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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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溺れる彼の恋心(義月 粧子)



溺れる彼の恋心 (リンクスロマンス) (単行本)
義月 粧子 (著)


商品の説明

内容(「MARC」データベースより)
交通事故にあい、初めての恋人に手酷く振られ、惨めな生活をしていた一哉。そんな中知りあいの竜二に声をかけられ、その誘いに乗ってしまう。だが失恋したばかりですぐ別な男に惹かれる自分に嫌悪し、2度目の誘いを断るが…。



商品の詳細

単行本: 226ページ
出版社: 幻冬舎コミックス (2007/10)
ISBN-10: 4344811348
ISBN-13: 978-4344811348
発売日: 2007/10
商品の寸法: 18.2 x 11.4 x 1.6 cm


義月さんお得意の「せつな系健気受け」です

単にアタシがそういうのが好みといえば好みなのかも(笑)

初めて自分の性癖に気がつき、愛し合った恋人に振られ仕事も失い

落ち込んでいた一哉が思い切って出かけたゲイバーで恋人の知人の竜二に

出会い恋に落ちてしまいます

前回の恋を失っているせいか、元々の性格なのか自分に対する評価が低く

セフレでもいいと健気に自分の立場をわきまえて竜二が与えてくれるもの

だけでいいと頑張っていましたが・・・

竜二の元妻が竜二の信頼する部下(宮村)と恋に落ちていることをしり

嫉妬で宮村と仕事を切り捨てようとしていましたが

それではこれからの竜二のためになら無いと判断した一哉は宮村と竜二の

間を取り持とうと頑張ります

仕事上はうまく治まりますが、結果的に竜二からの怒りを買い捨てられる

一哉の健気さが涙誘います;;)

ヤッパリと言う気持ちで悲嘆にくれますが、新たな店と仕事を手に入れ

成長していく一哉のそれからの物語がまたいいのです

男の手助けなくてもコレだけがんばっていけるんだよーと勢い込むわけで

もなく、ただ自然に心の中の竜二を思い、彼ならこういうときどうすると

心の支えにして頑張る一哉の成長物語がこの本の一番ぐっときたとこかも(笑)

結局、一哉を失って初めて恋だったと竜二も気がつきますし

嫉妬心も強く束縛したがりの竜二となりますが・・

それでいいんです

何故って一哉もまた束縛されたがり屋さんだから・・・・

割れ鍋になんとやらという言葉を思い出したのはアタシだけでは無いと思

います・・・・(笑)


あとがきで「アリバイ」のリンク作と言うことに気がつきました・・・

いまは無きエクスプリからの作品です

アレから何年たっているんでしょう・・・

せめて、アタシが内容を覚えていられるうちにして~(笑)





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大掃除というか本の移動

 きたるべく真冬の祭典に備えてなすべきこと

それはチケットの予約であり、休暇の申請とか多々ありますが

一番大事なのは、そうあれです

狭い我が家に諸々の本を入れるスペースを作ると言うことです

いらない本を黄色い本屋さんに持っていくように一まとめに

読まない同人誌は上京のおりにま○だらけに・・・

埃をかぶった本のすす払いをして、

読み直しの一塊の本が決定したところで

今年度のお片づけは終わりました・・・



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きみがいなけりゃ息もできない   円陣 闇丸




きみがいなけりゃ息もできない (ビーボーイコミックス) (コミック)
円陣 闇丸 (著)

商品の詳細

コミック
出版社: リブレ出版 (2007/11/10)
ISBN-10: 4862632939
ISBN-13: 978-4862632937
発売日: 2007/11/10


内容(「BOOK」データベースより)
ルコちゃんという愛称でごくごく一部に熱心なファンがいる(らしい)売れないマンガ家「豪徳寺薫子先生」こと二木。生活能力赤ん坊なみの彼を放っておけず、幼なじみの東海林は文字通り衣食住の面倒を見てやっている。そんな折、二木にメジャー出版社での掲載のチャンスがきた。二人の関係にも微妙な、そして大きな変化が―?


 円陣さんの絵は挿絵買いするほど好きでしたし、原作のほうも榎田さんの味わいのある文章とテンポが好きでしたので、コミックスになるのを楽しみに待っておりました
待ちがいがありましたよー(笑)

肉体面の少年っぽさはともかく、心が幼いというか、生活能力0の男の子
二木くんの可愛らしさはともかくですが
何でもできて、男前で有能な東海林がスゴク素敵にえがかれております

二木が独り立ちできなかったのは自分のせいかと思い悩み
また自分の恋心に引きずられないように
彼を自活させようと突き放してしまいます

それがどんなに二木の心と体を苦しめていくとは気がつきもせず・・・

東海林がいない生活に疲れ果てた二木はある事件をきっかけにして
東海林に「おまえがいなかったら息ができないんだー」告白するのです

恋をしていると囁かれるより、ある意味すごく貴重で重い告白ではないでしょうか

この告白は二木からされるのですが
実は東海林こそ、世話が焼ける手がかかるといいながら
二木に縋っているような気がするのはあたしだけw?





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ドアをノックするのは誰?(鳩村衣杏)



ドアをノックするのは誰? (二見シャレード文庫 は 3-6)

商品の詳細

文庫: 269ページ
出版社: 二見書房 (2007/3/29)
言語 日本語
ISBN-10: 4576070436
ISBN-13: 978-4576070438
発売日: 2007/3/29


内容紹介
甲田は大学助教授だが、かなりの遊び人。興味本位で美貌のサラリーマン・頼久に交際を申し込む。しかし思いがけないほどあっさりとOKが出て、トントン拍子に同居生活が始まると、すべてを捧げて尽くしてくれる頼久に甲田はメロメロに。そんなある日、甲田の別れたはずのセックスフレンドが家に乗り込んでくるが頼久は怒らず、その上“浮気のススメ”まで持ち出されてしまう。三歩下がって、三つ指突いて、女遊びに文句ひとつ言わず、家を守る――『妻の鑑』のようでありながら、スルリと腕をすり抜けていく頼久に、甲田の心中は複雑で…。「君は天使なのか、悪魔なのか…?」両想いなのに、何かがどんどんズレていく!?
ちょっとおかしくて切ない大人の恋物語。


作者様があとがきでコメディと書かれております

確かに文章のテンポといい、どこかずれた感覚といいコメディとして充分楽しめました(笑)

「未亡人」がテーマとして描かれている頼久は美人で仕事もできて人望も厚く家事も夜の生活も満点がでる人間なんですが

どこか違うと言う違和感で甲田は悩みます

違和感が「恋」ではなく「感情のない家族のぬけた穴を埋める存在としての自分」ということに気がついてしまうのです

弟と妹のためという義務感で生きてきた頼久にとって

甲田は新たな世話を必要とする義務のある恋人と言う認識でしかできなかったのです・・・

恋にもならなかったと甲田が消えて初めてコレが恋と気がつき
親を失ってから、初めて自分の感情に素直になるのです

テンポよく楽しんで読める一冊です(笑)


続編で甲田の友人の根本に自分と言う存在のアピールをするところ

ちょいゾクゾクとするほど素敵です



 

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チョコレートのように(ひちわ ゆか)



チョコレートのように (幻冬舎ルチル文庫 (ひ1-5)) (文庫)

商品の詳細

文庫: 287ページ
出版社: 幻冬舎コミックス (2007/11)
ISBN-10: 4344811607
ISBN-13: 978-4344811607
発売日: 2007/11
商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm


(あらすじ)
「死ぬくらいなら、そのカラダ、俺によこせ」。―信頼していた同僚に裏切られた京一に、橋の上で声をかけてきたのは、印象的な声をした謎の男・梶本だった。同僚への復讐に手を貸すというその男は、京一を強引な手腕で変身させ、これまで知らなかった強烈な『快楽』で蕩かしていくが…。その後のラブラブな2人を描いた書き下ろしも収録。



作者様があとがきで書いているようにまさにBLの「お約束」というか

王道ともいうべき作品のような気がします

地味で冴えない京一は仕事を信頼していた同僚に裏切られ奪われ

橋の上で絶望と言う気分に浸ってるとき

チョコレートの香りのする強引な王子様に出会い

まずは容姿から変わっていくことを教えてもらっていくのです

ある意味BL版シンデレラストーリーw!!!

ただしこの王子様正統派ではございません

いつもどこかしらにチョコレートを持っていますし

趣味はアニメ観賞

昔懐かしい「アルプスの少女ハイジ」とか「フランダースの犬」で

パトラッシュが死んだりする場面で号泣できる王子様ですが(笑)

エロも濃いです(笑)



「死ぬくらいならそのカラダ俺によこせ」



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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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