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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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他人同士3 (秀香穂里)




他人同士3 (キャラ文庫 し 2-14) (文庫)
秀香穂里 (著)
新藤まゆり (イラスト)

(内容)

元恋人・帯との仲を疑った暁が出ていって以来、元の荒んだ生活に陥っていた諒一。
仕事だけは自分を裏切らない──。暁を吹っ切るように仕事に打ち込んでいたがある日、仕事で致命的な大失敗をしてしまい……!?



とうとう終わりました

ノンケさんとの同居に始って、押し倒されちゃって

一緒に生活するうちに欠かせない人になっちゃった暁ですが

元彼との傷があんまり痛すぎてなかなか素直に恋に走れませんでしたが

同じようなタイプの(新宿の男食い)時田が

小林という愛することにたけた男と出会って変われた事実があり

お互いが必要なのだという認識をもてたことを

初めてきちんと認識したことで諒一も変われる第一歩を踏み出す勇気を得

帯にきちんと別れを告げ

暁がまつアフリカに旅だっていくのです

うまくまとまってよかったねー

えっちもほどほどだしー(笑)




一巻のみ発行されて、

あとは諸事情で発行されることがなかったということで

同人誌でちまちままとめたせいでしょうか、なんか人間関係の絡みが中途半端だなと感じました

帯にふられたショックで新宿で遊び歩いた時に知り合ったという

同じ会社の先輩でもある小林や時田という魅力的な人間が3巻で唐突にでてきたり

女の同僚との絡みが本編に全く関係なく挿入されていたり

????と思うとこは多々ありましたが

処女作であり、デビュー作であるということで

秀さんのいろいろなエッセンスが十分に味わえる作品であったと思います


全三巻買ったら、小冊子のプレゼントもついております

忘れずに応募しなきゃ(笑)


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コミケのカタログは

J庭が終わったと思ったら、もうそこは年末のコミケの時期のようです

お目当てのサークルさんがでているかどうか

あの混雑のなかで確実に欲しいものを手に入れるためにはやっぱカタログが必要なんですよね

カタログの注文はそうそうにコミケットの通販でお願いしたのですが

お店によっていろいろな特典が付くみたいですねぇ

都会に住んでいる方々がうらやましい(笑)

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ruin-傷   (六青 みつみ)



ruin-傷 (リンクスロマンス) (単行本)
六青 みつみ (著)
金ひかる(イラスト)


(内容)

幼い頃に親友のライオネルに救われ、身も心も尽くしていたカレスは、彼に同性の恋人ができたことで、初めて自分の想いに気づく。遅すぎた恋の自覚に苦しみながら、懸命に彼の片腕としてカレスは政務に励んでいた。だがある夜、胸の痛みに耐えかねて酒場に出向いたカレスは、暴漢に絡まれたところを山賊のような男・ガルドランに助けられる。カレスは酔った勢いで抱かれ、肉体を責められるその行為に奇妙な慰めを見出すが…。『光の螺旋』シリーズ第三弾。



痛ましい・・・としか言いようがない話でした

木原さんも痛い作家さんで有名でしたが、またそれとは違う痛みの作家さんでした

幼いころより存在を母や父に否定され続けた幼子は愛すること

愛されることに渇望していたのにとうとう報われることなく遠い縁戚の家に追い払われてしまう

縁戚の家で得たものは家族・・・

その中で一番執着していたライオネルの愛情を得たいと願っていたのに

とうとうライオネルの愛情はカレスに向くことはなく

他者にその愛情を奪われてしまう

やりきれない恋心を救うためにカレスは暴漢の手に落ちようとしてしまうほどの行動に出てしまう

そこで出会ったガルドラインによってカレスは救われようとしてたのだけど

幼いころからの自分のように醜い子供は誰にも愛されないという思い込みが強いためと

ライオネルへの報われない思いによって

なかなか素直にガルドラインの手を取ることができなかったのが

ほんとうに痛ましい

最後に心を半分空に浮かべたまま

求めていた愛情を手に入れることができたのだけど

正気のままならおそらくこの幸せを手に入れれることができなかった

カレスの孤高の魂がいつか救われるように祈りたい気持ちでいっぱいです





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ようこそ。   (谷崎泉)




ようこそ。 (ガッシュ文庫) (文庫)
谷崎 泉 (著)
高城たくみ(イラスト)


(内容)

堅実に人生を生きてきた冴えない独身四十男の大黒谷正広は、ふとした事から、ひとまわりも年下で天然のゲイ・西舘ステラの世話をあれこれ焼くハメに!元モデルで超美形だけど怠け者のステラの汚部屋を片付けたり、将来を考えろと助言したり…見るに見かねてする事一つ一つに感動するステラに振り回されっぱなしの大黒谷。だが、真面目一筋で生きてきた大黒谷は次第にステラの純真さに惹かれるようになっていって…四十年間生きてきて、まさか男を好きになるなんて…!?



強姦にはじまって強引に愛につないでいくという印象がある谷崎さんですが

今回はちょっと違うテイストで始まっておりました

ひとまわりも年下のいけているゲイのステラ

(イタリア語で星の意味があるそうです)の世話をやくうちに

なんとなくほだされたという感じです

元モデルという輝かしい経歴を持ちながら、生きることに欲がないというか

普通の生活を送ることができないため仕事も続かず

部屋も汚部屋です

それに見かねて普通に堅実に今まで生きてきた冴えない独身四十男の

大黒谷正広は世話を焼いていくうちにほだされていくのです

最初ステラという可愛い名前にごまかされていましたが

実はステラは攻めでした(笑)

男に押し倒されて幸せになれるのならそれでもいいよねーと思えるお話でした(笑)

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是ーZE  (7 )(志水ゆき)




是ーZE 7 (ディアプラスコミックス) (単行本)
志水 ゆき (著)

(内容)

主人を亡くした近衛は、強すぎる言霊ゆえに屋敷にとじこめられた幼 い琴葉の子守りを引き受けた。その日から、琴葉の世界は近衛一色になる。ぬくもりも、愛情も近衛から教わった琴葉。やがて年頃になった琴葉は、つたないキスと告白 で、近衛を求めるがーー。時をかけて愛を育む、近衛×琴葉篇開幕!! 描き下 ろしは彰伊×阿沙利の切なく淫微な番外篇!




長編向きの作家さんなんでしょうねぇ

ますますおもしろくなってきました。

最初は設定の突飛さにあまりについていけてなかったのですが

氷見のあたりからだいぶ人間関係と紙様という設定の意味がわかってきたせいか

面白さ倍増してきたと思います

今回は主を失った3人の紙様のうちのひとり近衛が言霊の力が強すぎたゆえに

屋敷に閉じ込められ声さえも奪われた琴葉の子守りを引き受けて

やがて、その可愛さに夢中になるお話でもあり

源氏物語よろしく育ててくれた近衛に惹かれていき、体と心のすべてを預けていく過程が丁寧に書かれていました

あたしなんで今までペーパー申し込まなかったんでしょうとくやまれますが

アニメイトで買ったペーパーには幼いころからまるでラッコのように

ともに寝る生活をしていた二人に成長がみられるところが可愛いです(笑)


これからが楽しみな一冊です


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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