショート:いつきまこと・藤生





*阿仁谷ユイジ「恋愛裁判の行方」描き下ろし小冊子の応募券欲しさに購入

雑誌って厚みがあるから、置き場所に困るし

何より読むところがないとこれまた買うのがつらい~(笑)

とはいえ、今回は以前からのファンである児島かつらさんの読みきりが載っていたのでよしとしよう(笑)  ←何様(笑)





俺様生徒会長の藤間はお気に入りのペットを飼っている

ペットといっても人気のある後輩の仁崎なのだけれど(笑)

ある夜、たばこを吸おうと寮の裏庭に出ていた藤間は

門限破りとバイト禁止の校則を破っていた後輩仁崎と出くわす。

「何でもするから黙っていて」と頼む仁崎に藤間は思わず

ペット(犬)になれと言ってしまう。

肉体関係を持つようになり、なんとなく気になる存在となってしまうのだけど・・・

仁崎が生徒会のお手伝いをするようになることで揉めて

初めて仁崎への気持ちに気がつく藤間です。

仁崎へ最後にできることはペット契約の解除と思い詰めていたのですが

仁崎のほうから逆にたばこを吸っていたことで脅迫されることで

主従関係は逆転で恋愛関係に移行していくふたりでした。


児島さんの書く男の子はきちんと骨格と筋肉があるので

綺麗なので好きです。

大胸筋とか、大腿四頭筋を楽しみたいかたと

自分で自分の思いに気がつかない不器用な生徒会長の恋を楽しみたい方に

お勧め~~(笑)



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三百年の恋の果て( 海野 幸 )

冬の祭典で買いためた同人誌を読みふけりつつも

整理整頓をしなきゃ寝るところが怪しくなりつつある現状を打破すべく

がんばって黄色い本屋さんにドナドナして

本棚に全部詰めたいという野望は無事・・・・果たされませんでした(笑)

でもまぁ自己満足で綺麗になったというか

足の踏み場ができて、やや読みたい本が探しやすくなったということで

よしとしましょう・・・・・

でも、間違って木原さんの「恋愛時間」と剛さんの「緑の記憶」を

売っちゃったのが微妙に痛い・・・・

アイスノベルズ版・・・

黄色い本屋さんで残っていてくれてたらいいんですが

という相変わらずの鳥頭ぶりが堪えてきてます・・・・







傷心を抱えながら読んだ本はこれです(笑) ↓




三百年の恋の果て (二見シャレード文庫)
海野 幸 (著)
三池 ろむこ (イラスト)


(内容)

秀誠さん……
好きです、大好きです
紺と名乗る狐の妖しの封印を解いてしまった彫物師の秀誠。
美しい青年の姿ながら幼い仕種で懐く紺に秀誠は庇護欲を掻きたてられ…

白狐の像に封じ込められていた妖しの封印を解いてしまった彫物師の秀誠。紺と名乗るその妖しは、秀誠を三百年前に愛した男の生まれ
変わりだと言い、いじらしいほどに一途な想いを寄せてくる。
「しまった、──……可愛い」
これまで男を抱きたいと思ったことのない秀誠だったが、紺のひたむきさに、知らず心を惹かれはじめる。
しかし、紺から好意を寄せられるほどに、彼の過去の男に嫉妬を覚えるようになり──。
書き下ろしは、人と妖しというリスクを背負う恋人たちの『水鏡』&『光の先』。



ファンタジーは苦手と言いながらも結構最近は読んでおりますね(笑)

これはたぶん雑誌で読んで受けくんの紺がかわいかった印象があるので

購入してきたと思います。

昔昔の大昔

怪しの白狐と彫物師(今でいう彫刻家?)との可愛い恋が

飢饉と呪で引き裂かれました

恋人の「いつか迎えにいくよ」というセリフを信じいて三百年

待って待って待ち焦がれてやっと会えたけれど

その許された逢瀬はたった一日だけ・・・

自分自身が消されるとわかっていても

望みはすくなく

「散歩しましょう」と笑いかける紺が可愛くて切なかったです。


切なくて可愛い怪しの狐を堪能なさりたいかたにお勧めで~(笑)


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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