忍者ブログ

Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

恋は不埒に(若月京子)

恋は不埒に
プラチナ文庫
若月京子/著
出版社名 プランタン出版 (ISBN:978-4-8296-2403-6)
発行年月 2008年08月




本の内容

「かなりぽややん」な冴は、母親の再婚で素晴らしく優秀な弟が、突然二人もできてしまった。特に上の恍司は、人見知りな冴のフォローをしてくれて、冴より大人っぽくてお兄さんみたい。でも毎夜、ベッドに潜り込んでくる。寝ぼける冴を巧みにまさぐり、イイ声で啼かせても、最後まではしない。訳を尋ねても、はぐらかして更に肌を撫でてくる恍司に戸惑うが、傷つけようとはしないし、嫌ってほどじゃない。それどころか傍若無人な指先が、臆病な冴の心の何かをこじ開け始めて…。




本当にこんなにぽややんとしてて人生とか苦難に乗り越えられるのでしょうか???

うーん

でもまぁBLコメディらしいと言えばそうかも

強気でバイタリティのある母親に毎日がおされぎみで

あんまり深く考えることなく生きてきた冴です

母の再婚によってできた弟二人のほうが高校生と小学生とはいえ

冴よりよっぽど大人です

まぁ大人すぎているせいか、冴のぽややん~とした雰囲気が和みののように感じるのでしょうが

毎日毎日ベットに潜り込んでくる高校生の恍司によって

肉体まで開発されていきます

最後は母親どころか新しく父親となった人にも理解と許しを得

大円満におさまるのです

まぁ深く考えずにBLロマンスを楽しみたいというときは

こういうかわエロいお話は楽しいです


拍手[0回]

PR

死ぬほど好き (山田 ユギ)

けっこうというか、大変好きな作家さんでしたので

感想も結構書いているつもりでしたが

カテゴリーで探してみたらありませんでした・・・・

もしかしたら2重になっているかもという過去の苦い記憶は

今は忘れていたい・・・(笑)




死ぬほど好き (バンブー・コミックス麗人セレクション)
山田 ユギ (著)
出版社: 竹書房 (2008/8/16)


出版社 / 著者からの内容紹介
卒業まであと半年、江藤は一緒にいられる時間があと僅かなことに焦り思わず親友の柳に告白するがアッサリ降られてしまった。そのまま疎遠になる運命のハズが卒業式を一ヶ月に控えた早朝の電車の中、偶然の出会いがふたりを待っていた。柳の連れの幼馴染み・里村裕に誘われるまま、一緒に列車の旅をすることになった江藤と柳だったが…!?親友に恋してしまった普通の高校生の想いを瑞々しく描いた表題シリーズ他、読み切り4編と描き下ろしを収録した胸キュンを軽妙酒脱に描いた著者の魅力満載な最新作品集!!



主人公カップルよりもその柳のお兄さんのカップルに妙に心惹かれてしまいた

お兄さんが過去に付き合っていた里村裕は惚れっぽくて流されやすい

それに振り回されることに疲れたのでしょうか・・・

お兄さんは里村と別れ女の方と結婚することになっているみたいです

里村が最後にお兄さんにあいにいくのですが

それは決定的な別れのようです

ようですというのは・・・

主人公の江藤は影でそーっと見守っていて自分の心の中での言葉で

二人の最後を見守っているからです

背中を向ける柳兄に里村はナイフを突きつけていきます

そして、柳兄はナイフを突きつけられたまま里村を抱きしめるのです

いろいろあっただろうけど。。。

殺されてもいいと思える相手と別れを決意することは

どういうつらい気持ちだったんだろうなーと想像で萌えておりました

あ・・

ナイフは結局はおもちゃでしたし

意外にたくましい里村はちゃんと綺麗に気持ちを乗り越えて

次の獲物に向かってはいくのですが

ここまで思えるほどの相手に出会えた幸福というのもあるんじゃないでしょうか?







拍手[0回]

明日も愛してる(安芸 まくら)




明日も愛してる (Holly NOVELS)
安芸 まくら (著)
深井 結己 (イラスト)

内容紹介
愛は繰り返す。
どんなときも、いつまでも、永遠に。

朝、櫂は、見知らぬ部屋で目が覚めた。
戸惑っているとツダと名乗る男に、
自分は櫂の「ハウスキーパー」だと告げられる。
しかし櫂はツダを知らない。
ましてや世話になった覚えもなく…。

内容(「MARC」データベースより)
朝、櫂は、知らない部屋のベッドで目が覚めた。眠りにつくまで櫂は18歳だったが、枕元に置かれたファイルには「現在のおまえの年齢は35歳」と書かれていた。戸惑う櫂の前に現れたのは、ツダと名乗る男で…。



たった1日の物語なんですが

忘れるということがどんなに本人も周囲も

つらいことなんでしょうということがよくわかりました

でもこの方たちはゆるぎない愛情と十分な資本があるようで

忘れていく本人にも

お世話する彼にも明日の食費はどうしようという日常生活での

辛いことがないようなのがよかったです(笑)

それ書いてしまったら辛気臭いBLになるでしょうがw

木原さんといい安芸さんといい

ホーリーは高知県の作家さんが好きなんでしょうか・・・

でも読み応えのある一冊でした

でもー

なんか前にこれに似たような漫画読んだような記憶があるんですが

鳥頭なので思い出せません・・・・

誰か教えてください・・・


拍手[0回]

イロメ(草間 さかえ)




イロメ (ディアプラスコミックス) (コミック)
草間 さかえ (著)
出版社: 新書館 (2008/07)


そっけない銀縁眼鏡のむこうから、野田先生は俺に信号を送る。ここ、テストにでるぞ。ここ覚えとけよ。——でも、先生、ほんとに送りたい信号はそれなの? 先生と生徒、先生と卒業生、先輩と後輩、幼なじみの同級生。校舎の中で生まれ、育ってゆくいろいろなイロコイを描いた、描き下ろし満載の草間さかえ傑作読み切り連作




題名の意味についてちょい考えあぐねておりましたが

内容を読み進めていくうちにわかりました(笑)

イロメ・・イロメ・・・色目・・・

まんまですね

大ファンが多いというか、熱狂的に支持される方が多い作家さんのようですね

お話はしっかりしてますし

何より独特の絵柄と世界を持っている方だと思います



淡々として授業を行いながら野田先生はテストにでるぞー

ここは大事だよーというサインをかすかな目線で送ってきます

そのサインにときめきを感じながら

ふたりきりで会ったときはなぜかそっけない態度に苛立ちを感じてしまう

その思いがなんなのか気がついたとき

恋がはじまっていくのです


ほかの作品も先生と卒業生・先輩と後輩

幼馴染の同級生の恋が詰まっておりました

校舎の中で生まれていく

どこいびつで世間一般的には欠けていることがある恋だけど

当事者たちにはどうしても失いたくない、

この恋がほしいと渇望しています

なかなか素敵な時間です

拍手[0回]

帝王と淫虐の花(あさひ木葉)



あさひ木葉(著)
朝南かつみ(イラスト)
ガッシュ文庫





(内容)

艶やかな美貌の朱雀雪緒は、弱冠29歳にして東亜系と呼ばれる組織で一つの組を統べる極道。ある日、香港黒社会に君臨する李麗峰を殺せとの命が下り、雪緒の心は揺れる。なぜなら、麗峰は密かに想い続けていた男だったからだ。12年前――組長の性奴だった雪緒は、取引の道具として李家に一時期預けられた。当然、慰みものになると思っていたが、麗峰との閨事は甘く、彼は雪緒が望む知識も教授してくれた。生きる拠としてきた男を殺すか否か、迷いを抱えたまま雪緒は香港に向かうが…!?




夏ばてーといいながらもしっかりと読んでおりました(笑)

これは設定がおもしろそうなのと、挿絵に魅かれて初めて買ってしまいました




怪しげな中国の雰囲気もよかったです

かわいい顔をもっているがために両親の心中のあと

やくざに囲われ調教されましたがなかなか懐こうとはしない雪緒でした

薬を使われ体だけは淫猥になることに甘んじている生活を続けておりましたが

性の奴隷として生きることになれません

あるとき、組長から取引の道具として李家に預けられそこでも

もてあそばれると思いきや・・・

麗峰と出会い生きていく力と知恵を与えられ

組長にもてあそばれるのではなく男を食らってのし上がっていけと

教えられるのです

まぁ

ある意味転落しかない人生の恩師w?

髪が長い攻めが印象的というか、かなりエロい雰囲気がありますが

受けくんも髪が長いのでたまにどっちがどっちなんだろうと悩むことがありました・・・・



拍手[0回]

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

コメント・トラックバック等大歓迎です

Twitter

カテゴリー

カウンター

最新コメント

[01/09 suuny]
[01/09 suuny]
[11/23 Lianha]
[11/22 さなえ]
[11/07 Lianha]

最新トラックバック

ブログ内検索

BL×B.L.People