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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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なぜあの方に恋したのかと聞かれたら… (小林典雅)

なぜあの方に恋したのかと聞かれたら… (白泉社花丸文庫) (文庫)
小林 典雅 (著)
山本 小鉄子 (イラスト)




(あらすじ)

むかしむかしあるところに…てか、ぶっちゃけ中世後期の欧州のとある王国の片田舎に、純真で敬虔な領主の末息子が住んでいました。そこへ一見黒ずくめの魔王、よく見ると大天使のようなお顔の王宮からの使者がやってきて、「ぜひ王妃様の小姓になっていただけぬか」と申されました。領主一家はすっかり使者に丸め込まれ、末息子をホイホイ差し出してしまったのです!末息子危うし、お役目と称してセクハラされ放題!?変人ばかりの宮廷とんでもラブコメディ、始まり始まり―。



美男の達人

嘘と誤解は恋のせい

と数々の名作・迷作を珍妙で軽く読ませてくれた作家さんでしたので

今回も大きな期待を込めて購入したのですが

あいにくあたしはカタカナ語に弱いという欠点と

だいぶ改善させれてきたとはいえファンタジー物はやはり苦手なのです・・・


ということで、あたしてきにはいまひとつお話に入りきれなかった作品なのですが

ご無体なエロシーンですとか、

やたら講釈じみている愛の語り口ですとか

無垢な少年をいいように弄びながら、開発しつつ

自分の理想に育て上げようとしたお目付役の方の情熱はすごく楽しく読めました。





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玩具の恋(四ノ宮 慶)

玩具の恋 (白泉社花丸文庫BLACK) (文庫)
四ノ宮 慶 (著)
奈良 千春 (イラスト)



(あらすじ)

「お前は俺の玩具だ。俺が飽きたらお終いだ」恋をしたことのない初心な高校生のケイゴは、初めて行ったゲイバーで泥酔した客に強姦されそうになり、店の常連客で、冷酷な眼鏡の男・草加に間一髪で助けられる。一目で彼に惹かれてしまうケイゴだが、草加には悪い噂があり、しかも子供は相手にしないのだと知ってしまう。それでもあきらめきれないケイゴは、彼に相手にしてもらう為に、髪型を変え、年齢を偽って迫り、ついに一夜限りを条件にベッドを共にすることに成功するが―。ケイゴの初めての恋の行方は。




めったに買わない花丸文庫を購入・・・

しかも価格お高め設定の花丸文庫BLACK購入のそのわけは・・・

奈良さんの挿絵効果です(笑)

綺麗な桜の花を背景に2人が座っています。

綺麗系ででも、その冷たさがありありとわかる大人の男と

学ランの初々しい少年がほんと綺麗でよかったです。


BLと挿絵効果が常に言われておりますし、あたしも呟いておりますが

挿絵の素晴らしさでお話も読み進めていくうちに楽しく堪能させていただきました。



恋もしたことがないケイゴが恋した男は

ケイゴが初めていったゲイバーで泥酔した客に強姦されそうになるところを

助けてくれた草加です。

ある事情で冷徹で傲岸不遜な男になってしまった草加は

子供は相手にしないというスタンスをはっきりと表明しています。

でもそんな彼をどうしてもあきらめれなくって

子供ながらの純真さと一途な気持ちで少しづつ草加の心の氷を溶かしていきます。

奈良さんの学ランも素敵でした。

学ラン萌えのかたぜひぜひいかがでしょうか(笑)







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情熱まで遠すぎる (桜木 知沙子)

情熱まで遠すぎる (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
桜木 知沙子 (著)
高城 たくみ (イラスト)



(あらすじ)

三十四歳の歯科医・新堂雅尚が十九歳の学生・岡崎晴と出会ったのは、小学生だった晴が新堂の隣家に住む叔母を訪れたときのこと。華やかな容姿と裏腹に謙虚な晴の思い人が実の叔父であると偶然知った新堂は、彼のことが気にかかる。やがて新堂の医院でバイトを始めた晴を誘い部屋で酌み交わしていると、晴が好きなのは実は自分なのだと告げられて。



この作品とはまったく関係ないのですが

この作者さんの名作「札幌の休日」「東京の休日」がデイアプラスさんのとこで

復刊文庫化されるそうですねぇ。

記憶が薄いし、

すでに手放した作品なのでどういった内容だったかいま一つなんですけど

じれったいような、ゆっくりと恋していくことを楽しめた作品だった・・

ような気がします(笑)

BLというよりも、耽美と呼ばれていたあの時代に近かった・・?

懐かしいわ~と思われるかた

どんな話だったかしらと思いださないかたがたに朗報です(笑)

3月20日発売の小説デイアプラスで復刊記念のプチ特集で

書き下ろしショートストーリーが載っています。

気になる方本屋で立ち読みで十分だとは思いますけど~

どうぞ♪



ということで本題です(笑)

このお話はキラキラした男前でシャイな大学生×歯科医の恋の模様です。

腕はいいのだけれど周囲の圧力でちょっとやる気のない歯医者さんと

どこまでもシャイで純粋で可愛い、

それでいて情熱は十分たっぷりの大学生との恋のお話なんですけど

表紙ではどちらが攻めで受けなのか今一歩わかりずらかったんですけど

心に秘めた思いを熟成させていた大学生の男の子が攻めでした。


キラキラの男の子なんですけど

人生にちょっとあきらめをもったおっさんを

ここまで前向きな男に仕立て上げていく

あくまでも無意識にですけどね。

その過程が非常に丁寧にしっとりと書かれていたお話だったと思います。


きらきらの綺麗で純情な男の子に恋をされて

癒されたい方にぴったりなお話なんではないかと思うのです♪





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花嫁は十七歳 ハネムーンは豪華客船で(若月京子)

花嫁は十七歳 ハネムーンは豪華客船で(プリズム文庫) (文庫)
若月京子 (著)
椎名ミドリ (イラスト)
   




(あらすじ)

女子高生で新妻の桜子の正体は──実は男! 母親の陰謀によって、女の子として生活しているのだ。高校最後の夏休み、夫の和彦とともに豪華客船でのハネムーンに出かけた桜子は、ヨーロッパの小国の王子であるアルフレッドに出会う。見るからに『ヤマトナデシコ』な桜子だけに、人妻でありながらも王子のターゲットになってしまい? シリーズ第3弾v



「花嫁は十七歳」シリーズもはや三冊目・・・

はっきりいってこのシリーズがここまで引っ張るとは思わなかったです(笑)

花嫁は十七歳

花嫁は十七歳 スキャンダルは華やかに

以前の感想でも書きましたが

ツッコミどころは満載なのですが

登場人物は悩んでいるようで、それでいて悩みはどこかお気楽・極楽です。

お笑いBLとしていい味が出ているとは思いますが

三冊は長すぎたというか

人気が出たために、お話を水増しして出している感が強いせいか

お話自体は単調です。


でも、お笑いBLを楽しみたいというか、

非常にきもちとかからだが疲れているときとか、

細切れの時間しか取れない時なんかはすごくありがたい読み物です。



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ルール (水壬 楓子)

ルール (リンクスロマンス) (単行本)
水壬 楓子 (著)
高座 朗 (イラスト)



(あらすじ)

警視庁に勤めるキャリア警察官の高森は、失恋の痛手から立ち直れずにいた。ある日、酔ってハッテン場に入り込んでしまい、危ういところを恋敵の秘書である篠宮に助けられる。篠宮の自宅に連れていかれた高森は、自分が失恋から立ち直るまで身体も含めた面倒を見て欲しいと篠宮に詰め寄ってしまう。篠宮と過ごすやさしい時間が増え、徐々に彼に惹かれていく高森だったが、彼は仕事のためだけに自分の相手をしてくれていただけだと知り…。

「ルール」小説リンクス6月号(2009年掲載)
「トゥルース」書き下ろし
「メッセンジャー」書き下ろし



いつもコメントをくださるさなえさんに

斜め45度の変なお勧めをプッシュして気がつきました・・・・

この本の感想をまだ書いていない・・・ということに(笑)

あいもかわらないお間抜けさですね(笑)

などと序文を書いておきまして感想です。



スキャンダル」「リスク」の一連のシリーズです。

これで3組目ですけれど

このシリーズに出てくる年の差カップルとか、

おやじ攻めのあのカップルの中では唯一常識人ぽかった

あの大物政治家秘書のあの篠宮さんが・・・・

一番変態でしたとご報告しなきゃいけません(笑)



たぶん、久我に命じられて城島と付き合っていたころから高森に

ひすかな嗜虐性を見出し、魅かれていたんじゃないかと

大きな妄想を堪能させてくれるくらい

ちょっと真面目なMタイプの高森をネチネチいじめているんですけど~

またそれをいちいち至極真面目に高森が受け取ってしまうので

篠宮もずいぶんいじめがいがあったのではないでしょうか(笑)?

エロも濃いです。

育ちもよくて、恥ずかしがり屋さんな高森に

あんなことやこんなことで恥ずかしさを通り越させて大きな快感を

与えてゆく敬語攻めの篠宮に萌えたのは・・

あたしだけではないとおもいます(笑)



書き下ろしでもやっぱり篠宮はいじめっ子の本領を十分に発揮しております。

ふたりの父親同士が知り合いというか、

篠宮のお父さんは高森の父に騙されて自殺に至ったという過去が露呈します。

篠宮のそばにいられないと決意して

お別れに手に触れさせてくれとこうのですが

もうそこはほんとうにせつなかったです。


最後の短い書き下ろし「メッセンジャー」が一番バカ受けでした。

捜査に行き詰まってしまった警視庁捜査二課ですが

高森はある秘策を実行することにしたのです。

それは・・・

生贄の羊ちゃんという名の城島を政治家の久賀にさしだしちゃうこと(笑)

しかも~

その可哀想な羊ちゃんにメッセンジャーとなってもらって

2人の愛の言葉を運んでもらうのです(笑)

水壬さん・・・

大変堪能させていただきました。

おいしゅうございました(笑)

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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