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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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緋色の雪( いとう由貴)



緋色の雪 (B-BOY NOVELS) (単行本)
いとう 由貴 (著)
織田 涼歌(イラスト)


(内容)

裕福な家庭で育った貴文は、冷酷な青年実業家・永井に、家族も生活も何もかも奪われてしまう。数年後、永井の前に現れて復讐を告げる貴文だったが、その細く儚げな美貌を永井はいとも簡単に捩じ伏せ、死ぬか自分のもとで生きるか—究極の選択を迫ってきた。永井に囲われることを選んだ貴文に、夜ごと与えられる、戯れの口付け。やがて貴文の身体は、復讐と甘い悦楽の間で揺れ始め…!?雑誌掲載作品大幅改稿・濃密な夜を描く書き下ろしあり。



いとうさん好きな作家さんなんです(笑)

とんでもないキワモノを読ませてもいただきましたが

あたしの中ではせつなさ系なのです・・(笑)

挿絵さんがちょっと苦手な方なんで今回は見送ろうかなと思ってましたが

レビューされているかたがたの記事を読んで

やっぱり買ってきました

憎しみが基盤にあって、愛が積み重なっていくお話でしたけど

ツンツン同士だからなかなかと作者様があとがきで書かれていましたけど

あたしはデレデレな方たちの臆面もない愛の会話と・・・

感じてしまうのです(笑)




↓以下はおばかな妄想小話ということで(笑)


メイドA:ご主人様のあの顔みたw?

メイドB:みたーみたー

     ひどい言葉投げつけながら背中なでて蕩けそうな顔して

     抱っこしてたわー(笑)

メイドC:あたしが見たときは貴文さまもひどい言葉で応酬しながらも

     なんでか両手はご主人様の背中だったわー
     
     口では怒っているんだけどということね(笑)



などとメイドたちにささやかれるまえに

睦言と愛の行為はドアしめてください(笑)



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小説ディアプラス2008年アキ号





★窓拭き職人×エリート課長の恋♥
「はじまりは窓でした。」名倉和希×北村小梅


★家電量販店のオレ様常務×ネガティヴ店員の恋♥
「未熟な誘惑」渡海奈穂×二宮悦巳
★製菓会社で繰り広げられる、ロクデナシ攻×真面目受のビター・ラヴ!!
「わるい男 ビター・キャンディ」榊花月×小山田あみ




「恋のとりこ」久我有加×RURU
「おまえにUターン」いつき朔夜×印東サク
「最後の恋でありますように」西篠カナメ×珠莉朱夏
★ももいろへヴン
「勾留中のアステリアス」うえだ真由×あさとえいり
★エッセイ
「シネマ☆バンディッツ」大木えりか×山田睦月




はっきり言いまして・・・小冊子目的でもなんでもなく

なんとなく購入です(笑)

雑誌でばらばらに読むよりはまとめて文庫で好きなんですけど

ディアプラスの小説はレベルも高いし

何より読後感がいい小説が多いので好きです


「はじまりは窓でした。」  名倉和希×北村小梅


女子職員がこぼしたコーヒーで大事な息子がやけどしたらと

スーツを着替え、下着を取り替える際に息子を握ってまじまじと

観察していたら・・・

ビルの窓の外に人が・・・(笑)

破天荒で面白い文章でした







「恋のとりこ」久我有加×RURU

長い間友人というか、大学の後輩に片思いをしていた謙人の

思いがかなって進藤と両思いになったのですが

そろそろエッチもありだろうなと思いながらも

なかなかうまくすすみません

謙人は初体験に対する恐怖感ももちろんあるのですが

もともとノンケだった進藤に男の体をさらしたら嫌われるのでは

または正気に返られるのではとぐるぐる悩んでいますし

進藤は進藤でやり方がわからずなんとなく戸惑い気味

抱かれる側に回る勇気がなかったという落ちなんですが(笑)

当て馬のゲイの先輩の横槍というか

すきすき攻撃でお互いの気持ちにやっと素直になり

初エッチに・・・

久我さんの関西弁好きです

なじみがあるし、男らしい感じで

文庫化楽しみです




「未熟な誘惑」渡海奈穂×二宮悦巳


母の再婚によって家庭内で義理の兄にDVを受けており

自分に自信がもてないままうつむいて生きている昌紀

ある日本社からの視察にきた専務は俺様で強引で

義理の兄に似ていると反発していたのですが

実は可愛い一面もあって(笑)

最近は家庭内のDVがはやりなんでしょうか・・・

愛のない暴力や強姦は・・・ファンタジーと言われるBL読みには

ちょいきついーと思いながら

でも最後にちゃんと幸せをつかめるように努力できる強さをつかんで生きます





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愛の言葉を囁いて ( いとう由貴)



愛の言葉を囁いて (CROSS NOVELS) (単行本)
いとう 由貴 (著)
東野 海 (イラスト)

(内容)

「教えてやろう――男に愛されるすべてを」
ハートリー・グループ総帥のジェラルドに見初められた春彦は、契約を結ぶ為に身体で接待をさせられることになる。半ば騙された形での拘束に春彦は抗うが、逆らう毎に繰り返される淫らなお仕置きに、心は次第に麻痺していく。人格を無視され、人形のように抱かれる日々。ジェラルドにとって自分は恋人でなく、所詮愛玩物でしかないことに戸惑いを抑えられなくなった春彦は脱走を試みるが!?



BBNででたいとうさんの本が評判良い様なので買おうと決心して

本屋にいきなんとなくこれもあわせて購入のはこびに

あたしのとって切なさの代表作家さんだったのですが

これを読んでキワモノ系もお得意なのかもという気持ちを持ちましたね(笑)

子会社から本社に決算報告に訪れただけだったのに

本社でやたら印象的な外国人とすれ違ったのが運のつきというか

運のうちというか

見初められた晴彦は会社ぐるみでその外国人の下に接待するように

仰せ使わされることに・・・・

不本意な初体験で男を知り、

その快感に身も心もとろけてしまいそうなのですが

男としての矜持が蕩けてしまうことが許せません

なんどか逃げ出そうと試みるのですがそれもかなわないまま

アメリカに拉致されてしまいます(笑)





ジェラルドはお気に入りを離さない

でもお気に入りってなに・・・

ジェラルドの元恋人があらわらたこともあり心が波立ちます・・・

恋する男の子もやはり言葉での愛情が必要なようです(笑)

恋はいつかは終わるけれど

お気に入りは永遠にお気に入りのままなんて・・・

同じ言語を有するもの同士でも分かり合えないと思います(笑)

がんばって同じレベルの言葉遣いを覚えましょうと突っ込むとともに

ジェラルドの私生活の完璧な秘書様

いくら主人の希望とはいえ・・・・

下半身を脱毛させる技術まで覚えてこなくても・・・(笑)

と突っ込みたかったです



いろいろなバリエーションのお仕置きと

傲慢で、ちょっと言葉の指導が必要なご主人様と

けなげで可愛いサラリーマンと

ご主人命の執事を笑いながら楽しみたい方いかがでしょうか?(笑)










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concerto~協奏曲~(愁堂 れな)




concerto協奏曲 (幻冬舎ルチル文庫 し 2-8) (文庫)
愁堂 れな (著)
水名瀬雅良 (イラスト)

(内容)

力ずくで始まった関係だったが、今や相思相愛な桐生隆志と長瀬秀一。しかし長瀬は桐生との同居に踏み切れないでいた。ある日、桐生の海外出張中に友人・牧野たちと飲んで酔った長瀬は、牧野に襲われかけるが間一髪助けられる。その頃、桐生が長瀬に会うため一時帰国していたことを知るが…!?サイト発表作と書き下ろし短編を収録。




強姦で始まった関係ですが

まぁ根底に愛があったようでなんか楽しくお付き合いできているようです

相変わらず男を誘うフェロモンが出ているせいか

男たちを惑わせている様子の長瀬秀一です

長期の出張にあわせて下半身を子供のように剃られてしまいますが

そのことがますます危機を増やすと考えないのでしょうか(笑)

これから同棲生活に突入みたいですね

どういうラブラブが始まるのかが楽しみです



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ホタルノカタコイ( 真崎ひかる)




ホタルノカタコイ (幻冬舎ルチル文庫 ま 2-3)
真崎 ひかる (著)
小椋ムク(イラスト)


(内容)

高校生の夏樹は高原でのバイト中に出会った緒方に恋をする。まっすぐ想いを伝える夏樹に、緒方も応えてくれたはず、だったのに――?


元気で明るい高校生の夏樹は軽井沢でバイトをしているときに

緒方と出会うのです

恋と気が付いたら男同士であろうとも

年齢さカップルであろうとも物怖じもせず告白しデートに誘います

でも実は緒方は恋をしてはいけない人だったのです・・・


真崎さんお得意のせつなさ満載の良いお話でした

強くなること、泣かないこと、

明るくて元気な役を演じているのだけどどこか不幸の影を背負う少年の

哀しい姿がよくかけていたと思います

なんで無愛想で無口で怖い雰囲気を持った緒方に惹かれたのか

その因縁というか原因によって二人の不幸ができあがっているのです

お互いに惹かれあい恋をしているのだけど

恋をしていることによって愛しい人が苦しい過去を思い出し

辛い思いをするのならば

この恋は光るだけの蛍のように言葉に出すこともないままに

ただ思いだけを光らせていくのでいい・・・

そう思って緒方から離れるのですが

母がなくなってから引き取られたおじの家ではなんとなく居心地もよくないまま

従兄弟の性の暴力をうけそうになり

会うことはできないけれど・・・

足がいつの間にか緒方のマンションに向かっていくのです



面白いお話でしたのでもう一ひねり欲しかったような気がしますが

最後はお手軽?にハッピーエンドになれてよかったです

続きは・・同人誌のほうででしょうか?




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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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