ホタルノカタコイ (幻冬舎ルチル文庫 ま 2-3)
真崎 ひかる (著)
小椋ムク(イラスト)
(内容)
高校生の夏樹は高原でのバイト中に出会った緒方に恋をする。まっすぐ想いを伝える夏樹に、緒方も応えてくれたはず、だったのに――?
元気で明るい高校生の夏樹は軽井沢でバイトをしているときに
緒方と出会うのです
恋と気が付いたら男同士であろうとも
年齢さカップルであろうとも物怖じもせず告白しデートに誘います
でも実は緒方は恋をしてはいけない人だったのです・・・
真崎さんお得意のせつなさ満載の良いお話でした
強くなること、泣かないこと、
明るくて元気な役を演じているのだけどどこか不幸の影を背負う少年の
哀しい姿がよくかけていたと思います
なんで無愛想で無口で怖い雰囲気を持った緒方に惹かれたのか
その因縁というか原因によって二人の不幸ができあがっているのです
お互いに惹かれあい恋をしているのだけど
恋をしていることによって愛しい人が苦しい過去を思い出し
辛い思いをするのならば
この恋は光るだけの蛍のように言葉に出すこともないままに
ただ思いだけを光らせていくのでいい・・・
そう思って緒方から離れるのですが
母がなくなってから引き取られたおじの家ではなんとなく居心地もよくないまま
従兄弟の性の暴力をうけそうになり
会うことはできないけれど・・・
足がいつの間にか緒方のマンションに向かっていくのです
面白いお話でしたのでもう一ひねり欲しかったような気がしますが
最後はお手軽?にハッピーエンドになれてよかったです
続きは・・同人誌のほうででしょうか?
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