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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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君の瞳を奪いたい(高岡 ミズミ)



君の瞳を奪いたい (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
高岡 ミズミ (著)
西崎祥(イラスト)

(内容)

日系三世のメジャーリーガー、グレッグ・ケン・斎藤のチームにドミニカ出身で弱冠二十歳のルーキー、ミゲル・E・レイエスが入団してきた。才能はあるが口下手でチームメイトと打ち解けようとしないミゲルの世話役を任されたグレッグ。やがて自分だけに心を開いてくるミゲルを可愛く思うグレッグだったが、チームのオーナーと一緒にいるところを目撃されたことからミゲルに誤解されて…。



高岡さんのMLBシリーズ三作目です

一作目二作目とも野球選手と一般ピープルとの恋でしたが

今回は野球選手同士の恋ですので、体格差はありますがなかなか濃い筋肉

同士の恋です(笑)




メジャー一年目で周囲にも人間関係にもやたら慣れようとしない

ドミニカ出身で弱冠二十歳のルーキー、ミゲル・E・レイエスが入団してきたのですが

そのお世話係として任命されたのは日系三世のメジャーリーガー、グレッグ・ケン・斎藤

お世話好きを見抜かれたのか、はたまたミゲルを育てようとする陰の好意

(恋の芽生えともいう~)に気付かれたのか

二人ともがひそかに濃い友情を育てていました

その微妙なバランスを崩したのは、チームのオーナーとケンが付き合っているのではないかという疑惑が発生したことからです

実はチームのオーナーはケンにとって義理の父にあたるのですが

自分を幼い頃捨てていった母があいたいとオーナーは接触を試みてくるのですが

どうもケンにはいまさらかんが漂っており会いたい気持ちになれませんでした

とりあえず、誤解を嫉妬の炎と気がついたミゲルはケンをむりやり・・・

まぁ、未遂?に終わるのですが

ケンのほうでもミゲルに対しての気持ちが恋に近いと気がついてからは

大型犬飼育物語で情欲をうまく躾に役立てております(笑)

楽しい時間と野球の興奮を味わいたい方いかがでしょうかw?

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愛に溺れて恋に焦がれる(仙道 はるか)



愛に溺れて恋に焦がれる (DARIA BUNKO) (文庫)
仙道 はるか (著)
有馬かつみ(イラスト)

(内容)

大崎東児は子供の頃から誰にも好かれる優等生を演じてきた。傷つくことを恐れ本当の自分を曝け出せない大崎の作りだした仮面。そんな彼を唯一理解してくれたのは高校時代の担任教師・加賀和泉だった。和泉に強く惹かれながらも、告白もできずに卒業して5年、大崎は夜の街で偶然和泉と再会する。忘れようとしても忘れられなかった美しい年上の男との溺れるような恋の行方は―。



優等生の仮面をかぶった詐称王子様、というか他称王子様は

本当の自分を理解してくれた先生に恋をするのですが

担任の先生は男で、しかも決定的に恋は受け取ってくれないまま卒業に

そのまま日々はながれて

偶然にも仕事の接待の帰りに出会ったその人は

あこがれ恋していたその先生で・・・・

ここがチャンスとばかりに羊の皮を脱ぎ棄てて狼に変身して

恋して焦がれていたその気持ちのままに、可愛い赤ずきんちゃん(先生)を

ぱっくりと食べちゃうのです。

いや・・・食べられたのかも・・・・(笑)


まぁそこらは置いといて、そのわずかなチャンスでも離したくないと

本性むき出してほしいものを手に入れようとするのもまた恋のせい

年下攻めの執着愛楽しみたい方いかがでしょうか?






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パイナップル・パレード(松前 侑里)




パイナップル・パレード (幻冬舎ルチル文庫 ま 1-3) (文庫)
松前 侑里 (著)
高城たくみ(イラスト)

(内容)

彫刻家の倉沢景人と役者の麻生直正は高校時代からの恋人同士。美大在学中、未婚のまま子供を生もうとしていた先輩・美帆を放っておけず契約結婚をした景人。そんな景人を直正は許し、美帆も二人の関係を認めたうえで景人に息子・潤の父親役を任せるのだった。しかし、中学生になった潤が事実を知らないまま直正に恋心を抱き…。



なんといったらいいんでしょうか・・・

このかたの本というか、文章はとってもすきなんです

ディアプラスで書かれているのは、年下の家庭とか、過去に傷をもつ男の子が

年齢とか、状況を静かに受け入れながら恋を熟成させていくお話が

とっても好きなので毎回買ってしまうんですが・・・

レーベルが違うせいでしょうか?

編集さんが違うせいでしょうか?

いつものときめきというかセンシティブ・ラブは感じられませんでした


未婚の母とならざるを得ないことを選んだ友人を助けるために

父のない子になる子供に自分のような気持ちを与えたくないと

ゲイの恋人を持ちながらも結婚してしまった倉沢景人

役者志望だった麻生直正はこの結婚に反対しています

自分も大学を卒業したらともに暮らすつもりだったし

なにより子供の父親になろうというだけで結婚されるのは

自分に対する裏切りだとばかりに詰め寄ります

この麻生の考え方が至極まともなんですが、倉沢は麻生の恋心に甘えて

結婚を押し切るわ・・・

不倫?の関係を続けるわ・・・・

あまつさえ、育てた子供が麻生を好きだといいはると

自分の気持ちを意思表示することなくただ悩んでいるだけなんですよねぇ

うーん

もうちょいこれだけの気持ちを自分に向けてくれた麻生に対する気持ちを

大事にしてほしかったかなという

なんか、泣くつもつで読みながら怒りを感じてしまったというか

やや肩透かしーな感じです

次の作品はディアプラスから文庫でですので

それに期待w!!!




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恋でなくても ( 真崎ひかる)



恋でなくても (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
真崎 ひかる (著)
奈良千春(イラスト)

(内容)

杉原朋久が秘書として仕える保科義宗は、切れ者と評判の会社社長。しかし高校時代からつきあいのある杉原の前では一転、甘ったれで我が侭な無精者に。しかも恋人に振られるたびに「慰めろよ」と杉原の身体を求めてきて―!?密かに保科を想い続けてきた杉原は、拒むどころか敏感すぎる肌を思うさま乱されて、切ない関係を続けているけれど…。




リーフ版をもっていたと気がついたので、

買うつもりは全然なかっただけど、なんか奈良さんの挿絵に惹かれて購入してました。

恐るべし挿絵マジック(笑)


表向きは格好のいい若手敏腕社長である保科

しかし~その実態は

単なる甘えたがりで不精者な手のかかる大型犬・・・・

その保科に学生時代から心ひそかにひかれていた秘書の杉原なんですが

婚約寸前までいっていた保科がふられたときに

体で慰めてやったという過去が重くのしかかっていて

なかなか素直に気持ちを吐露できません

気持は素直に伝えた方がいいんじゃないの?小説でした(笑)

楽しくて、でも切ない恋の話が読みたい方にいかがでしょうかw?



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花嫁は十七歳 スキャンダルは華やかに (若月京子)




花嫁は十七歳 スキャンダルは華やかに (プリズム文庫) (文庫)
若月京子 (著)
椎名ミドリ (イラスト)

(内容)
男に生まれたのに女の子として育てられた桜子は、女子校に通う十七歳。そして、人妻でもあった。母親の親友の息子・和彦と結婚した桜子の新婚生活は、想像以上に気楽なものとなった。つねに女の子としての態度を強いられていた実家での生活より、ずっと自由でいられるのだ。そんな心身ともに幸せな新妻・桜子の前に、和彦の過去の女が現れて──!? シリーズ第2弾!





前作もとんでもない内容で笑わさせていただいたのですが

今回も十分楽しく読ませていただきました

男の子に生まれながら、母によって「女の子」と出生届を出された

桜子の不幸w?というか、人生のドタバタはどこまでも続いていくようです(笑)



和彦の過去の女性のとんでもない思い違いと嫉妬によって

誘拐されたというか、拉致監禁され、鞭打たれる目にあいますが

その時も桜子の脳裏には男とばれないことが最重要課題であったようです

でもまぁなにがあっても夫婦仲がおよろしいようで

夫婦という小さな単位で幸福を感じることができてよかったのかなとか

なんか自分がどんどん社会の規範から遠ざかっていっているようです(笑)

二人の出会いと結婚が母親たちのよってかなり前から仕組まれていたようですし

二人が生活しながら幸せでいられるように家族も心砕いてくれているようですし

まぁこれもなかなかいい幸せということで(笑)


若月さんはこの作品を楽しんで書いているんだなあという感じで

筆が軽快でリズミカルで読んでいるあたしまで楽しかった作品です

秋のJ庭で発売された同人誌ではふたりの結婚式によって

起きたさまざまな世間の波紋が書かれていてこれも合わせて読んでいったら楽しいかもですと勧めてみる(笑)








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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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