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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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ザクザクザク (早瀬 亮)


ザクザクザク (二見シャレード文庫) [文庫]
早瀬 亮 (著), 陵 クミコ (イラスト)

ザクザクザク (二見シャレード文庫)




(あらすじ)

手芸さえあれば幸せだと思っていたけれど…。

同僚の滝本に手芸と料理が特技と打ち明けられない成見。詰まっていく距離感、高まる気持ち――
本当のことが言えないまま、また恋が終わってしまうのか!?
会社員の成見の秘密の特技は手芸に料理、家事全般。
特に羊毛フェルトはプロ顔負けの腕前を誇るが、成見自身は手芸をする自分が恥ずかしく、
家族以外には打ち明けられずにいた。
ところがひょんなことから女性社員に絶大な人気を誇る同僚、
滝本に手作りキーホルダーを見られてしまう。
妙に関心を寄せてくる滝本に本当のことが言えず、
手芸も持参の弁当も姉の手によるものだと嘘をついてしまう成見。
滝本の中でどんどん上がる姉の評価に感じるこの切なさ。
それは、かつてあまりにも辛い経験で終わった恋の感覚に似すぎていて…。

 
タイトルがなんとなく気になってということと

乙女男子の切ない系みたいなあらすじに惹かれて購入

手芸が好きな乙女受けの切なさと可愛さは十分に堪能できますし

あたしには聞き慣れない羊毛フェルトの製作過程が想像できて 楽しく読むことができました。

おたがいの趣味を尊重しながら楽しく生活できるなんて

すごく羨ましい~~です。

可愛くってほのぼのしていて

それでいて恋する切なさを堪能したい方いかがでしょうか?

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2012.4.4 「キスアリキ。」フェア開催

新田祐克さんのコミックス「キスアリキ」が2012。5。10二巻が 発売されます!

新田さんと言えばあの名作「春を抱いていた」ですけれど

これもヤクザの息子(跡継ぎ候補)透と

その組みのNo2の息子である 堅気の優等生・六実との恋の物語も

非常に濃くて 素敵なお話なんですよ!

そのコミックスが出るにあたってフェアーが開催されるようです。

フェアー開催店で購入すると

新田祐克さん描き下ろし 『シークレット』ペーパーを1枚プレゼント!らしいです。

アニメイトさんで購入すると

「アニメイトオリジナルカバー」がついてくるそうです。

通常版カバーとのダブル仕様となります。

豪華なカバーも欲しいし ペーパーも逃したくない!

とすれば 二冊購入・・

という出版社様の思惑に乗って

また華麗(加齢)な舞いを見せなければいけないのでしょうか(笑)?

4月28日(土)発売 BE・BOY GOLD 6月号で

あの「春を抱いていた」が読み切り67ページ一挙公開されるそうですし

また連載が始まって頂けたらすごく嬉しくって

手のひらで踊る舞いもすごく華麗に楽しくなりそうなんですけどとつぶやいてみる(笑)


kissariki_top.jpg

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恋の花ひらくとき (鳥谷 しず)


恋の花ひらくとき (ディアプラス文庫) [文庫] 鳥谷 しず (著), 香坂 あきほ (イラスト)

恋の花ひらくとき (ディアプラス文庫)



(あらすじ)
女のような容姿に大きな劣等感を抱く司法書士の恵(けい)は、
成就しない恋に疲れはて、上京する。
東京の親類から事務所を譲られたのだ。
しかし、周囲になじめず、苛立ちがつのる毎日が続く。
自分の存在意義を見出せず、孤独感を深めていたとき、
恵は思いがけず、隣の花屋・海棠(かいどう)に告白される。
今まで聞いたこともない甘い愛の言葉に戸惑いつつも……?

包容力男前攻×ツンデレ美人受、商店街で始まる大人のロマンス!
 
スリーピング・クール・ビューティ」でもちょっと一味違う感をみせてくれた作家さんです。

クールビューテイな攻め灰音に弄くられる

天然ぼけの赤毛の新米弁護士さんのおはなしでも

せつない感たっぷりに魅せてくれましたが

今回のお話は

お花屋さんと自分に大きなコンプレックスを持っている司法書士さんの

恋のお話もよかったです。

なまじっかな女の方よりも綺麗な美貌ゆえに小学校のときに傷つけられることにより

自分自身の容貌が醜いというか他人に不快感を与えてしまうというコンプレックスを

もっている司法書士さんなんです。

おまけに弁護士を目指したのですがその試験に受かれなかったという劣等感も強いです。

それゆえに恋をしかけてきたのはバイで傲岸不遜で下品な輩でした・・・

その恋も成就することなく

親戚の急死により、事務所を譲られことをきっかけにして上京してきた恵が

東京で出会ったのは・・

お花屋さんとは仮の姿・・

じつは・・

なんていうことはないのです(笑)

でもイタリアの男の方みたいに口説きまくってくれて、包容力満載で

そしてエロエロい男前なら・・反発しながらも恋に落ちなくっちゃいけません(笑)

紆余曲折をへてようやく自分自身に素直な気持ちでお花屋さんと恋をしていこうと

決心した恵に実はお花屋さんは東大出で優秀なもと裁判官で

元上司からお見合い話が勧められているのだということを知りまして

自分が劣等感ゆえにお花屋さんを貶めるような言葉を言ってしまったことがあって

それゆえに彼は自分を騙そうとしたのだろうと思い至る部分は

ほんとうに切なくてかわいそうで・・

誤解の後のエロに至る部分も美味しくいただきました(笑)

楽しく読ませていただきました。




コメントレスです

まるさんこんにちは
まるさんのほうも大変でしたねー、もう落ち着かれましたか?
お財布も身体的にも精神的にもたいへんだなー
というのがあたしのお引越し感です(笑)
でも新しい場所・新しいお店・新しい人たちとの出会いはいつもウキウキしますね!
>一束のことも佐伯なりに好きだったみたいだし
そうそう、一束のことは好きだったんだと思うのですよ。
同じように本当にコイシイヒト・欲している人を手に入れれない者同士の
同病相哀れむ感覚なんでしょうけどね。
でも佐伯のあの根性曲がり感満載の恋の感覚が嫌いじゃないんで
やっと欲しいもの手に入れれた幸福を大事にして欲しいと思います。
一穂さんは同人誌でさりげなく続きというか
そこが知りたいのよというところを書いて下さるのでとても嬉しいですよね!
あたしも楽しみにしてます。

コメントありがとうございました!


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大人同士(秀香穂里)

大人同士【キャラ文庫】 [文庫]
秀香穂里 (著), 新藤まゆり (イラスト)

大人同士【キャラ文庫】



(あらすじ)

「作家にいい顔するだけの編集なんて無能だ」優秀だけれど廃刊寸前の文芸誌で燻る編集者の小林に、毎日喧嘩を売ってくるのは同期の時田。分析能力に優れた営業部のホープは、実は小林と同じゲイ。ある夜「外回りで疲れた俺に肩くらい貸せ」と挑発され、つい勢いで抱いてしまい!?犬猿の仲の二人が恋に落ち、やがて週刊誌の黄金時代を築いていく―「他人同士」待望のスピンオフ登場。
他人同士1」「他人同士2」「他人同士3

この「他人同士」という作品は一巻のみ発行されて、

あとは諸事情で発行されることがなかったということで

同人誌でちまちままとめたせいでしょうか、なんか人間関係の絡みが中途半端 感じで

三冊も必要なかったんじゃないかなというのが感想だったんです。

この作品はそのなかで同じ会社の先輩でもある小林や時田という魅力的な人たちの

若い頃のお話です。

二人が雑誌という黄金時代を築き上げながら

お互いに恋いに惑い、愛にさ迷いながら

お互いがお互いになくてはならない存在として積み上げていく日々を

お仕事と生活とうまく絡められておりました。

あたしてきにはこっちのオヤジカップルの方が好きです。


「大人同士」

優秀な編集者の小林と、営業部のホープである時田

同じ性癖であることがわかっていながら、

なぜか友人というかあくまでも知り合いというか

同僚程度の付き合いだったはずのふたりなのですが

なぜがなぜか体の関係を持ってしまうのです。

そのことをきっかけにして時田の破天荒さの裏にあるものを感じ取った小林は

時田をくどきまくっていくのです。

小林の口説き文句にすこしずつ気持ちや体が変化していく時田が

可愛くって素敵でした。



「同僚同士」

大人同士では28才のかれらがここでは31才

同居して生活も安定し、仕事にも大きなチャンスが転がってきます。

そうした生活が二人の心にすこしずつ変化をつくっていき

やがて一緒に暮らしている意味がわからなくなった時田と

離れて生活することで時田のありがたみというか、離したくない存在ときがつく小林

28才のころのほうが大人げがあったとおもう小林(笑)


経験者であったということもあるのでしょうが

ワーキングの部分がほんとうに書くのがうまい作家さんだと思います。

楽しく読ませてもらいました。



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ファントムレター (砂原 糖子)


ファントムレター (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
砂原 糖子 (著), 広乃 香子 (イラスト)

ファントムレター (幻冬舎ルチル文庫)



(あらすじ)

梢野真頼は東京の片隅でシェフを務めている。店に足繁く通う田倉訓とはいわゆる幼なじみだが、昔の関係は封印し冷淡に振舞っていた。しかし、田倉は屈託なく接してきて―。同じ頃、九州の田舎町。小学六年生の治は、自宅の蔵で古い手紙の束を見つける。差出人「マヨリ」の真っ直ぐな恋心は、やがて同級生・双葉への治の想いと重なっていき…。
二段構造の魔法瓶構造のお話でした。

最初はなんでしょっぱなからでている真頼の手紙が

真頼のもと住んでいた家から見つかってきたのか

???となりながら途中からその構造が分かってきて

二段構造で作り上げていく二組みのカップルの恋の進行が 楽しかったです。


真頼と 彼の店に足繁く通う田倉訓は幼馴染の元恋人同士

周囲にはそういった過去は全然知らされませんし、

なにより真頼には亡くなった妻がいるのです。

まだまだ妻に対して気持ちは残っているようで

田倉に対しても元友人にしてはそっけなさすぎる態度をとっています。


というのも、二人は幼馴染として出会い恋に落ち

二人の関係が適切なものではないということで批難を受け駆け落ちまでしてしまうのです。

駆け落ちがどういうふうに失敗したのか

なぜ二人は友人のようなままで付き合いを続けているのか

それは真頼の幼い頃書いた手紙を読んで同じように閉塞された田舎の生活にイヤ気をさし

同じように同性に恋をして

同じように周囲から非難され

同じように駆け落ちしてきたふたりの幼い子供たちとの出会いの後

謎解きは始まっていき

過去においてけぼりにしてきた自分たちのほんとうの気持ちに向き合い

また愛を深めていくのです。

可愛い挿絵と雰囲気ぴったりな可愛くってせつない恋のお話でした。



コメントレスです♪

あきりんりんさん
ゆっくりとした時間と体調と心のメンテナンスが必要な年齢のようです(笑)
まぁこれもどこでも付いてきてくれる娘の存在のおかげなんですけどね。
腰痛体操教えていただいたのでネットで検索してがんばって続けていきますね。

元気なときにまたお会いしましょうです~m(*。_。)m

コメントありがとうございました!

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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