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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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理系の恋文教室 (海野 幸)


理系の恋文教室 (二見書房 シャレード文庫) [文庫]
海野 幸 (著), 草間 さかえ (イラスト)




(あらすじ)

……伊瀬君、今日は優しいね……

大学開校以来の秀才にして、学校一イケメンの伊瀬君。 そんな彼がまさかの恋文を書いていることを知ってしまった春井教授は…。
毒舌ドSツン弟子×天然ドジッ子教授の超年の差ラブ!


容姿端麗・成績優秀。学内のあらゆる研究室から引く手あまたの伊瀬君が、なんの間違いか我が春井研究室、別名・ 落ちこぼれの避難所にやってきた。おかげで雑用にもたつく私は伊瀬君に叱り飛ばされ、怯える日々を過ごしている。 しかしある日、彼が恋文を書いているのを偶然知ってしまった私は、その奇抜な文章につい突っ込みを入れてしまったのだ。 怖いはずの伊瀬君の初めて見た真剣な顔…。 「教えてください、春井先生」そう言われた私は、うっかり頷いてしまい――。
 
学業・容姿と共に優れたいわゆるできすぎくんに恋された

49歳の教授との恋物語でした。

ちょっと天然で人間としてはダメな大人なのかもしれないけど

この教授の枯れ具合がなかなか素敵でした。

そんな枯れた大人が恋されている事に気がついて

恋をしていることに気がついて

あたふたしているところが実に可愛かったです(笑)


老い先短い?彼と年下の彼のこれからの時間が

濃縮で優しいもので ありますようにと祈りたいです。


コメントレスです♪

あきりんりんさん

「魔法使いの食卓」は全体にライトで甘いしよかったです。
そういえばあたしも暗い目の谷崎さんはちょっと苦手です。
「最後のテロリスト」も「闇を歩く」も読みおえないままです・・
この本はシリーズ化して「しあわせにできる」くらい続いてもらいたいです~
明日この本探しの旅に出られるとか
勇者さまの旅と狩りが順調にありますように(はーと


まるさん
 この「普通」なようでいて普通でない切なさを堪能できて楽しかったです。
ヤコ先生の可愛い人柄にやられてしまいそうでしたが
やっぱり恋は師弟愛だけじゃダメなんだろうなと・・・
そうそう誰も悪い人がいないから余計に切なさが伝わってきて よかったですよね。
あれだけ苦しんでもがいて手に入れたものですから
トキオとナツメには 幸福なままいてほしいですよね。
杉原さんあたしも大好きなんです!
穂波さんのほのぼのとした絵柄もいいですよね。
挿絵買いしたこともなんどかありますよー
そうそうキャラは口絵のカラーが二枚ついていてお得感ありますよね
あたしも好きなレーベルです。
まぁちょっとフェアーには遊ばれておりますけどね。
これからの忙しい時期は萌え補給をたっぷりして乗り切っていきましょうね!


コメントありがとうございました。

拍手[1回]

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魔法使いの食卓 (谷崎 泉)

魔法使いの食卓 (二見書房 シャレード文庫) [文庫]
谷崎 泉 (著), 陸裕 千景子 (イラスト)



(あらすじ)

とある片田舎に暮らす穂波家は、長男の瞳が働きながら弟二人を育てている三人家族。そこへ六年前に行方不明になった隣家の仁が戻ってくる。無邪気に喜ぶ弟たちをよそに、仁への複雑な思いがある瞳は素直に喜べない。さらに、仁を追って謎の外国人が押しかけてきて!?働いて、食事をして、働いて…平凡に日々を積み重ねていた瞳に、仁の優しさは空白の時間を経てもなお、あたたかくてー。

 
強姦から始まらない谷崎さん・・・ 珍しいという感じで読んでおりましたが

いえ本当はあたしのなかでのイメージがそうなだけで、

実際は始まらない物語もあるんですけどね(笑)

幼馴染の仁は「すぐに戻る」といって出ていったきり 何年も音沙汰がなかったらしいし、

家庭の事情とかそこらの恋愛の始まりとかが かる~く割愛されちゃっているので

強姦で始まらなかったのかどうかは妄想するだけでした(笑)


両親が早くになくなり弟たちを養うために

医大に進学し父と共に意者になろうとしていた夢を諦めて

家からも近く、定時で終わる仕事についている長男の瞳

そういった瞳の優しさを知っている弟たちも学業にクラブにと精出しています。

仕事に家庭に弟たちの世話と、なんか父子家庭のような様子がほのぼのと描かれていて

楽しい(笑)

急いで帰ってきて料理の段取りを考えて実行していく・・・

食後は洗濯物を取り込んでと

これは小説版「きのう何食べた?」なんでしょうかと錯覚しちゃいそうでした(笑)


恋のお話としてはちょっと薄い・・かな

二人がであったなれそめはお隣に引っ越してきて、

六年前に父親と共に急に消えてしまったという

あたりは書かれているのですが

どうやって幼馴染のふたりが恋愛していたかまでは書かれていませんし・・・

ふたりの会話の端々とかモノローグで想像するしかありませんが

この「おかしな関係」を弟たちにばれたくないと瞳が言い切っている様子とか

好奇心で始めたとかはしばしから察するに最初から愛情を感じまくっていた仁に

押し切られて強引に思わせない手口にやられたんじゃないかなぁ(笑)


一冊でも十分楽しく読めましたが、まだまだ謎は解明されておりませんし

愛の部分ももうすこし堪能させていただきたいのでシリーズ化希望です!


コメントレスです♪

まひるさん
>まったく、お薦めが上手いです(笑)
褒めていただいてありがとうございます~ ←大きな勘違い(笑)
忙しいとのこと、
なかなか読めそうにない時間もBLへの愛を深めるいい時間だと思います(笑)
来年まで熟成していただいても
十分に楽しめる作品だと思いますので是非是非おすすめいたしますね!

コメントありがとうございました!








拍手[1回]

恋愛前夜 (凪良ゆう)

恋愛前夜 (キャラ文庫) [文庫]
凪良ゆう (著), 穂波ゆきね (イラスト)

恋愛前夜 (キャラ文庫)




(あらすじ)

ナツメとトキオは、同じ市営住宅のお隣同士の幼なじみ。同じ高校に通っているけれど、 ナツメは派手なグループ、対するトキオは一匹狼と、家から一歩出ると属する世界も まったく違う。けれど片親で育った者同士、幼いころからずっと一緒に食事をとり、 お互いの部屋で過ごす時間は、いつしかかけがえのないものに変化していた。 ところがある日、漫画家志望のトキオがデビューを見据えて上京すると告げてきて!?


幼馴染の二人のお話です。

今回の裏テーマは「普通」だそうです。

でも凪良さんらしい普通なお話しでした。

幼馴染の二人が

恋愛とは関係の無い生活の部分でちゃんと関係が築いてあって

そのまま時間がすぎていけば大人になっても

あの時はどうたらこうたらで

とすぐ懐かしい話に花咲かせれていたのでしょうが

生活を共に過ごすうちに片方は恋を自覚し

会わない方がいいとさる決心をし

片方は去られて初めてその喪失感が恋だったことを知るのです。

そして自分の恋を叶えるべく先に旅立ったトキオを追いかけていくと

なんとトキオの心の隙間には

もうちゃんと埋めるべき優しい存在がいたのです。

告白することもできないまま、

なりゆきでそのトキオの恋の相手である漫画家の大先輩のヤコ先生の

メシスタントをするようになり・・・


「隣の猫背」でのふたりの幼少期の話も

十分せつなくて哀しい部分もあって

これは普通じゃないよねと涙が出てきそうになりましたが

「恋愛前夜」になるとほんとうに切なくて哀しい場面だらけです。

恋を告白しに意気揚々と上京したら職場は潰れてて

恋の想いを伝えたくてもトキオにはすでに彼氏がいて

またその彼氏がダメな人間なんだけど

すごくいい人なんで憎めなくって・・・

しかも生活面ですごくお世話になってしまうし・・

誰も悪い人がいないから余計に切なくて哀しい・・・


ヤコ先生のトキオへの思いはちゃんと恋だったけど

トキオのヤコ先生の思いは心の隙間を埋めてくれた

尊敬する先輩漫画家というところも痛いし・・・

恋愛ってほんとうに普通に哀しいと思えるお話でした。

そういうふうに人を傷つけてでもなお手に入れたい存在をちゃんとつかめた幸福を

きちんと噛み締めて恋愛をちゃんと優しく守っていって欲しいと思える一冊でした。



ひさびさに泣いてみたい方いかがでしょうか?







拍手[6回]

B級グルメ倶楽部 4 (今 市子)

B級グルメ倶楽部 4 (Dariaコミックス) [コミック]
今 市子 (著)

B級グルメ倶楽部 4 (Dariaコミックス)




(あらすじ)

クリームパンが好きな会社員・吉野と、カレーパンが好きな高校時代の先輩・鬼塚。やっと恋人同士になれた二人だが、まだまだ平穏とは縁遠い日々。そんなある日、見知らぬ女性に「彼と別れて」と言われる夢を見た吉野。目覚めると鬼塚が傍にいて安心したのも束の間、なぜか夢に出た女性もそこにいて—!? 失くした週末の記憶を巡る大騒動! 波乱は続くよハイテンションJUNK LOVE♥


今回は限定版としてCD付きもあったのですが

今月来月とBL出費が激しいので自重いたしました(笑)

クリームパンが好きな会社員・吉野と、

カレーパンが好きな高校時代の先輩・鬼塚の恋はようやく一段落ついて

次は甘い甘い展開かなと期待というか予想していたのですが

さすがの今市子さん・・・

そういう期待はどこかに霧散いたしました。

あいもかわらず周囲は賑やかで騒々しい人が多く

事件や事故は起こりがちです。

恋の方はまぁまぁ進展・・・してるし・・・してるよね(笑)?

吉野のお姉さんも鬼塚の同僚の白洲さんとなんかいい感じで

落ち着いてくるんじゃないかなと

でもこれ以上登場人物が増えたら

僕のやさしいお兄さん 」なみにお話がわからなくなりそうです(笑)



コメントレスです♪

lisaさんこんばんはー
お仕事忙しい時期になりましたよね。
こういうストレスが貯まる時こそ読みたいのがBL萌えなんですけど
仕事に家事に女の人ってなかなか休まるときありませんよね。
そんな大変なときに覗いてくださってありがとうございます。
新刊チェックがんばりますのでまたよろしくです(*・人・*)





拍手[1回]

深呼吸 (木原 音瀬)


深呼吸 (ビーボーイノベルズ) [単行本]
木原 音瀬 (著), あじみね 朔生 (イラスト)

深呼吸 (ビーボーイノベルズ)



(あらすじ)

谷地健司は20年近く勤めていた外資系の会社をリストラされてしまい、40歳を過ぎて弁当屋でアルバイトを始めた。リストラのショックが癒え、穏やかに過ごしていた彼の前に突然、榛野が現れる。榛野はアメリカの大学院を卒業したエリートで、谷地に冷酷に解雇を言い渡した年下の上司だった。無能と宣告されたような気持ちを思い出すので二度と会いたくないと願っても、彼は毎週末やってきては弁当を買って話しかけてくる。その真意は…。
 
2002年に雑誌で発表されて、

その雑誌とかがオクで高値で売買されていることは知っていましたが 手を出せず・・・

でも読み終わってみたら手を出さずにいてよかったと思えました。

いや、強がりなんかじゃないんですよ(笑)

というのも、

上司がリバというのは作中で彼と肉体関係がある男が 語っているのでわかりましたが

上司はともかく、

過去彼の部下であった谷地は恋さえ自覚していないままなんですものー

この究極の焦らしプレイに耐えていた方の忍耐に感銘を覚えますよ。

でも自分も長い間待っているのもあるしね・・

BL読みさんはある意味究極のMなのかもしれません(笑)


リストラされて会社を止 めさせられた谷地

ようやく気持ちも落ち着いてお弁当屋さんで働く生活に慣れて

季節の移ろいとか感じられる今の生活に満足はしていtのだけど

その生活に突然現れたのは、谷地にリストラを言い渡した年下の上司の榛野

彼がお弁当を買いに来るたびに、自分が不要と言い渡させたあの苦い感覚が戻ってくるので

あまり会いたくはない存在だったのに

なぜか彼は谷地に会い話しかけてくる。

そしてある事件を境になぜか穏やかに休日を共に過ごすようになってきて・・



木原さんだからどこかに痛みがあるだろうと待ち構えて読んだのですが

愛すること、愛されることのせつなさはあっても肉体的にも精神的にも痛みはなく

初めて木原さんを読んでみようと思う方にも大丈夫とおすすめできるのではないでしょうか?


そして一月には以前同人誌で発表された「男の花道―Don’t Worry Mamaシリーズ」が

発売されるという嬉しいサプライズがあります!

Don’t Worry Mamaの主人公たちがヤキモチが原因であそこにピアスつけちゃうところに

遭遇して以来ショタ系にはまってしまった友晴(ゲイバーのママ)

ひょんなことが原因で知り合った松尾はオタクで巨乳が好きなノンケの会社員

松尾に懐かれていることが嬉しくてついつい心も傾けてしまった

オネエの悲哀が見事に書かれていたのだけど、どこか中途半端だったので

これでまとめて完結するまで読むことができるなんてすごく嬉しい。

一穂さんの新刊も一月だし

まだまだ長生きしなきゃ(笑)




木原さん怒涛の活躍がすごく楽しみです(笑)



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HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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