憂鬱な朝 4 (キャラコミックス) [コミック]
日高 ショーコ (著)
憂鬱な朝 4 (キャラコミックス)
(あらすじ)
桂木智之(かつらぎ ともゆき)は先々代の庶子だった…!!
事実の発覚を機に、久世暁人(くぜ あきひと)を外から支えようと、
久世家を出て石崎家に入った桂木。
ところがある日、暁人の不穏な噂を聞きつけ、
急遽別宅を訪ねてしまう。
「もう会ってくれないと思っていた」はかなく笑う暁人は、
爵位を桂木に譲るため縁談を破棄、
森山侯を脅迫した、と衝撃の告白をして──!?
コミコミさんからの脱却という訳ではないんですが
アニメイトさんで購入するとダブルカバーの特典があるということで
ひさびさにメイトでお買い物してきました。
やっぱり自分で見て購入するというのも楽しみがありますよね。
この号ではいままでひたすら桂木を追いかけてていた暁人が
成長しすごく素敵になってました!
ちょっと離れてみるというのもおたがいの気持ちを明確にするために必要なものなのかも
しれませんね。
桂木のために爵位を捨て、
久世家にも、実家であったはずの桂木家にも
この世のどこにもなかった桂木のためだけの場所を用意してやりたいと
思う暁人
そして、もう自分の教えることは全て教えきった暁人の手を離し
これからは外から彼を支え続けたいと願い画策していく桂木
二人が二人の幸福を願い思うことはただただ幸福にしてあげたいということなのに
家という強力に絡まる物に覆われているふたりには
おたがいが幸福になるということではなく
愛する人が幸福で安寧で生きていて欲しいと思うことなんですよね。
今のように核家族というものが当たり前のようになっていてさえ
家というもの、それにまつわるいろいろな因習、人間関係のしがらみ・お付き合いがたいへんですのに
お家というものだけでなく、
それらに付帯するものすべてを背負わなければいけない人たちにとって
恋よりも守らならなければいけないものがあるのだな・・・
この恋を守っていくにはどうすればいいか
次からは激動の予感がいたします。
最強のツンデレ女王の桂木の告白も非常に美味しものではありますが
一番の見どころは暁人の成長でございます。
桂木の秘密を暴露した雨宮を呼びつけた対応なんかほんとすごかったです。
ひれ伏している雨宮にまずかけた言葉が
「・・・雨宮か お前が書斎に残していった詩集を読んだよ」とさりげなくはじめ
「素晴らしかった 僕もああいう本の方が好きだ」と続き
「さて雨宮ー桂木の話をしようか」と切りつけていくさまは凄みがありました。
桂木を求めて、恋して、そのために成長を強いられましたが
桂木は暁人をいい男に育て上げましたよ!
こんな男に育て上げたのなら手を離しちゃいけませんよね。
蔦に絡まるお家の事情も考慮しながら二人が切り開いていく道が楽しみです。
そして雑誌掲載作より濃い濡れ場も萌え萌えの雰囲気がありましたよ~
爵位を捨てるために、行なった暁人の森山侯への脅迫行為が何を引き起こしたか
これからどう動けばいいのか早急に考えなきゃいけないのに
暁人の熱に触れた喜びを求めてしまう桂木
まだまだツンツンツンでしたが、
いつかそのツンぶりが可愛くエロく見えてくるのが不思議なんですよね
かすかに見える褌と下穿き(けっしてバッチとはいいたくない(笑))に萌えました(笑)
[6回]
PR