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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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R134  (橘 紅緒 )

R134 (SHY NOVELS 231) (新書)
橘 紅緒 (著)
高星 麻子 (イラスト)
 

(内容)


「俺だけ見て、俺にだけ話して、俺だけに優しくしてればいいんだよ」

四年前、白倉梓朗は幼馴染みで誰よりも大切な麻也を守るため、留学を決意した。そして今日、麻也のもとへ帰ってきた。けれど、梓朗の留学を裏切りとしか考えられなかった麻也は「一生おまえの顔は見たくなかった」と梓朗に告げる。一緒にいることに慣れすぎていたふたりの別離。それは互いに不安とより強い独占欲を抱かせもした。麻也を誰よりも理解しているのは自分だ、絶対的な自信を持っていた梓朗だったが──…!?
 


 

感想はあげていないのですが

「ラブシック」という作品を読んで以来

その印象的な文体と世界観に魅かれているあたしです。
 
今回もその独特の世界観を読みづらいと感じたらいいのか
 
抒情的な世界と感じたらいいのかちょっと戸惑ってしまいました。
 
帯に書かれている
 
「俺だけ見て、俺にだけ話して、俺だけに優しくしてればいいんだよ」

という限りではどれほどすさまじい執着愛を見せてくれるのかと
 
わくわくして読んだのですが

人間関係が入り組んでいるわけではないのですが

お話自体に関係ない人間が多く出過ぎていて鼻につくというか、
 
お話の筋に入りきれないものを感じました。
 
読みにくい独特の文章がこの作者さんの売りというわけではないのですが

少なくともこの方にしかない世界というものを

存分に味あわせてくれるのですが

この寮のような雰囲気で大勢の人間が関係している話を十分書こうとしたら
 
この5倍の分量がいるのではないかと思いました。

大勢の人間模様を描きすぎて

肝心の二人の恋の様子が薄く感じられて

この帯のあおり文句のような執着は感じられることなく終わりました。

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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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