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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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頬にそよ風、髪に木洩れ日(椹野道流)

頬にそよ風、髪に木洩れ日―右手にメス、左手に花束6―(二見シャレード文庫)
椹野 道流 (著)
鳴海 ゆき (イラスト)




(内容)


学位を取得した江南は、助手になることが内定し、ますます忙しい日々を送っていた。中でも腹膜炎で入院中の少年・松川孝志をめぐって
は、事件の被害にあった可能性があるとして警察が捜査に乗り出してくる。江南を労りつつサポートする篤臣は、法医学者として鑑定を依
頼され一つの仮説を提示するが…。以前より感じていた腹痛が悪化し、職場であり、江南の待つK医大附属病院へとうとう緊急入院するこ
とに。そこで待ち受けていたのは、ドS楢崎の内科診察&元気ハツラツ小田教授の執刀フルコースで――!?
メス花シリーズ第6弾!! 全編書き下ろし☆



 夫婦でよい関係をつなげるには日々の努力と心がけと思わずにはいられなかった作品です

強姦ではじまった関係の二人がこうやって、日常の波乱万丈を迎えながら

でも、日々絆を固めていっている楽しい作品です

ドラマチックな運命に翻弄されるお話も嫌いではないです

でも、こういう風にさりげない日常を重ねていくお話も好きです


今回はある事件に絡みながらお話は進んでいきますが

事件そのものより、江南の愛する嫁はん?である篤臣が盲腸で倒れます


たわいもない日常がこんな風に簡単に失われる不安がある意味このお話の中枢と言いましょうか

不安に襲われる江南をやっぱり心身ともに支えるのは篤臣なんですよね

まぁ、かわいい婿さんを十分大事にしてあげてーと

としか言えない(笑)









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ビューティフル・プア(榎田 尤利 )



ビューティフル・プア B-BOY NOVELS
榎田尤利/著
稲荷屋房之介/イラスト


(内容)

「貴族でも、そうじゃなくても、あなたはあなたでしょう?」父親の命で、遠い異国へとやってきた玲一郎。貧乏のあまり、自らを売りに出した侯爵・アロウが所蔵する絵画が目的だ。彼を求めて大富豪が集まるなか、唯一庶民の玲一郎はなんとか侯爵に近づこうとする。その超絶美貌にも揺らがなかった玲一郎だが、彼の人柄に触れるうちに、なぜだか心から笑う顔が見たくなり―。榎田流ノーブル・ロマンス。オール書き下ろし。



お話自体はおもしろかったですー

高潔な貴族であれと教えられ、そうあろうと努力してきたアロウの姿は本当に感動です

お話自体も晴れの日もあったり。雨の日も嵐もテンコ盛りです

最後にびっくりするような内緒話も隠されていました

ラブも多めに十分配置されています

でも・・なんか萌えません

榎田さんには、「君がいなけりゃ息ができない」のような本当にへんてこで、でも貧乏でわけがわからない子を書いてほしいと希望w













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男性声優占い

巷で流行っているようなので、チャレンジをば(笑)

まずはこれから

男性声優成分分析占い

結果は・・・これです

「診断結果」

Lianhaの52%は、檜山 修之で出来ています。
Lianhaの25%は、森田 一成で出来ています。
Lianhaの22%は、諏訪部 順一で出来ています。
Lianhaの1%は、高橋 直純で出来ています。






BLCDは最近聴き始めたばかりの初心者なので・・・

どういう方なのか、どういう作品に出られているのかわかりません・・・

精進が必要ですね(笑)

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極道の犬(秋山みち花)

極道の犬 (CROSS NOVELS) (単行本)
秋山 みち花 (著)
ヤマダサクラコ(イラスト)



(内容)

■商品の内容 


[要旨]
「俺の身体は、おまえのものだ」若くして組を継いだ怜史の傍らに常に侍る男・門倉。犬のように忠実に仕える男と怜史の関係が対等になるのは、ベッドの中だけだった。沈着な男の、骨まで喰らいつくそうとするかのような愛撫に乱れながらも、怜史にとってこのセックスは、門倉の忠節に対する餌でしかなかった。しかし、組長継承に異を唱える輩に怜史が命を狙われた時、初めて犬は命令に背いた。自分を護るために―。



初読み作家さんですが、イラストがあのヤマダサクラコさんです

美貌で麗しいと、作家さんも設定されている 怜史 を

実に美しく男らしく、骨太な感じに描かれていています

好みです・・・(笑)

門倉 は高校のときに美しい少年怜史に一目で恋をしてしまうのですが

少年はやくざの世界に身を投じようとしているため

彼の恋心をわかっていても受け取ることができません

これから進む茨の道(極道)の世界に門倉を引き込もうとするのも抵抗があり

恋がかなったとしても終わる時が怖くて素直に恋心を現すこともできません

でも、門倉を離したくはない・・・

その思いのたけを彼はこう表します

「俺の犬になって一生そばにいろ」・・・と

強い口調でとんでもない言葉を発しながら怜史の目は何かにすがるような

必死に助けを求めるかのようなのでした

犬になることを承知し、極道になることはなくても

ボディガードとして、常に寄り添い、ときには怜史を手中に入れその体を

思う存分に堪能する毎日でした

だが、ある事件とともに怜史を守りきれなくなってしまい・・・






門倉の攻め視点で描かれているので、怜史のこういうせつない恋心と

ひとりで極道の道に進む不安と焦燥とかがなかなか伝わってきません・・(笑)

受け視点で読もうとしてしまう癖があるので、なかなか素直にお話しに入れなかったのです


受け視点から書いていただいて、なぜ極道になろうと決心したのか

門倉への幼い恋心がどうやって大人の愛に変身していき

離れたくないと思っているか書かれていたら本当にあたしの萌えだったかもです


でも、挿絵効果もあり最後まで楽しく読み進めることができました

これから要チェックな作家さんになりそうです





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悲しみの涙はいらない(水原とほる)

悲しみの涙はいらない (DARIA BUNKO) (文庫)
水原 とほる (著)
ヤマシタトモコ(イラスト)

(内容)


母親に捨てられ、義父の借金のカタとして金融業を営む国枝に引き渡された遙。その美しく儚げな容貌で借金返済のために売春を強要されてきた。男達からの陵辱に耐えるため、固く心を閉ざしていたはずなのに、気まぐれに自分を抱いた国枝の言葉に何故か傷ついてしまう。端整な顔立ちだが冷たい目をした国枝の冷酷さに怯えながらも、垣間見える彼の孤独と優しさに遙の心は揺れ動き…。




遥は、幼い時から奔放な母に振り回されて、何回か苗字がかわり

挙句の果てに、義父のもとに捨てられ虐待と性的暴行に脅え

今日こそは逃げようと決心した日に借金のかたにやくざに売り飛ばされちゃうんですよね

義父の借金をかえすために売春を強要され、汚されていく自分に涙流すこともできない子供が本当にかわいそうでした

国枝の思いつきで彼に引き取られ、高校に行き、大学受験を指示され

思いがけなく得た普通の幸福を楽しみますが

友人ができたということを国枝に知られたとたんはかなくも消える幸福でしたが・・・

やがてそれさえも甘受して人生をあきらめて生きていく遥でしたが

体を使われるだけの冷え冷えとした関係だと思っていた国枝の優しさを知るにつれ

国枝に惹かれていきます

暴力も虐待もいつもの 水原マジックに比べたら薄いような気はしますが

ほんのりとしたやさしい涙に包まれたお話でした





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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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