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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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もしも僕が愛ならば (松前 侑里)



もしも僕が愛ならば (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫) (文庫)
松前 侑里 (著)
金 ひかる (イラスト)

(内容)
美邦は勤め先のカフェで気になる親子と出逢う。ゲイだとばれて妻に離婚された慎一と、母に捨てられたショックでしゃべれなくなった瞬。瞬が話せるようになるまで世話をしたいと申し出る美邦だが、慎一の大らかな優しさにどんどん惹かれていってしまう。かつて自分勝手な願いで大切な人が傷つくのを見て以来、恋はしないと誓っていた美邦。そして瞬のために新しい母親を捜そうとする慎一。二人の出した答えは…。





松前侑里さんのルチルとか読んでいてなんか違和感がぬぐえなかったので

もう買うのはやめようかなと考えていたのですが

これは雑誌で読んでいて、松前さんらしさたっぷりだったので購入を(笑)

新たなチャレンジをしてくる作家さんを応援とは思うのですが

いかんせん人間ってわがままだから

自分の萌えをはずした本を読むとがっかりしちゃうんですよね・・・



これは過去自分の義理の兄に恋をした青年美邦が

気になる雰囲気の良いカフェで気になるというか、

自分のアンテナにぴったりとくる親子と出会うことでお話は始まります。

過去の傷ごと受け止めてくれる大きな包容力をもった慎一と

母親に捨てられたショックでしゃべれなくなった瞬の優しさに触れて

二人のためにと頑張りながら、自分も癒されていくのです

この生活は。瞬がしゃべれるようになったら終わる

終わることが苦しくて、でも瞬にはしゃべれるようになってほしい・・

そうした葛藤のあちらこちらにちりばめられるのは

美味しそうなケーキとか、カフェの飲み物とかお料理なんですよね。

食いしん坊なんでそういう料理の表現についやられちゃいます(笑)

ある意味、ハートをつかむならまずは胃袋をでした(笑)


美味しいケーキとカフェの雰囲気と切ない恋心楽しみたい方にお勧め~






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夜に咲く花 (剛しいら)




夜に咲く花 (クロスノベルス) (単行本)
剛 しいら (著)
麻生ミツ晃(イラスト)

(内容)

男は何もかも持っていた、金も地位も名誉も。祖父からの多額の贈与がきっかけで、小説家になってしまった神宮寺は、日々の生活に面白みを求めていた。そんな時、彼は水樹という青年と引き合わされる。清楚な雰囲気に心惹かれた神宮寺は後日、「叔父が行方不明になった」という水樹の元に向かう。古びた洋館と温室、幻想的な空間の中で推理を始めたその夜、ベッドで物思いに耽る神宮寺に妖艶な表情を浮かべた水樹がのしかかってきて―。



買うつもりがあったような、なかったような剛さんの本ですが

本屋さんで麻生ミツ晃さんの挿絵をみて、

あの「スイートビターキャンディ 」思い出して買ってしまいました(笑)

繊細で優しい透明感のある色遣いが上手な絵師さんです。

本のひそやかなエロさというか、色気を綺麗に表現している方だと思います。





お話自体はおもしろかったです。

容姿も家柄もお金も何もかも持っている男神宮寺

じじさまからこれでなにかを成し遂げてみろと与えられた巨万のお金で

世界中を旅して、それについて書いた本で小説家になり名誉ある賞までいただき

はては、二作目三作目と順調にいい作品を書けていき

ますます資産が増えていく(笑)

次は投資と思っていたところで知り合った会社社長と可愛い美青年との

出会いが・・・


と書いていったらなんか陳腐な恋愛小説のようですが

流石は剛さんとでもいいましょうか、いきなり社長が行方不明になるわ

助けを請われた美青年水樹に襲い受けされるは

はたまた恋に落ちるわ(笑)

根底に失踪した社長が絡んでいてよくできたミステリー小説のように

謎が複雑に絡んでいて、最後に社長である水樹の叔父の社長の我欲が

鮮明に映し出されていました。




ここで、そのミステリーについて鮮明に書いたら購買欲まで下がってしまうでしょうから

ぜひお買い上げに(笑)


剛しいらさんんという作家さんは多作ですがクオリティは高いと思われます。

まぁ面白さにも波があるんですが。

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凶恋 (水月 真兎)




凶恋 (リンクスロマンス) (単行本)
水月 真兎 (著)
佐々木久美子(イラスト)

(内容)

高校生の若宮蒼一郎は、若宮組組長である祖父が病に倒れたため、若年ながらも組を守る立場に立たされる。あでやかな美貌の蒼一郎は組員たちの心の支えだったが、蒼一郎の身には黒龍会の下部組織、統仁会の魔手が伸びてきていた。そんな折、服役中だった若頭・剣持大吾が出所し、若宮組に戻ってくる。頼りがいのある大吾に、組員たちは大喜びするが、彼はそんなことはおかまいなしに美しく成長した蒼一郎のバージンを狙っていて―。



挿絵と…帯の「・・・・調教して」に惑わされて買っちゃった本です(笑)

やくざの組長の孫の世話係の大吾は狂犬でした

組長の孫の蒼一郎の世話係をしていたんですが、ある事件を起こして刑務所に服役中するのですが

そのとき警察に捕まる前に蒼一郎を抱きしめて激しいキスをして

しゃしゃと言ったセリフは・・・

「おまえのバージンは俺が奪ってやる」でした(笑)

帰ってきたと思ったらソープでやりたいほうだい・・・

やっと再会できた感激もどこかに手コキはさせるは・・・・

言葉ぜめするわ・・・

強引に何回もいかせて失神させるような初体験経験させるは・・・

素股もあったな・・・

とりあえず、エロ満載です

やくざ同士の抗争もあって、蒼一郎は強〇までされるのですが

はっきり言いまして・・・・そこらあたりの印象なんて薄いくらいの

大吾の絶倫です(笑)

こんな男を選んでいいのかいと蒼一郎言ってあげたい(笑)

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窮鼠の最終章『俎上の鯉は二度跳ねる』情報

何度か噂になっては消え消えしていた「窮鼠」の続編が決定したようです

水城さんのブログで公表されておりました

残念ながらあたしが希望していた紙媒体ではなくモバフラでの配信みたいですが

今回で、最後ということで

もしかしたら携帯買い換えるかーという勢いでいまはおります(笑)

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秋霖高校第二寮リターンズ 1 (月村奎)




秋霖高校第二寮リターンズ 1
(ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫) (文庫)
月村 奎 (著)
二宮 悦巳 (イラスト)

(内容)

聡が秋霖高校&第二寮に入って一年が経った。再び巡ってきた希望の春、新学期―。波多野との関係にさしたる変化もないが、それに問題はないはずだった。ところが、第二寮に新たな住人が入寮。彼女は小説家・波多野の大ファンで、そのうえ寮内のおさんどん等々も楽しげにこなしてしまう。使い走りに恋人(?)の座。聡のポジションは奪われてしまうのか…!?ワンダフル・スクールライフ、嬉し恥ずかし大復活。



雑誌で掲載された「人間万事ージャンプ 」のほかに
豪華な書き下ろしがふたつもついてましたー♪

バレンタインデー☆キス (聡視点)
スキ★ーデンイタンレバ (波多野視点)



前回の三作ではところどころに

波多野の苦しいくらいの執着心が描かれておりましたが

残念なことにやや、天然というか感情の機微を読み取る力がない聡には

まったくもって通じてないうえに

(感情きちんと出さない波多野のせいということも多々あると思いますが(笑))

全編聡視点で描かれているために、

なんか確証がもてなかった波多野の気持ちでしたが

今回の書き下ろしの「スキ★ーデンイタンレバ 」では波多野視点で描かれているために

ああ・・あのときはこんなこと考えてたんだ~とか

エロいぞー波多野とか、

読みながら思わず掛け声をかけてしまいそうでした(笑)

波多野からしたらこのうえなく聡のことを思って、独占欲も愛情もむき出しで頑張っていたようでした。

傲慢で横暴で傲岸な波多野の真実を知りたい方いかがでしょうかw?






2巻は4月・・・・

遠いけど・・がんばって待っていたいと思わせる一冊です





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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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