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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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間違いだらけの恋だとしても   ( 鳥谷 しず )

間違いだらけの恋だとしても (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
鳥谷 しず (著), 鈴倉 温 (イラスト)

間違いだらけの恋だとしても (幻冬舎ルチル文庫)



(内容)

刑事の鈴原は、弟から「同棲中の恋人」として検事の友利を紹介される。
その後、弟は仕事で海外へ。
恋人不在の寂しさからか頻繁に連絡してくる友利に、鈴原は戸惑いながらも惹かれてしまう。
とある事件を通して、友利がSM趣味の変態なのではという疑惑を持った鈴原。
それでも一夜だけの思い出にと身を任せるが、「慣れている」と勘違いされて…!?




変態風味の味付けの切ない恋の物語でございます(笑)


検事さんと刑事さんのカップリングとくれば・・

事件を通してお互いに戦い合って愛を深めていくのかとおもいきや・・・

まったくもってそういうことはございませんでした(笑)

イヤ・・一部あったけど、それすらも笑いの果てといいましょうか。


刑事である鈴原はゲイであることを隠して生きておりました。

それは幼い時から壊れかけていた家族が決定的に崩壊したのが

弟の性癖がゲイだからということだからです。

母のために隠し通して生きておりましたが

母の死により、自分だけが苦しんでいたのではなく母もまた悩み苦しんでいたことを知り

積極的に恋をしてみようと決心するのでした。


その場に居合わせたのは弟だけではなく弟と同棲中の恋人として紹介されたのは

検事の友利でした。

優雅で洗練されていてインテリで穏やかな物腰の友利ひと目で心惹かれる鈴原でしたが

彼は弟の恋人なのです・・・

というあたりまでは切ない恋のお話を期待していたのですが

そこかしこに溢れてくる変態風味というか

おかしな人々というか・・・妙でへんちきりんな日常と言いましょうか

妙な笑いが出てきてしまうのです。

事件を通して友利という男を知っていくうちにどんどん惹かれていく気持ちを止め切れず

弟の不在ゆえの寂しさを紛らわすだけでもいいからと

一夜の恋に身を任せてしまうのですが

まぁおこらあたりもエロエロがすべてに濃いです(笑)!


最後に誤解が全て解けて

実は友利はすでに弟と別れていて

鈴原は友利が初めての男であったということがわかるのですが

そのあとの会話がおかしかったです。

攻め「私の孔をよく見せてください」

受け「それはお前の孔じゃないだろう。俺のだっ」

攻め「いいえ。これは私の孔です」

(。・_・。)

破れ鍋に綴じ蓋の変態加減がよろしい風味でおいしゅうございました(笑)


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女性
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「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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