心臓がふかく爆ぜている （崎谷 はるひ）

心臓がふかく爆ぜている (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
崎谷 はるひ (著)
志水 ゆき (イラスト)

（内容）

リラクゼーションサロンなどを経営する会社の開発部員・齋藤弘は、地味でおとなしく、ふられてばかりのゲイ。大手企業から転職してきたイケメンで有能な降矢信仁を苦手に思う齋藤だったが、仕事で落ち込む降矢にアドバイスをしたことから親しくなる。降矢に惹かれていく齋藤は酔った勢いで思わずゲイと告白。そのうえ降矢からつきあおうと言われ…。

ランキングにベストテンにはいった話題作にいまさら・・・感想なんてねぇ

とつぶやきながら思いついたこと書いておきます。

とりあえず積み本はつくりたくないということと

感想を書いて覚えておくための自己満足ブログなんで（笑）



ふられてうじうじとしているときの心の癒しはハーブ＆グリーンガーデンに来て

ハーブのお世話をすること。

そうして癒されている齊藤は地味でおとなしく、ふられてばかりのゲイ

うじうじと悩んでいることを見透かして社長であり幼馴染でもあり初恋の相手だった綾川は

大手企業から転職したばかりのイケメンで有能な降矢

大手の仕事のやり方とか人間関係に疲れて転職した降矢だったが

仕事となると、つい慣れた大手のやり方をしようとしてしまう

そのことで綾川に駄目だしされ落ち込む降矢に

大手とは違う仕事の仕方があるとアドバイスしてからだんだん親しくなって

勢いでゲイと告白し、降矢から付き合おうといわれ付き合うことに


とストーリーは簡単な恋愛物語なんですけど

それに仕事の話とかロハスの話などの蘊蓄がぎゅうぎゅうに詰め込まれて

分厚い本に仕上がっております。

ロハスとかハーブとか癒しなどが嫌いじゃない方には楽しめるというか

新しい知識だと受容できる方には楽しめると思いますが

そういうのに興味ない方には蘊蓄が邪魔だなと感じるんじゃなかなと感じました。


脇にでている齊藤の初恋の相手で、

いろいろな事情で派手な化粧と女装している際物社長の存在がよかった。

恋のきっかけをつくったり

時にはあて馬的な役割もし

相談相手でもあり、心のささえであったりなんかして

でもイケメン（笑）

ヤモメである彼の恋のお相手は・・いないのでしょうかと期待しちゃいました。


挿絵もすごく雰囲気があってよかったです


一冊で何回も楽しめる本だと思います。