愛の一筆書き (ディアプラス文庫) [文庫]
名倉 和希 (著), 金 ひかる (イラスト)
愛の一筆書き (ディアプラス文庫)(内容)
天才書道家・笹尾高秋は恋人の佳文を溺愛している。
二十年前に一目惚れして、長きに渡って口説いた末にやっと結ばれたのだ。
今はともに暮らし、毎日佳文を思い浮かべながら作品を生み出している。
佳文のいない人生なんて、高秋にはもう考えられなかった。
ところが最近、佳文の様子が少しおかしい。
何か隠し事もあるようだ。まさか捨てられるのか、と動揺する高秋だが…?
へたれ攻×男前受のフォーエバー・ラブ。
へたれた大型ワンコ攻めでした(笑)
祖父の書道教室に通ってくる小学校五年生の男の子に恋した天才書道家なのですが
まあ天才ゆえか、やたらパワフルで頑固で可愛い一面があって
恋した男の子にやりちんと言われたことで心機一転
今までの放蕩三昧の過去にさよならをして
その子が大人になるまでじっと我慢の子なのです。
その告白が一旦受け入れられたとなるや早速体で会話しちゃうし
あっというまに同棲生活に持ち込んだりするのですが
その受けを愛するがゆえに行動したり考えたりするのですごく可愛らしいのです。
まぁその大胆で豪胆で単純な思考故に受けである佳文がすごく苦労しているのですが
まぁお互いに愛し合っているならそれもしょうがないねと思えるような
微笑ましいお話でした。
雑誌掲載作であったので内容はわかっていたのですが
描き下ろしが読みたかったのと、初版はペーパーがつくということ
さらにコミコミ特典でポストカードに短いお話がついておりまして
すごく楽しめた一冊でした。
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