花雪 (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
真崎 ひかる (著), 陵 クミコ (イラスト)
花雪 (幻冬舎ルチル文庫)
(あらすじ)
保育士として働く佑真と大学生の秀一は、つき合って六年になる恋人同士。佑真はふとしたきっかけで、卒業と就職を目前に控えた秀一が相変わらず優秀で、実は大学院進学を嘱望されていることを知る。しかもその研究室には、秀一を気に入っている綺麗な先輩が所属しているらしい。不安に揺れる佑真をよそに、秀一はひとりで心を決めてしまい…。
昔リーフノベルズででていた「淡雪」がルチルさんで新装版としてでて
「夏雪」と続き
同じ世界観の「
白雨」「慈雨」とでております。
「淡雪」シリーズけっこう好きだったのに感想は雨シリーズの一冊だけしか書いてません。
自分の書かなかった怠慢さが怖いです(笑)
最近は・・いいえもっと前からなんですが記憶のうすさに拍車がかかっているような気がします(笑)
と言い訳させてください♪
実時間でも五年の月日が経ち、そして作品の中でも六年の月日がながれ
高校生どうしだったふたりも佑真は保育士として働いており秀一も大学四年生となっておりまして
そろそろと時間をかけながら恋を積んできたようです。
年下の恋人は卒論だ、ゼミだバイトだと忙しい毎日をおくっているので
そういう大学生活を実際に経験していない佑真にはかける言葉もありません。
すれ違う時間がどこかふたりの関係をぎくしゃくしてしまいます。
お互いがおたがいのために思いあっていたとしても
ささいな変化すら知ることができないままだし
言葉が不器用な秀一では佑真の不安感を余計に煽ってしまいがちの上に
研究で秀一を理解し支えてくれそうな千草という可愛い頼りなげな男の子と
一緒にいて楽しそうな姿を偶然見てしまっては修復することもできません。
それらを今回は母親に対してカミングアウトをぶちかましてしまいます。
卒業後は一緒に住もうと暗黙の了解のもとに決まっていたことも
現実となればいろいろありますしね・・・
ふたりがちゃんと乗り越えて
二人なりのリズムで共に歩いていき
支えて、支えられて生きていこうと決心できるまでのお話でした。
秀一母がすごくかっこよくてよかった・・
あんな男前な母には・・なれないだろうけど(笑)
好きなシリーズを読むときいつも思うのですが
また続きを読みたい気持ちと、これ以上波乱があって苦しんで欲しくない気持ちに揺れます。
今度は、雨シリーズの佑真に恋していた可愛い男の子隆生くんの恋のお話ではどうでしょうかと
斜め上の意見をつぶやいてみます(笑)
コメントレスです♪
まるさん
まるさんも「雪は林檎の香のごとく」もそのスピンオフである「meet,again」好きなんですね!
( ´∀`)人(´∀` )
雑誌で見て栫の不思議さはなんとなく理解できたような
でもその上をゆく不思議な栫のおかあさんが妙に気になるのです。
過去に失ってしまった人がいて、それにもがきながら生きている人たち
書下ろしでみんな会いたい人に会えるのかなとちょっと期待してます(笑)
コメントありがとうございました!
[2回]
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