ピンクのピアニシモ (新書館ディアプラス文庫 (184)) (文庫)
松前 侑里 (著)
あさとえいり(イラスト)
(内容 )
吉井家の三兄弟に血のつながりはない。
天然だけど優しい晴吾、口は悪いけど面倒見のいい恭平、そんな二人の兄に愛されて育った操は、幼い頃から晴吾に片想いしていた。
だが恐れていた日がやってくる。晴吾に結婚を約束した恋人ができたのだ。
行き場のない失恋の痛みを受け止め癒してくれたのは、いつもは意地悪な恭平だった。その恭平が、実はずっと自分を想っていたことを知り…?甘い甘い恋のエチュード。
「ピュア1/2」以来 松前さんの作品は全部そろっています
可愛らしい男の子がちょい毒を吐く楽しさと
優しい悲しさに包まれた独特の文体が印象的な方です
この作品もやっぱり、家族的にはありきたりの幸福にはない男の子達の話ですが、いつもの可愛い毒が薄いなと感じた本です
まぁつまり言えば・・・
印象が薄いということかな(笑)
やたら印象が強いのは、お兄ちゃんでもあり、恋人にもなった恭平が作るお弁当でした
タコさんウインナーとかピカチュウおにぎりとか
星型人参、ウサギさんの林檎、
アニメのキャラクターの顔のオムライスとかおにぎりとか
愛情のこもったお弁当が本当に美味しそうで
愛に溢れかえっているなーと思えるエピソードが素敵な一冊でした
鉢巻をしたタコさんウインナーの作り方あたしも教えてください(笑)
「おれのこと、ずっと好きでいてくれてありがとう。」 [0回]
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