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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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恋の押し出し ( 久我 有加 )

恋の押し出し (ディアプラス文庫) [文庫]
久我 有加 (著), カキネ (イラスト) 

恋の押し出し (ディアプラス文庫)




(内容)

合コンの席で同じ男の泉田に一目惚れした達弘。 
その日のうちに告白するものの瞬殺で玉砕。 
けれど簡単には諦められず、彼の通う他学部の校舎まで訪ねていったところ、 
なんと泉田のまわし姿を目撃する。 
彼は相撲部に所属していた。 
もちろんその程度で気持ちが冷めるわけもなく、変な奴だと呆れられながらも 
相撲部に通ううち、徐々に仲良くなるけれど……!?

標準語チャラ男攻×関西弁ツンデレ受のキャンパスラブ!




この作品を初めて読んだのは雑誌掲載作でありました。→感想はこちら☆

雑誌ではじめてきたときは相撲部?!というものがBLに合うのか!!?

というところで意表を付かれてしまいましたが

読み進めていくうちに相撲部になんの違和感も感じなくなるという・・(笑)


合コンで一目惚れした泉田に標準語チャラ男くん真木

いくら綺麗で自分の好みド・ストライクといえどもある違和感は感じておりました。

なぜなら~~

泉田くんはりっぱな成人男子であったのですー。

でも、そこで簡単に引いたりしないのが真木です。

押して押して押して押しまくって

泉田の近くによっていって、仲良くなっていきます(笑)

最初はたんなる軽いおにいちゃんというか、なんなこいつ!という感じで

真木をさけていた泉田ですが

いつのまにやらそのペースに巻き込まれていったというか・・・

惹かれていったというか・・・

真木の告白を誠実に断る泉田

恋愛対象としてはみれないけど、いまのまま友達としておりたいと告げてくれます。

わかってはいたのですが、恋心をもっていた真木にとって辛いことだったんですよね・・・


他の相撲部の子達のために

そして、自分自身泉田への恋心をふっきるために合コンを開催したところ

そこにはなぜか呼ばれていない泉田があらわれて・・

雑誌ですでに何度も読んではいたのですが

何度読んでも楽しく美味しく泉田のツンデレぶりと

それに輪をかけた真木の大型わんこ攻めがすごく美味しかったです!(笑)


書き下ろしの「恋の上手投げ」は泉田視点で書かれております。

すっかり真木の魅力というか、

しょぼくれた大型わんこの耳や尻尾の可愛さに目覚めております(笑)

そして、真木も真木なりに強引に手に入れてしまった泉田に

ちょっと負い目を感じながらますますメロメロになっています。




秋の夜長に楽しく美味しく相撲と大型ヘタレわんこ攻めを楽しみたい方

いかがでしょうか?

いまならペーパー付きがあるので、それも合わせると2倍楽しい一冊です!




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あいのはなし ( 凪良 ゆう )

あいのはなし (ショコラ文庫) [文庫]

凪良 ゆう (著), 小椋 ムク (イラスト) 

あいのはなし (ショコラ文庫)




(内容)

愛する男を失くした岸本波瑠は、彼の9歳の息子・桐島椢とあてのない旅に出た。
奇妙なことに、椢は自分の中に父親がいると言い、
そして時おり本物の彼のように振る舞った。
不思議で幸せな三人での生活。
だが、幼い椢と他人の波瑠が長く一緒にいられるはずもなく、逃避行は悲劇的な結末を迎えた。
――それから10年、あの日姿を消した波瑠を、椢はずっと捜し続け…。
時をかけ、三人の想いが絡み合う不思議な愛の物語。




初恋の人裕也とであったのは波瑠が9歳の時

売れない役者であったというか、才能があっても舞台人であろうとしていた裕也

はじめて自分自身を見てくれて、受け入れてくれて

楽しい思いをくれた人。


それは幼い時から心が弱く仕事をやめてしまい

家に引きこもってしまった優しい父親をもっていた波瑠

父親の優しさを知っていながら

父に似てきたと母親に言われるたびに不安になる波瑠

母親とさえうまく関わることができずに閉じきっていた自分の孤独を

初めて癒やし、安寧さを与えてくれた人。


裕也に恋をしていると気がついたのですが

亡くなった弟への思いを重ねて自分を見ている裕也に恋心を伝えることはできませんでした。

けれど二人の気持ちはたしかに重なっていて

裕也と裕也の息子である椢との三人の時間は幸福なものだった。


けれど


裕也はある日海でなくなり

その葬儀の日に何もかも捨て去ってしまいたいような虚無感でいっぱいだった波瑠を

救ってくれたのは裕也の息子の椢だったのです。

自分の中に父親の裕也がいるからと訴え

ほんとうに裕也であるかのような振る舞いをみせるのです。

奇妙な三人?の逃避行はなんだか

モノクロのフランス映画のような悲しみと幸福に彩られておりましたが

その幸福は長くは続かず

誘拐された子どもと

その父親を愛していた誘拐犯として終わりを告げたのです。


そして不思議な絆で結び付けられていたふたりの再会と

恋はゆっくりと回転していきます・・・

波瑠の心の再生と癒やし物語であったと思います。







波瑠の孤独を癒やしきる強さを椢がもっていてよかったと呟かせてください。

悲しみはいつかは癒やされる

そう信じて生きていきたいと願う方におすすめしたいです。

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Charaコミックス「幻月楼奇譚」ドラマCD化決定!!

Charaコミックス「幻月楼奇譚」ドラマCD化決定らしいです。

 大人気シリーズ、今市子先生の「幻月楼奇譚」のドラマCD化が
 決定しました!!

 まだ読んだことのない方に、ストーリーを紹介すると……、

 +鶴来升一郎は、老舗の高級味噌屋の若旦那。
 +名だたる「道楽息子」で器用貧乏の変わり者。
 +そんな彼のご贔屓は、怪談にしか能がなく、金次第で
 +なんでもする曲者の幇間・与三郎。
 +嘘か真実か若旦那、与三郎に言い寄って!?
 +吉原の料亭「幻月楼」の座敷を夜ごと彩るのは、
 +人の世の欲望とあやかしが織りなす不思議語り――。
  
 Charaコミックスの大人気シリーズが、満を持しての音声化です!
 今市子先生の不思議世界が、あなたの耳元で妖しく囁きかける――
 升一郎と与三郎の活躍に、ご期待ください!


今さんの雰囲気のある絵とお話が好きなので毎回購入しておりますが

いっこうにBLらしい進展はございません・・・

声優さんとかはまだ決まっていないようなのですが

ちょっと気になるニュースでした。



9/25(火)に発売されるCharaコミックス「幻月楼奇譚(4)」の
  発売を記念して、既刊フェアを開催しちゃいます!!

  1~3巻に、大人気作家陣の描きおろしイラストつきの
  超豪華な推薦帯が付いてくる!!
  ラインナップはなんと、円陣闇丸先生、西炯子先生、山田ユギ先生
  という、超豪華な3人!!
  先生方が描く若旦那と与三郎は、まさに必見のうつくしさですよ♪

  しかも、フェア帯のついた本いずれか1冊をご購入いただくと
  ポストカードをプレゼント♪

  絶対にお見逃しなく!
  
またまた・・・既刊フェアー・・・

すでにすべてを購入している長いファンを馬鹿にしているのですか?と

叫びたい(笑)





【Amazon co.jp限定 描きおろしショートストーリー付き】幻月楼奇譚(4) (キャラコミックス)

 


  9/25(火)に発売されるCharaコミックス
  「幻月楼奇譚(4)」を【Amazon】にてご購入いただいた方には、
  今市子先生の「描きおろしショートストーリー」が特典として付いてきます!!

  【アニメイト】の店舗もしくはオンラインショップにて
  ご購入いただいた方には、
  筆者サイン入りイラストカードをプレゼント!!

  どちらも、ここでしか手に入らないレア物です!
  ぜひ手に入れてくださいね☆  



このお話を聞いて「またか!」と叫んでしまいました・・・

というのも最近店舗別特典とかが異常に多い気がしませんか?

イラストカードとかなら辛抱できるのですが

描きおろしショートスおか、店舗別についてくるペーパーが違うとなれば

収集癖のあるあたしからしたら買わずにはいられないので

つい買ってしまうのです・・・

あくまでおまけ程度と理性をもって買うのを自重しろよというお話でもあるんですがね・・



ということで、最近店舗別の特典に惹かれて購入したぶつは・・




これです(笑)

三冊並べて本棚においてあります(笑)


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許される恋 (火崎 勇)  

 許される恋 (ガッシュ文庫) [文庫]

火崎 勇 (著), 駒城 ミチヲ (イラスト) 

許される恋 (ガッシュ文庫)




(内容)

好きだった相手と初めて身体を重ねた日――最中、彼が口にしたのは、見知らぬ他人の名前だった。リーマン同士のすれ違いラブ。

先輩×後輩、もどかしいリーマンラブ

会社の先輩である丹羽が好きな中根は、飲み会の帰りに思わず気持ちを伝えてしまう。
「だったら抱いてもいいんだな」酔った彼にそう言われて頷き、関係を持ってしまう中根。だが、彼がベッドで口にしたのは、見知らぬ他人の名前だった。
それでも丹羽を憎めずに傷つく中根は、ある決意をして…。





最近ちょっと手に取らなくなっている火崎さん

この本はあらすじがあたしの好きな切な系だったので購入いたしました。



仕事のできる会社の先輩

クライアントからの信任もあつく

後輩に対しても叱ることと怒ることの違いがちゃんとわかっている人

ずっと憧れてきて、やがてその気持ちが恋になってしまう想い

けれど彼が同性であるということ

彼が愛することができるひとはけっして自分ではないということはつらい現実で・・・

自分にできることは彼が仕事の時に名前を読んでくれる幸福を甘受すること・・・

そうやって日々自分自身を諦めさせ納得させてきたのに

あるきっかけで告白してしまうことになりました。

そして思いがけずに彼に抱かれることができるのです。

初めての経験・・

彼も自分を愛してくれていたと幸福に舞い上がってしまうのですが

その次の瞬間彼が呼んだ名前は・・別の人だったのです。

読んだ名前の人が過去の人なら・・とじっと辛抱し

彼に尽くすのですが

じつは彼が愛していたのは血の繋がった妹さんだったのです。

妹に対する恋慕に苦しみ、肉欲にあえいだ彼は

家をでて仕事につき妹のことは忘れようと努力していたのですが

どうしても忘れられない人だったということに思い知ってしまい

彼との関係を自分から壊していってしまうのです。


火崎さんらしい淡々とした文章で思いが綴られているのですが

淡々としているがゆえに手に入らない人を恋してこがれて

自分から手を話してしまう後輩君の気持ちが伝わってきて

ちょっと泣いてしまいました。

この涙を流すという作業が、BLを読むというあたしの浄化作用なのか

ちょっと気持ちが清々しくなります(笑)

妹さんが絡んできて

彼のために自分が悪くいいつのられてもいいと思うところなんて

ほんとうによかったです~

火崎さんは番外編としての同人誌をよくだしているので

これもでるなら買いたいとまた欲望をつのらせていってしまいそうです(笑)



コメントレスです♪

まるさん
たくさんの拍手とコメントありがとうございましたm(__)m
チョキチョキお話自体はよかったですよね~
奥村とのあの関係までならあの当時の
敦士にとって必要なものだったと
理解できたのですが
仕事がらみのあの関係はあまりすきじゃないです。
愛がないせいだと思います!
あれで愛があったのならちょっと違う感想だったんじゃないかなと~と思うのです。

「イエナイコトバ」はあのじれじれ感十分に堪能させてもらいましたよね!
穂波さんのあの優しい挿絵がお話の中核になっていてとても素敵でした。
お互い色々あって臆病になっていて、でもちゃんと思いが通じ合って良かったです。
もうまるさんのその言葉であたしの思いは全部いい合わされています~

コメントありがとうございました♡


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シャレード 秋のときめきベストセレクション2013

シャレード秋のときめきベストセレクション2013 

毎年行われているシャレードの既刊フェアーがはじまるようです!

店頭でフェア帯がついた期間商品を購入したらシャレード特製小冊子をプレゼント

しれくれます。



今月シャレードさんからでる新刊の番外編のようです。

西野花『白蜜花嫁』番外編
海野幸『家計簿課長と日記王子』番外編
小塚佳哉『マスカレード・ナイト』番外編
秀香穂里『トリプルルーム』番外編


対象作品がこれまた少ない!

高尾理一・著『天狗の嫁取り』
      『天狗の花帰り』
中原一也・著『愛してないと云ってくれ』
      『愛しているにも程がある』
花川戸菖蒲・著『年上マスターを落とすためのいくつかのマナー』
松雪奈々・著『なんか、淫魔が見えちゃってるんですけど』
吉田珠姫・著『ピジョン・ブラッド』
      『鬼畜』

これらのうちどれか一冊を購入すると小冊子がいただけるようです!

既刊フェアーはもういい加減にしてくれと思いながらも

今月の新刊のうち秀さんの「トリプルルーム」と

西野さんの「白蜜花嫁」がちょっと気になっているので

あとから手に入れようと思ってもなかなか手に入らない小冊子は

ちゃんと手に入れようかなと(笑)

ということで、今回も出版社さまの思惑にまんまと引っかかりそうな自分がいます。

ちょろい・・

ちょろすぎる自分に歯噛みをしますが・・・

あとからの後悔が大きいのでやっぱり買うと思います;;)







(内容)
上と下と……、どっちを先に射精させて欲しい?

家業を継ぎ、小さな神社を守る神職の朔。
五十年に一度の例大祭を迎え、告げられた驚愕の役目とは…… 「あなたは、ここにいる川久保氏の花嫁になります。今から行われるのは、そのための儀式です――」 上原朔は実家である楢銀杏神社で神職を務める二十三歳。幼馴染の川久保昭貴は以前、朔に振られたにもかかわらず 口説くのをやめようとしない困った御曹司。しかし大事な氏子ゆえ邪険にもできない。そんな日々の中、楢銀杏神社 五十年に一度の例大祭が近づいていた。神社本庁特殊祭祀課・皆川の采配のもと、儀式に臨む朔。 ところがその場には袴姿の昭貴が。祝詞が響く中、秘祭中の秘祭『白の例祭』がはじまる――







(内容)

そいつと俺と、どっちが気持ちいいんだ? 脚本家として駆け出しの向井。 バツイチになり寂しい生活が始まるかと思いきや、人気俳優の宮乃と、若手俳優・伊織から迫られて…。 役者の芽が出ず、脚本家として駆け出しの向井。妻に見限られバツイチになったばかりで寂しい生活が始まるかと思いきや、 人気ナンバーワン俳優で長年の親友・宮乃と、注目株の若手俳優・伊織から迫られることに…。親友の仮面を脱ぎ捨て、狂気 じみた愛情をぶつけてくる宮乃、そして出会って間もないにもかかわらず強い執着をみせる伊織。 平凡な向井の生活は男たちの愛欲に搦め捕られていき――。

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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