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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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子連れオオカミ 井上 佐藤

子連れオオカミ (バンブー・コミックス 麗人セレクション) (コミック)
井上 佐藤 (著)

(内容)

同じ日に偶然アパートの上と下に越してきたバツ一・子持ちのふたりの男。同じ境遇ゆえか、すぐに意気投合し、互いの家を行き来する間柄となったのだがある晩、酔った勢いで起こった事件(?)からふたりの仲は険悪に…!?麗人Bravo!誌上で大好評だったバツ一パパ同士の恋愛模様を描いたシリーズが大幅描き下ろし番外編収録で待望のコミックス化!!他、会社社長とキャバクラのマネージャーの不器用な恋愛を描いたシリーズ2作と読み切りを収録した見どころ満載の最新作品集。






子供さんの可愛さで大好評のこの漫画ですねー

育児の煩雑さとか子供の寝顔だけはたしかに天使のように可愛かったなぁと思いだす(笑)





二匹の子連れオオカミたちがお互いにいい時間を過ごせれる同士だという自覚はありながら

自分のプライドとか、見栄とか勢力を無駄に見せつけるのが好きなので

どっちがマウントを取るかで争っているお話でした。



おこさまたちの絵柄は可愛いのですが、お互い相手の親に似ているために

保育の先生方すらもお子様と保護者を間違えるというエピソードが必要だったためか

やたら顔のかきわけができていないように感じてしまいました。

ところどころ・・どっちがどっち???というシーンがあり

お話を追うときに混乱が生じてしまいましたので

男たちの肉体美はたいへん美しく筋肉が好きなあたしとしては

十分に大変に満足できた美味しい一冊だったので、それがちょっと残念です。


カバーの裏に初めての夜になんでお腹の上に精液がついていたか

わかるように書いてありました(笑)

ちっちの名前が  ちずや  ということもわわかりました(笑)

こういう細かいサービスは好きなのですが

見逃すことのないように・・ちょこっと後書きにでも書いていただけたら

なお嬉しいです・・



他にもシリーズもの二作と読みきりが入っていましたが

いまいち人物像がつかめなくてお話に入りづらかったです

唐突にストーリーが展開していくのでそのせいもあるか

あたしがこの流れについていけないだけか・・・・







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追憶の獅子 アーサーズ・ガーディアン     Unit Vanilla

↓画像があまにも華麗でエロイので大きめにしてみました(笑)

トンキワの最後はどういう風な結末で終わるのでしょうかと

大きな?w期待を掲げて読み進めましたが、なかなか秀作だったのではないかと思われます。








追憶の獅子 アーサーズ・ガーディアン (SHYノベルス) (新書)
Unit Vanilla (著)
蓮川 愛 (イラスト)

(内容)


★Unit Vanilla 3rdプロジェクト★
4ヶ月連続発売・アーサーズ・ガーディアンシリーズついに始動!!

Final Mission

「ずっと憧れていたんだ。アーサーズ・ガーディアンの一人目の守護天使である君に」
ロンドンの下町で寂れたパブを経営する諒一は、親友であるアーサーが遺した
小さな天使を護ることだけが生きがいの怠惰な日々を送っていた。
そんな彼のもとに現れたのは、アーサーズ・ガーディアンに憧れているという花屋、ダグラス。
AG創立メンバーでありながら、なぜか組織との関わりを拒む諒一は、
自分を慕うな花屋を冷たくあしらうが、旧知のエージェントから依頼が舞い込む。
「冷酷非常なウォール街の帝王・ボールドウィンJr.に恋人を作ってくれ」
・・・旧友の頼みに、くだらないミッションを渋々ながらも引き受けたのだったが・・・
アーサーズ・ガーディアンシリーズ、グランドフィナーレ!!
【アーサーズガーディアン】とは
世界的な大富豪である故アーサー・ブラックフォード卿の遺志を継ぎ
「世界平和は足許から」を理念に活動するスペシャリスト集団。
アーサーの理念に共感し、契約を結んだ『守護天使(ガーディアン)』たちの使命はただひとつ。
アーサーに救いを求める人々に手を差し伸べること・・・。



発売延期になったのもなんとなくわかるような気がする分厚さに

ちょっととんきわでこの厚さは苦しいと思っておりましたが

いい意味であたしの期待は裏切られて楽しいスリルとサスペンスと

切ない初恋のせつなさを味あわせていただきました。

物語は二重の過去から始まっており

最後は三つのミッションが複雑に絡み合いながら

うまくまとまっていくのですが、今回はほかのお話と違って

このトンキワな物語の中核となるアーサーズ・ガーディアンの設立秘話と

はじめてのミッションの意味がささやかな幸せを守ることというか

支えとなることであるということを知り

あんなバカバカしい豪華な設定で

あほな困難事例に大真面目に立ち向かっていたガーディアンたちの使命がよくわかりました。

ちゅうか・・・最終作で知るよりは物語の初めに持ってきてもらいたかったような気がしますが

お話の中核だけは決めていても、あとは個々の作者さまの手腕というか

センスというかそういうもので味付けが本当に異なっている話でしたので

あたしてきには「胡蝶の誘惑(エロス)」と今回のこの作品だけで十分にこのユニットは満足できました。

作者さまは・・・和泉さんでしょうかとつぶやいてみる(笑)


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宵闇の契り―桃華異聞 ( 和泉 桂)



宵闇の契り―桃華異聞 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
和泉 桂 (著)
佐々成美(イラスト)

(内容)

色里・桃華郷に美貌の兄と共に売られてきた莉英は、容姿の見苦しさを嫌われ下男として働いていたが、兄が亡くなったのを機に店を追い出されてしまう。途方に暮れる莉英を助けたのは、窯子の用心棒・大我だった。莉英の外見を気にせず、純真な心を褒めてくれる大我に手ほどきを受けながら、やがて美しい売れっ子男妓に成長した莉英だったが…。



これの前作「宵待の戯れ ~桃華異聞~」では美しい男妓だけど、ちょっぴり高慢でわがままなイメージを残した莉英が今回では主役です

彼の過去がたーくさん書かれていて読み応えがありました。

貧しい農村に生まれた莉英は兄青林とともに色里・桃華郷に売られてきたところからお話は始まります。

美しい兄とは異なる容姿を持つゆえに色里でもいじめられましたが

それとなく自分をかばい可愛がってくれる兄の存在があるゆえに健気に頑張って生きていくのです

それに一番大きかったのは大我の存在もあったのです

優しくおおらかで卑屈になるなと励ましてくれる大我

兄がなきあとはここで一番になれと生きる目標を与え常に支えてくれた大切な存在になったのです

莉英が美しくなり売れっ子となってしまったあとは

荒んで汚れて嫉妬したり意地悪をする自分が許せなくなっていましたし

こんな心根の醜い自分では大我にふさわしくないと自らの心を封印しておりました

なにより大我が自分に向ける情愛は家族や弟にむけるような優しい感情であると決めつけていたので

恋しい人・愛しい人と大河を欲している莉英にはその感情のベクトルの度合いがいずれ自分も大我も苦しめていくと思っていたのです

大我が旅立つ時

自分は選別を渡すだけで

心の中で別れの言葉を唱えながら踊るシーンは佐々さんの挿絵と相まって

壮絶に美しいシーンでした





ルチルさんの中では本も分厚かったですがなにより内容が読み応えがあってよかったです。

最後呪詛によって以前の醜い顔になってしまった莉英

心も体も弱っていて、それでもなお大河にだけは弱い醜い自分をみせまいと突っぱねる場面はほんとうに涙うるうるになれますよー

一夫一夫主義なんで遊郭ものはちょい苦手ーと手に出さなかったんですが

これはほんとうに読み応えがあってよかったです。


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愛の降る場所 (高岡 ミズミ)

愛の降る場所 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
高岡 ミズミ (著)
田倉トヲル(イラスト)

(内容)

会社員の三澤和志とインディーズバンドのギタリスト・潮崎雅直は恋人同士。熱烈に口説かれた和志が頷いてから早六年、今は同棲中だが、音楽に明け暮れる雅直との生活を和志がひとりで支えている。そんなある日、喫茶店で出会った彫刻家・柏尾からデッサンモデルのバイトを持ちかけられた和志。でも、なぜかそのことを雅直に言い出せなくて…。





インディーズだ、ギターリストだと

なんか今の時代に合わないお話だと思っていたら

これはいまはさること十年前に雑誌ラキアに掲載されていたものらしいです


どうりで・・・・

お話は高校生の時から熱烈に口説かれて、いつのまにか一緒に暮らすようになったものの

「神田川」の歌のような貧乏な生活が続いておりました

↑この歌をご存知の方・・・いらっしゃいますよね?(びくびく

夢と希望が生活ですりきれそうになっている事実にあえぐ和志

相変わらずマイペースに音楽にかける生活に明け暮れる雅直

そんな雅直に仕事をしてもらい

普通に社会生活を送ってもらいたいと思う和志でした

そういう気持ちの隙間にであったのは、彫刻家・柏尾で

同じような年齢の時に才能が認められ悠々自適に生きている彼を知ることで

ますます雅直との生活に疑問が浮かび上がってくるのですが・・・






ナチュラルなBL貧乏の王道の物語とでもいいましょか

激しい萌えは感じませんでしたが、こういう自然な気持ちで読めるお話もよかったです。

でもー

欲をいうなら新刊を希望で(笑)


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intermezzo 間奏曲 (愁堂 れな)

値段の割に内容もページ数もちょっと寂しいかなと感じた一冊でしたけど

このカップルのファンで同人誌的にたのしみたいならいいかなと思える内容でした。

花火大会でのラブラブエッチも新婚旅行での甘い~甘い~時もありますし

はたまたずーと思ってくれていた友人に別れ(というか異動にあたってなんですが)にあたって

裸で抱きしめられてもなんの不安感もないままですし

よっぽど愛されていることに自信があるのか

はたまたそういうことすらも考えていないのか・・・

ほんとうにこの人たちは仕事の上で有能なのかちょっと考えさせられました(笑)



intermezzo 間奏曲 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
愁堂 れな (著)
水名瀬雅良(イラスト)

(内容)

力ずくで体を奪われる関係から相思相愛となり、甘い日々を送る桐生と長瀬。ある日長瀬は、同期の田中がメキシコに赴任するため、送別会を兼ねた泊まりがけのゴルフに参加する。ずっと友情以上の気持ちを抱いて接してくれていた田中との別れを前にして、長瀬は彼に応えようとし、そんな長瀬に桐生は…!?サイト発表作と書き下ろし短編を収録。







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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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