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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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氷室冴子さんの逝去を知って



書籍名
さようならアルルカン

著者名 氷室冴子/著

出版社名 集英社

発行年月 1979年

シリーズ名
集英社文庫 コバルト・シリーズ


氷室さんの訃報をききなんかショックを受けております

これがデビュー作であったとおもいます

これ以外にも「クララ白書」「アグネス白書」「なんて素敵なジャパネスク」等々活躍されていました


「さようならアルルカン」で、純粋だったゆえに孤高の美しさと強さをもっていた少女真琴

その真琴に憧れを抱いていた少女「私」

ある事件をきっかけにして真琴は本来の自分を包み隠し道化となって

みんなと調和を選んでいく

悲しいけれど、生きていくためにそうすることしかできなかった

真琴の悲しみがせつなかったです



♪少女だったと~なつかしく~おもうときがくるのさ~~♪

そういう気持ちで今日はBLでありません・・・



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この血の果てに (月上ひなこ)



この血の果てに (幻冬舎ルチル文庫 つ 1-4) (文庫)
月上 ひなこ (著)
奈良 千春 (著)

(内容)

大学生の木下葉月は、アパートの火事で家をなくし、頼った友人宅にもいられず一夜を外で明かす。風邪で倒れた葉月を看病してくれたのは、日本画家・一ノ瀬蒼。蒼の家に居候することになった葉月に、蒼は絵のモデルを頼む。やがて蒼は葉月に執着し始め、葉月も蒼を受け入れ関係を持つ。しばらくは蜜月が続いたが、急に蒼が葉月を突き放し…。


花丸文庫の月上さんを想像して読んだらひっくり変えるんじゃないと

思われるくらいイメージがちゃいます

普段ならたぶん買わない作家さんなんですが

奈良さんの挿絵と帯の

「だったら一緒に地獄に落ちるか」

に心誘われて買っちゃいました(笑)

「花がふってくる」にいとこ同士は蜜の味とかかれていましたが

果たして父親と息子なら何の禁断の味なんでしょうか・・

まさか息子で試すわけにもいきませんが(笑)



母親から息が詰まりそうな執着と拘束をうけて育った葉月は

大学進学ともの上京してきますが、突然のアパートの火事と

親しいと信じていた友人から襲われそうになり必死になってにげたところを

日本画家の一ノ瀬蒼に拾われます

不思議な色香をもつ彼に心引かれながらモデルの仕事をしていくことで

二人は体だけでなく心も通じ合っていき

蜜月のような時間をすごすのですが、葉月の生い立ちをしってしまった

蒼は急に冷たくなり、葉月を突き放そうとするのです

実は葉月を捨てたというか、

葉月を妊娠したことをしった蒼は自分の血が残ることを恐れて

葉月の母親を蹴り飛ばして消えうせていた男だったのです・・・

蒼は自分も兄妹相姦によって生まれた存在であったし

心から惹かれた従姉妹と兄弟であったことに絶望したまま体だけのふれあいの関係を続けながら絵を描いていたのでしたが

葉月と知り合い触れることでようやくその呪縛から逃れるとおもっていたやさきの

親子であったという事実は重くのしかかり

葉月を突き放そうとするのですが、どうしても離すことも、離れることもできないまま

二人は二人だけの世界で生きていこうとするのです・・・・


最後の一文

この狂った血は、蒼と一緒に朽ちていくのだから。

がやけに印象的な小説でした













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ルチルvol24購入




またまた出版社の企画に負けてというか

全プレ欲しさに雑誌購入に・・・・

鳥頭に+されて、懲りない女の称号もいただけるんじゃないでしょうか(笑)

今回欲しかった企画はこれ

「ルチル本誌&ルチル文庫連動 
書き下ろし小冊子応募者全員サービス!!」



5月6月発売のルチル文庫+雑誌を購入して、400円分の定額小為替で

ルチル文庫人気作品の書き下ろし番外編が読めるスペシャルな小冊子をお贈りします~~

とのことです(笑)

さぁ、後から読みたかったのに~~と後悔したりしないように

本屋さんと郵便局にいきましょう~



  金ひかるさんの美しいピンナップ

  

Unit Vanillaさん原作のヤマダさくらこさんの漫画の新連載が始まりました




富士山さん




日高さん ますます絵が美しくなっております

早く単行本でまとめて読みたいー

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鳥頭・・・

「チョコレートのように」の音の世界で表現されるBLの世界に堪能していた昨夜

この話はやっぱりりいいわーと

いきおいで感想を書いて満足したまま寝ていました

今日仕事をしながらふと思い出しました

あ・・・

この話前も書いた・・・・ということに

鳥頭のあたしですと落ち込んでいたら

娘から「鳥に失礼なんじゃない?」という指摘を受けました_| ̄|○

鳥より忘れるあたしということですか・・・



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チョコレートのように (ひちわ ゆか)

チョコレートのように (幻冬舎ルチル文庫 (ひ1-5)) (文庫)
ひちわ ゆか (著)
金ひかる(イラスト)




(内容)

「死ぬくらいなら、そのカラダ、俺によこせ」。―信頼していた同僚に裏切られた京一に、橋の上で声をかけてきたのは、印象的な声をした謎の男・梶本だった。同僚への復讐に手を貸すというその男は、京一を強引な手腕で変身させ、これまで知らなかった強烈な『快楽』で蕩かしていくが…。その後のラブラブな2人を描いた書き下ろしも収録。


 本日この作品のCD聞きながら読み直しております

あんまり、BLCD聞いたことはないんですけどー

声優さんってすごいですよね

小説の中で、あたしが思っていたことを声の雰囲気とか間とかで

表現してなおかつそれがすごくいいのです

萌えるCDの感想はうまくかけそうにないので、小説の感想を(笑)



頭がよくてなおかつ人並み以上に発想力があり、それを実行する力があるのだけど

いかんせんどこか社会生活に適応できないというか、人間観察に甘いとこがあったせいで

友人と思っていた男に裏切られているのに

それをうまく悲しみや苦しみとして発散する力が弱いんですよね

ぼーと立ち止まっている京一にナンパしかけてきて

復讐を仕掛けさせ、可愛がられ方を一から教えていく梶本の

なんか変な強引さが魅力的でした

まぁ・・

はっきりぶっちゃけたら

こういう手口に引っかかる京一がおばかさんとでもいいましょうか(笑)

エロも濃厚で楽しく読ませていただいた一冊です

強引な攻めが好きな方どうぞー(笑)

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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