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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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スパイシー・ショコラ ~プリティ・ベイビィズ~(岩本 薫)

スパイシー・ショコラ ~プリティ・ベイビィズ~ (ディアプラス文庫) [文庫]
岩本 薫 (著), 麻々原 絵里依 (イラスト)

スパイシー・ショコラ ~プリティ・ベイビィズ~ (ディアプラス文庫)



(あらすじ)

母親に捨てられた彼方(かなた)は、教会内の養護施設で
ひとつ年上の亨(とおる)や秋守(あきもり)らと兄弟のように育った。
ずっと亨に片思いをしていたが、彼は秋守と結ばれてしまう。
深く傷ついた彼方は少しでも気分を変えようとパリへ旅立つ。
誰も自分を知らない街で、ある秘密の憂さ晴らしをしていた彼方は、
ひょんなことから有名ショコラティエであるパトリックに貸しを作ってしまい――?

パリを舞台におくる、セミスウィート・ロマンス。


母親に捨てられた彼方(かなた)は亨に片思いをしていたのですが

亨が秋守と結ばれてしまったので

二十年間も自分の中で温めていた想いがあっさりと無効になってしまい

どこか気が抜けたかのようにフランスに傷心旅行となったのですが

母からうけたネグレクトという心の傷があったためか

女の子を望んでいた母から時々女装をさせられていたせいか

女装をして夜の濃厚な空気が似合う女となり

男たちに復讐するかのように

ナンパを仕掛けてくる男にいたづらを仕掛けていたのですけど

娼婦と間違えられたあげく有名ショコラティエであるパトリックに嘔吐しちゃうんです(笑)

バスルームに放り込まれてひじ打ちを食らわした彼方に怒ったパトリックに

いけないことされちゃって心よりもさきに体を蹂躙されちゃうんですけど

ここらあたりのテンポがとってもよくって

エロも扇情的で大満足な一冊でした(笑)

フランス人であるパトリックが傲慢で横暴でツンデレというのもとっても好みなんだけど

家族の問題で弱みをみせて彼方に甘えてくるのがとっても可愛くって

あたしの萌えツボ刺激しまくりな一冊でした(笑)


コメントレスです♪

あきりんりんさん
あのお話の漫画家です~
ツンデレ牧師さまが好みなら萌えれますよ~と誘いをかけてみますね(笑)
2巻と3巻は亨と秋守の恋なので幼馴染の王道ものでした。
CDも出てますよー
たしか一巻が出ると同時にでたような・・・←薄い記憶なのではっきりしません
CDではツンデレ女王様受けの牧師さまに神谷さんを期待していたのですが
このお話の彼方の役をしてましたよね。

朝南さんを失ってショックな気持ちはとってもよくわかります・・・
彼女のいる世界に行くときがいずれ来たらあの美しい絵のお礼を言いたいと思います。

lisaさん
朝南さんという絵師さんがどんなにみんなに愛され親しまれてきたか・・・
失って初めてわかる悲しみでしたよね。
みんなでSSで楽しく萌えましたし
美坊主ではほんとうに心から挿絵が朝南さんであることに感謝しましたよね。
彼女の新しい絵を堪能することがもうできないということがほんとうにつらいです。
でも彼女の気持ちを想いこれからもBLを楽しんでいきましょうね。

コメントありがとうございました。

拍手[2回]

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プリティ・ベイビィズ (麻々原 絵里依)

朝南さんの突然の訃報にショックを受けまして

昨日は読んだ本はあったんですけどブログを更新できるような気持ちに

なりませんでした・・・

おそらく多くのBLファンにとって哀しい出来事だったでしょうし

親交のあった作家さん、またはご家族の方の気持ちを思うと

ただただ哀しいとしか言いようがなかったです。

でも、生きている残された人たちは

やっぱり生きていかなくてはいけないし

生きるからには楽しくBLを読んで萌えて生きたいと思います。

朝南さんの美しい絵は一生の宝物です。

プリティ・ベイビィズ (ディアプラス・コミックス) [コミック]
麻々原 絵里依 (著)

プリティ・ベイビィズ (ディアプラス・コミックス)




(あらすじ)

心を開かない強面の先輩刑事・伊吹の下に配属された新米刑事の主税。
ある日伊吹の秘密に迫るため彼を尾行した主税は、教会から荷物を運び出す伊吹の怪しい姿を目撃。
その直後、車に轢かれそうになった主税は運転していた美形に車の修理代代わりに一夜を共にするよう求められ……!? 
年下ワンコ刑事×美形牧師のラブ・トルネード!!

岩本薫による書き下ろしショート・ストーリーと、描き下ろしショート・コミックも収録。
 


小説「プリティ・ベイビィズ」の方を読んでいたので購入はどうしようか悩んでいたのですが

アニメイトではペーパーがついていて、

それはそれは可愛いケモミミくんがおりまして・・・

好みすぎるので買いました(笑)

今デジカメが息子に拉致られておりましてUPできないのですが

見たい方・・いらっしゃいますか?

小説は長いお話の序章となる感じで世界観の説明と人間関係の説明がおおくて

ちょっと主人公である新米刑事の主税と牧師でありながらゲイの女王様受け梗一の

出会いと恋の進行が書かれております。

漫画の方がこの二人の心情が中心に書かれているので

女王様受けが好きなあたしには十分楽しめました(笑)

大型ワンコをシツケして調教して、好みの男に育て上げていて

でもときにはその暴走ぶり執着が嬉しい女王様の

白皙の美貌が実に好きです(笑)


コメントレスです♪

まるさん
ほんとうにショックな出来事でしたよね・・
そうそう「忘れないでいてくれ」「描くのは愛」「積木の恋」の挿絵も素敵でしたよね!
あの挿絵があったからこそお話が何倍も面白く感じられたと思っております。
他にもまだ沙野 さんの「つる草の封淫」の続きの予定もあっつたのでそれがもうできない
または別の絵師さんになるであろうということが残念です・・・
でもきっと誰よりもBL小説を愛されていたからこそあんなにお話の質をUPできるような
絵がかけたのであろうとおもわれるので
彼女の作品を忘れずにBLを愛していきたいと思っております。

コメントありがとうございました。

拍手[3回]

訃報

ツイッターで先程教えていただいたばかりなのですが

あの美しくも麗しい挿絵であたしたちを楽しく萌えさせてくれていた挿絵さん

朝南さんが亡くなられたそうです。

年齢とか経歴はほとんど知っていないのですが

凍える月影」では麗しい美坊主に萌えまくり

秘蜜」ではふたりの麗しい攻め様に攻められて

翻弄されながらも隠し持っていたMの属性を開花させられた受け君に魅了されました。

はっきりもうしあげてあらすじや作者様では買わなかったであろう本でも

この方の挿絵であるということだけで買って萌えたという楽しい思い出があります。

哀歌をささげるとともに

感謝の言葉で彼女の旅立ちを見送りたいと思います。


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コメントレスです♪

あきりんりんさん
このシリーズは黒ラキだけでも十分楽しかったのですけど、
同人誌でもふたりのラブラブアツアツが
楽しめていたのでひさしびり~~という感じではなく
いつものふたりの日常が垣間見えて楽しかった一冊です。
この調子で何年間に一冊という感じで楽しめたらいいなーと思っています。

今日は哀しいニュースでした・・
こんなふうに儚い人の命というもののあわれさが年々大きくなっているような
気がします・・・・

コメントありがとうございました。

 

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最凶の恋人―ある一つの賭け(水壬 楓子)


最凶の恋人―ある一つの賭け (ビーボーイスラッシュノベルズ) [単行本]
水壬 楓子 (著), しおべり 由生 (イラスト)

最凶の恋人―ある一つの賭け (ビーボーイスラッシュノベルズ)



(あらすじ)

千住組組長・柾鷹の「愛人」として極道界で有名となった遥。ある日、薬を飲まされ拉致された遥に、沢井組の若頭・小野寺が突きつけた要求は「柾鷹と別れること」だった…。折しも柾鷹とケンカをし家出中だった遥を、柾鷹は探し出すことができるのか!?どろどろに溶けるような快楽と、全てを我が物にする傲慢さで遥の人生を奪った柾鷹を賭けた、遥の「賭け」の結末は―!?BL界で伝説の「最凶」シリーズ、7年ぶりの書き下ろし新刊。
 
今はなき黒ラキででていらい七年ぶりの書き下ろし出版なのだけど

水壬さんは同人誌でちょこちょここの二人を書いてくれているので

あたし的には七年ぶりという感じではないのです。

やっぱり楽しく読める893ものというイメージにブレはなかったです。


千住組組長・柾鷹の「愛人」として極道界で有名となった遥でした。

あの法事の日からほんの少しの時が経っているというときです。

遥命の旗をあげた柾鷹と添い遂げる本当の決心をつけた遥ですので

たとえ別の組みに良い条件をだされようとも

柾鷹に本妻が現れるかもしれないから別れてくれと頼まれても

心には波ほどのゆらぎもなくただ静かに柾鷹が迎えにくるのを待てるのです。

その覚悟ができている遥の拉致をめぐって

いろいろな面から見たお話が書かれておりました。


遥がなにかしたら、もしくはなにかあったら動くのは柾鷹なんだけど

柾鷹(組長)が動いたら

その百倍は苦労して労働しなきゃいけない狩屋(若頭)・・・という構図は

永遠に変わりのないようです(笑)

苦労が報われる日が来るのかとちょっと同情したい人でした。

彼の救済はいつなんでしょうか(笑)



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梨園の貴公子―外連(けれん) (ふゆの 仁子)


梨園の貴公子―外連(けれん) (ビーボーイノベルズ) [単行本]
ふゆの 仁子 (著), 円陣 闇丸 (イラスト)
梨園の貴公子―外連(けれん) (ビーボーイノベルズ)



(あらすじ)

新進気鋭のカメラマン・尾上浅葱の年下の恋人は、歌舞伎界の御曹司・常磐彦三郎。家柄・容姿・才能・人気共にトップクラスの常磐は、怖いぐらいの情熱で自分を愛してくれる。その常磐に有名女優との熱愛報道が!その上、歌舞伎界の重鎮である常磐の父が緊急入院。『梨園の御曹司』を恋人に持つことの意味を改めて考えた浅葱は、常磐の痛いほどの抱擁を振り払うが…!?書き下ろし表題作に、人気女形と興行主の秘密を描いた短編を収録。
「梨園の貴公子」
「梨園の貴公子~色悪~」

と続いておりますこの作品 初めての恋にときめいて、

お家騒動に揉まれながらも二人の愛は 育まれている模様

いかんせん鳥あたまなので前作の内容がすごく薄いのですが

薄いままでも歌舞伎のことは全くよくわからなくても十分楽しめました(笑)

三作目となれば愛しあうふたりに障害は・・とくればもう間違いなくお家騒動なんですよね。

歌舞伎界の御曹司とはいえ、順調にその家が背負う者を望んでいるものばかりではなく

いろいろと悩み苦しみながらもがいておりました常盤が

ほんとうに自分が望んでいるものは何かということにたどり着いた先には

恋人で年上のカメラマンである尾上浅葱と共に生活をすごし共に人生を歩いていくことでした。

そのうえで役者として生きること、舞台に立つことの楽しみや喜びも得て

充実した日々を過ごしているのですが

ある日常盤の父が病に倒れ

その父から「梨園の貴公子」を伴侶として生きていくためにはと問いかけられるのです。

梨園という特殊な世界の中で貴公子として役者として生きるためには

自分という年上の男の恋人でははなから受け入れられないということはわかってはいたものの

このつないだ手を話すことはできなくて、

なんとかしてとがんばっていた浅葱にはきつい現実が突きつけられたのです。

距離を置きたいと告げる浅葱

たとえもう二度と会うことはなくても距離を置くことは別れではないと

思い切るのが年上の恋人の分別であるし

別れたくないと駄々をこね、それでいて年上の恋人の心情を理解している年下の男との

情事は定番とはいえ悲しいですよね・・・・

父が抜けたあとの舞台をやり通すことで役者として成長して一回り大きくなっていく恋人

もう自分は関わることはないと挨拶することもなくひっそりと消えようとするのです・・が

そういった浅葱の心情を誰よりも理解していた常盤は父の病室に訪れ

役者として生きていくためには浅葱という存在が必要だと堂々と言うのです。


お話的には定番というか、三冊目ということで全体に印象が薄い感じです。

今回あたしの気持ち的には同時収録の「奈落」に全部もっていかれた印象が強いです。

以前、雑誌小説b-boyに掲載されていた短いお話がちょっとふくらませてのっております。

12月発売の小説b-boy2012年1月号には「外連」とリンクするお話「間夫」がこの

「奈落」の続編となると思います。

妖しい魅力いっぱいの紫川の父親のこととか、紫川の情人である竹林との馴れ初めなどが

詳しく書かれております~

あたしてきにはこの二人で一冊の本でもいいのですけど

ふゆのさんが以前同人誌のペーパーで書かれていた「engage」の再販とコラボ作品が

でるように書かれていたのでそれも楽しみなんですが

いったいいつなんでしょうか・・・?

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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