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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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恋愛以上(椎崎 夕)

恋愛以上 (SHYノベルス287) [新書]
椎崎 夕 (著), 雨澄 ノカ (イラスト)



恋愛以上 (SHYノベルス287)




(あらすじ)

これ以上、この男を好きになりたくないのに・・・
「本当のことを教えてほしい。十年前、何があった?」
かつての親友、遠山からそう訊かれたとき、河埜隆は言葉を失った。
高校の卒業式の翌日、河埜が遠山の前から姿を消したのは、眠っている遠山に思わずキスしてしまったのを気づかれたと思ったからだ。
意図しない再開の後、もう一度友人としてつきあうようになったふたりだが、
河埜は終わっていたはずの気持ちが育ち始めるのを自覚する。
このままでは友人というポジションさえ失うのではないかと再び遠山を避けるようになり・・・
 
ぐるぐる回る受けの定番のお話でしたが

久々に椎崎さんらしい本を読んだなという満足感でいっぱいです。

高校二年生の冬に気がついた恋は始めることもなく終わってしまうことを選んでしまうのです。

新入生代表として選ばれた遠山は成績も良く見た目も郡を抜いている存在

責任感も強く面倒見も良いというまさに欠点がないのが欠点という感じの

完璧君でした。

二年に進級し同じクラスになった河埜隆は彼の良さに目を惹かれながらも

いつもなぜか一人で居る遠山が気になってくるのです。

そしてある出来事をきっかけにし特別な友達となっていくふたりでしたが

これが恋だと気がついた隆は遠山から遠く離れることを選びます。

なぜなら家族の縁が薄い遠山が心から欲している家族で暮らす家という夢を

隆では叶えることができないから・・・

過去を振り切ったつもりで、それでいていまだに遠山という過去の存在にとらわれ続け

再会をしてしまうのです。

友達としてなら傍にいられるかもと

ぐるぐる空回りをしたあげく勝手に別離を告げたはずなのに

肉体関係を持ってしまうのです。


せつなーーく攻めの遠山のことを思っております。

ゲイである自分の存在が遠山のためにはならないこととか

遠山を世話してきてくれた恩人の娘さんとの結婚の話とかいろいろあって

また別離を自分の中で決めつけてしまうのです。


自分が敬愛してきた先輩カップルが別れを決めてきたことで

余計に遠山に後悔したり悲しい思いをさせたくないと固く決意をきめているのも

すごくせつなかった・・・


せつなさでぐるぐるしちゃう受けを堪能なさりたい方におすすめいたします!


コメントレスです♪

まるさん
レス遅くなり申し訳ないです(っ◞‸◟c)
不眠症と過眠症がぐるぐる襲ってきてしまい寝て寝てでろくにパソコンの起動もしないという
怠惰な生活を送っておりました・・・
>私も「是ーzeー」全巻読み直して、ファンブックを見直しました
同じようなお友達がいてくださって嬉しいです♪
あたしも途中からはまって、でもペーパーまではいらないかなとツンデレてたので
この全部が収まっている本は本当にありがたかったです。
他の作家さんのもこうして集まると嬉しいですよね~
11巻の全プレはそろそろ送ってくてくださるそうですし、
遅れたおわびになんかついてくるということで楽しみにしてます。
でも、これで終わりかと思うとちょっとさみしいですよね。
実写化は正直に言うと・・ちょっと見たくない派なのです。
まだアニメ化がましじゃないかなという気持ちでいっぱいです(笑)
小冊子の件了解いたしました。
また届きましたら丹念に内容を紹介できるようにがんばります。
また懲りずによろしくお願いいたします。

コメントありがとうございました!



拍手[3回]

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是~ZE~ かみのほん (志水 ゆき)


是~ZE~ かみのほん (ディアプラス・コミックス) [コミック]
志水 ゆき (著)

是~ZE~ かみのほん (ディアプラス・コミックス)



(内容紹介)

超人気連載『是―ZE―』の、現在入手困難な全員サービスコミックペーパー、サイン会参加者へのプレゼントペーパー、
店舗限定購入者特典ペーパーなどに描き下ろされた膨大なスピンオフコミックを収録!
しかも新規で26ページの描き下ろしも収録!!
玄間×氷見も、彰伊×阿沙利も、守夜×隆成もラブシーン満載の一冊!!


 

コミックス購入特典に80円切手同封でいただける全員プレゼント小冊子

CD購入特典またまたサイン会参加者のプレゼントペーパーとか膨大なペーパーが

某所で高値で売られておりました。

無理をして買いたい気持ちもありましたけど、

お財布には限界と悲鳴を叫ばれておりましたので

辛抱しておりました(笑)

コンプリートなさっている方にも書き下ろしが付いておりますし

なにより保存方法・管理方法がけっこう難しいと思われるペーパー類を

一冊にまとめあげていただいておりますのでお買い得感は十分にあると思います。

ペーパーと違って紙の質は良くないとは思いますけど

読めただけで嬉しいです。

これを読んだら「是ーzeー」全巻読み直して ファンブックを見直してしまったのは

あたしだけじゃないと思います(笑)


今回これが本になったのは 愛読者の方々の熱意ももちろんあったと思うのですが

「是-zeー」が実写版で映画化されるというので

まとまったんじゃないかと思うのです。

実写版であれやこれやをしているものを見る勇気があるのでしょうか・・・

そして配役はいかに・・・

ここまでおおぴっらになったことに喜ぶべきか・・・

恥ずかしがるべきか(笑)

(っ◞‸◟c)



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シガレット (羽生 有輝)

シガレット (SHYノベルス286) [新書]
羽生 有輝 (著), 湖水 きよ (イラスト)

シガレット (SHYノベルス286)



まさか俺以外の男を見つけたのか?

「飯田に一目惚れして以来、俺は飯田しか見ていない」
ボルタリングジムで出会った牧義彦は休憩中にいつも飯田をそう口説いてくる。
最初はうざいと思っていたはずなのに、いつしか牧に会うのが楽しみになっているのに気づく。
触れられて動揺する、そのくせ触ってほしいと思う自分を羞恥する。意識したとたんすべてが熱に変わっていく・・・
恋に不慣れな男たちの恋物語登場!!
チョコレート・スピンオフ作品となります!!
 
「チョコレート」も既に読んでいるのですが、作品的にはこちらの方が好みでした。

学生同士の初恋に気が付けないで、もどかしく進む恋もよいのですが

ツンデレ美人受けがすごく自分的に好きなんだなと再認識しました(笑)


長年兄として生きていく上で知らず知らずのうちに身に付けてしまった生き方

おにいちゃんなんだからとか

おにいちゃんだから出来てあたりまえみたいな

そんな規制にがんじがらめになってしまっていることに不平や不満を感じることすら

いけないことみたいに染み付いてしまった長男気質にイヤ気をさしながら

そこで何もかも受け入れてこなしてしまう自分に嫌悪感を感じながら生きている飯田

そんな飯田の目の前に現れた男は

懐が深くて情け深い牧だった。

牧は飯田の不平や不満を誰かに話して肩代わりを頼むことすらできない欠点をちゃんと忠告し

どうすればいいのか示唆してくれる。

飯田自身が嫌っている自分自身をでさえも認めてくれて、愛してくれて

男と寝るのが初めての飯田を優しく導いてくれる。

そんな男だからほれちゃわなきゃいけませんよね(笑)


美人なツンデレさんが徐々に心傾けていくところが丁寧に書かれてあって

大変美味しくいただくことができました(笑)

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チョコレート  (羽生 有輝)


チョコレート (SHYノベルス284) [新書]
羽生 有輝 (著), 湖水 きよ (イラスト)
チョコレート (SHYノベルス284)



(あらすじ)

美大に通う小早川純は、ある男をっずっと探していた。
混雑したカフェテリア、昼休みの掲示板、どこにいても彼に目が惹きつけられた。
そんな時、探していた男、佐倉と知り合い、親しくなるのだが・・・
佐倉と一緒にいると、どきどきした。
体が急に熱くなったりした。
どうしてそうなるのか、佐倉に無理やり抱かれるまで、純にはわからなかった・・・
好きだから、苦しくてたまらない・・・
羽生有輝、鮮烈デビュー!!
 
次作も次に決まっているということで期待の作家さんなのかしらということと

あらすじが好みなので購入いたしました。

自分の性癖に無自覚なというか鈍感な受けちゃんに

過去自分の性癖がもとで傷ついた経験をもつ無口な攻めが翻弄されております(笑)

無口くんと不思議ちゃんの恋はなかなか進みません・・・

印象的な攻めに惹かれていくというか以前から魅せられていたあたりの心情は

とても丁寧に書かれておりましたが

前半の当て馬役のストーカー女さんとか、後半の攻めの兄の存在あたりが

ちょっと唐突でとってつけた感がありました。

前半から攻めの兄をもっとアピールしてほしかったな・・・

そうしたら三人の関係にもっと深みがあっただろうし

次作に期待感が広がったんじゃないかとおもうのです。


太洋図書さんのHPにこのかたの特集が組まれておりました。

作者さんのインタビューとかちょこっと漫画とかあっておもしろかったです。

興味がある方はどうぞー → ☆彡


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甘い水 2 (かわい 有美子)

甘い水 2 (リンクスロマンス) [新書]
かわい 有美子 (著), 北上 れん (イラスト)

甘い水 2 (リンクスロマンス)




(あらすじ)

SIT―警視庁特殊班捜査係に所属する遠藤は、一期下である神宮寺に告白され、同僚以上恋人未満の関係を続けていた。母を亡くした際の後悔から、自分が自ら生きることも死ぬことも選べなくなった時には、生命維持装置を止めて欲しいと考えていた。そしてその役目を神宮寺に託したいと、次第に思うようになる。そんな中、鄙びた旅館で人質立てこもり事件が起こり、遠藤たちは現場へ急行するが…。

「甘い水」→感想はこちら☆彡

前回の二人は出会いからの誤解も溶けて友情と劣情(主に遠藤のやる気に引きづられて)の

関係にちょっと一歩踏み入れた感じでした。

今回は遠藤が自身の心の傷をさらけ出しても良いと思える存在に神宮寺がなっていましたね。

その心の疵を癒す存在が日にち薬(時が癒してくるるという言葉の関西版です)と

神宮寺という男の存在であったことを認められてなおかつ

自分の最後を見届けられる存在であるということに気がついたようです。


自分の背後を任せられる男であるという多大な信頼感があっていたのですから

もしかしたらいがみ合っていると遠藤が思い込んでいたSAT時代から

恋よりも重くて愛よりも深い関係になれるという序章ではなかったのでしょうか。

自分の心の疵をさらけ出して全てを受け入れてくれる存在が神宮寺だからこその

反発というか反抗だったのかもしれませんよね。

そうでなきゃ、あそこまで反発するわけありませんよね~



青年期に心の傷が深いせいか、もともとの性質のせいか

肉体的な快楽に弱いというか、気持ちのいいことが好きという

ちょっと思考的短絡な傾向のある遠藤でしたので前作では気持ちがいいからしようでしたし

自分も気持ちよかったから遠藤にもしてやろうかというところでまぁ恋愛未満で終わっておりましたが

今回はそこから一歩も二歩も成長しております。


ある事件により、犯人に暴行を受け深い傷を負ったまま捕まってしまった遠藤

それまでは自分の生死のけりを神宮寺につけてほしいと思っていましたが

神宮寺が助けに来るまで生きていたいと願うのです。

自分の生死の決断を付けさせるような苦渋の決断を神宮寺にさせたくない、

自分を助けることができなかった神宮寺の悲しみや苦しみ、

神宮寺を泣かせるようなことはしたくない。

その決断をさせたことで永遠に癒えない疵を与えたくないと思うのです。

愛しい男だということを伝えてやりたいと心の中でつぶやく遠藤に泣かされてしまいました。



コメントレスです♪

まるさん
「ふしだらで甘い誘惑」はリンク作としてでるはずの慎の弟の悪徳弁護士さんが
魅力的で気に入りそうなタイプでしたので楽しみに待っていたのですよー
今回小冊子で出るなら・・内容はたぶん「甘い誘惑」のふたりなんでしょうけど
次がでるまで大人しく待っていようと思っています(笑)
応募はもうしましたが、じっさい和泉さんのブログをみたときはあの本はどこだーっと
懸命に探しましたとも(笑)
小冊子がでるのはたぶん年末か来年だと思っております。
もし気になるようでしたら内容をスキャンしておおくりいたしますので
また気がむいたらメルアド教えてください。


コメントありがとうございました!






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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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