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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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スリーピング・クール・ビューティ (鳥谷 しず )

スリーピング・クール・ビューティ (ディアプラス文庫)
[文庫] 鳥谷 しず (著)
金 ひかる (イラスト)


(あらすじ)
 
新米弁護士の悠莉(ゆうり)が離婚協議のため面会を申し込んでいるのは、
警察官僚の灰音(はいね)。
だが尊大で冷淡な男はなかなか会ってくれず、
たまたま遭遇した外出先ではひどい仕打ちをされてしまう。
なのにある夜、雨に打たれて彼を待っていた悠莉は、灰音の部屋に招き入れられた。
そして、うたたねをする灰音の綺麗な顔を見たとき、その唇に引き寄せられ……?

センセーショナルでマーヴェラスな恋を描く、デビュー文庫!
パソコンが壊れていたので感想が翔れなかった一冊です。

雑誌で読んでいるのですが
 
けっこうおもしろいというか、

心引かれるお話でしたので 書き下ろしも読みたくなって買いました。

これがけっこうな当たり作品でして、

さすがデイアプラス!と感嘆詞のひとつやふたつはつけてもいい気分です(笑)


お話はクールビューテイな攻め灰音に弄くられる

天然ぼけの赤毛の新米弁護士さんのおはなしです。

この作品は作者さんがおっしゃるのによりますと、

「赤毛の恥毛弄り」を書こうと思い立ったので書いたらしいです

なのでクールビューテイにしつこく、執拗に執着されますです。

かくて純情な童貞ボーイである弁護士君はいつのまにか自分で足を開いて

あそこを開かされて求めさせられるまでに成長いたします(笑)

↑こういうエロエロしいところも十分にあるのですが

そのエロも品があるというか

お話の面白みを損なうものではなく、お話のうまみになっております。



書き下ろしもいい味です。

うまくまとまった二人なんですが、相変わらず言葉が足りない灰音に

もどかしさを感じながらも翻弄される悠莉

会えない日々が続いてついに灰音のマンションを訪れ帰宅を待っていると

灰音は綺麗な男の人と一種に帰ってきたのでした・・・

自分は捨てられたんだということを思い知った悠莉でした・・・


切なさもエロも堪能したい方はいかがでしょうか?


コメントレスです♪

お名前が空白でした方へ

禁断のユギさんにはまれて大変でしょうが幸福でもあると思うのです~
ユギさんの絵もお話も独特のものがあるのですが、
その魅力にはまったらなかなかでてこれませんよね(笑)
>ユギさんの描く受けって可愛くて強くて賢い
そうそう、ほんとうに可愛くて強くてでもエロいんですよね~(笑)
お話も一度でも十分におもしろいんですけど
二度三度と読み返すたびにまたあらたな発見があるんですよね。
そのときには気づかなかった感情の流れに気がついて
ああ・・そういう意味があったんだーと思うことが多々あります。
「開いてるドアから」もいいお話ですがこんど幻冬舎コミックス漫画文庫から一月にでる
「冷蔵庫の中はからっぽ」も気になっているんです~
買うポイントは書き下ろしの有無でしょうかね(笑)

ラウさん
もう誤字脱字意味不明で申し訳ないですと平謝りの気持ちです;;)
BBCじゃたしかにビーボーイコミックスですよね(笑)
正解はラウさんのおっしゃるうとおりBFCです!
ご指摘ありがとうございました♪
>今まではディアプラと花音コミックスばかりでしたが、最近は麗人にも
そうそういろいろな世界に広がりつつあるので追いかけるのが大変なんですが
つい追いかけてしまうのです~
最初は人物がやたら似ていて髪形がころころ変わるのについていけなかったんですけど
その魅力にはまってしまったらなかなか抜け出せませんよね。

こめんとありがとうございました!

拍手[2回]

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星よりひそかに (高井戸あけみ)

星よりひそかに (ディアプラス・コミックス) [コミック]
高井戸 あけみ (著)




(あらすじ)

通訳をしている八木は、イギリスの大学に留学していた頃、ある国の王子と恋に落ちた。
しかし、彼─リゲルが王位を継ぐ身だったため、その恋ははかなく終わっていた。
それから日々は過ぎ、八木はリゲルの従弟・サイードと知り合う。
自分を見つめるサイードの眼差しに、八木の心は揺れて─。

静かに瞬くスターライト・ロマンス。


BBC(BFCです・・・ご指摘いただきましたありがとうございます)のお話の

ツンデレ生徒会長さんが好きだったせいで

なんとなくこの方の本は買ってしまうのです。

派手さはないのですが

書き分けも今一歩なんですが

どことなく魅力のある本なのです。


「星よりひそかに」

学生時代に知り合って恋して身体を重ねた男は実は・・・アラブの王子さまなのでした。

星の名前のそのひとを思い続けているのだけれど

そのひとは星よりも遠い世界のひと

どんなに手を伸ばしても手に入らない・・・・

王子様に恋焦がれてその国の言葉を覚えていまや通訳の仕事をしております。

ある日であった男は彼の国の王子様の従兄弟・サイードでした。

また星の名前の人のように手に入らない人と恋をしたくないと思いながらも

いつのまにか心がサイードに魅かれていくのです。

王政にはかかわることがないから自分は自由に恋ができるとサイードは言うのですが

八木にとって何も考えずに恋をしていたあのころの若さは自分にはなく

国も違えば

生活も違う

そんな大人の悲しい分別で心にブレーキをかけてしまうのです。

今夜だけ、今だけサイードのそばにいたいと短い時間をともにすごし

永遠に会わないことを選択する八木がほんとうにせつなかったです。

そんな八木に対しサイードが取った手段といえば・・

ちょっと眠らせて自国につれて帰るために飛行機にのせちゃうのです(笑)

若さのあふれるサイードの成就の方法はともかく

もう星を見て悲しい思いはしなくてもいいのだと心から安堵できました(笑)


デイアプラスのコミックスはカバー下も楽しめますよ~

サイードの衣装をきてコスプレしている八木を見たいかた是非カバーをめくってくださいね(笑)


コメントレスです♪

あきりんりんさん

本屋さんが充実していない地域に住んでいるとつらいですよね・・・
あたしも充実した本屋さんにいくために車で一時間のドライブを楽しまなきゃいけません。
都会に住んでいる人がすごくうらやましいですよね。
この神官シリーズの大好きななんですよ!
突っ込みどころは満載なんですけど、
もうこのあほらしいくらい突き抜けた愛情が癖になってます(笑)
>本屋でBL本買っている人みると声かけたくなります
わかります(笑)
同じ周期に同じ時間帯で必ず顔を合わすといつのまにか同士よ!と心の中で叫びたくなりますよね!
でもなんでかできないんですよね・・・
その点ネットでは自由に声掛け合って話し合えて楽しいですよね。
またよろしくお願いいたします♪

まひるさん

>お決まりのヤクザさん展開が英田さんにしては物足り無く感じたけれど
ほんとうにそのとおりなんですよね。
ストーリーは面白かったんですけど二冊続くとちょっと濃いなと思ってしまいます。
ユギさんの本だけで終わりにしてもよかったんじゃないかと・・・(笑)
ユギさんの水も滴るような色っぽい柊也とかっこよくてエロエロしい椹木は
眼福でしたね。

コメントありがとうございました♪

拍手[1回]

神官は王を悩ませる (吉田珠姫)


神官は王を悩ませる (ガッシュ文庫) [文庫]
吉田珠姫 (著)
高永ひなこ (イラスト)



(あらすじ)
 
冴紗との婚礼の儀を済ませ、幸せなはずの羅剛王。
しかし、想いが通じたからこその苦しみが羅剛を襲う。
冴紗を常に自分のもとにおいておきたい、ひと時たりとも他人の目に触れさせたくない。
手に入れた者だけの苦しみに羅剛は囚われる。
そんな折、羅剛と冴紗は隣国・萋葩より招待を受け赴くことになった。
冴紗の美貌に狂った萋葩王が催した宴に、羅剛は大いに怒り―。

王と神官のファンタジックラブロマン、シリーズ最新作。
続編が出るということになっておりましたが

あれから三年たち、もうでないのかなぁとあきらめていたこのごろ

急に出てしまった暑苦しいファンタジーラブロマンスがなんとCD付ででました!

CDがあることで本も読みにくいし・・・

ちょっと値段が高くなるのでCD付でなくてもいいかなぁと思っていたのです。

でも買ってしまいました(笑)

今回は攻めである羅剛王の視点から描かれております。

冴紗視点で書かれている全三作でもあれだけ暑苦しかった・・・

もとい情熱にあふれていた彼でしたので、

彼の視点で書かれている文章はほんとうに暑くて熱くて甘いのです♪


傲慢で横暴で強引な羅剛王さまですが

その実すごく繊細でピュアな面もありまして

冴紗さまを妻に娶って、その身も心も手に入れているにもかかわらず

周囲の男たちに嫉妬しちゃってます。←これが彼のデフォルトなんでしょうけど(笑)

今回はそこから一段と成長し周囲の思惑も理解しつつ

自分の思いを貫く姿勢に変わりつつあります。

羅剛王の母の想いとか、周囲の重臣たちの気持ちとか過去もちょこっとづつ出てきて

読み応えはありました。


エロい場面は王様得意の言葉攻めというやつでしょうか・・・

ねちねちと常にフルコースで冴紗を求めております。

またそれを冴紗が喜んでいるので

純真で清らかでかわいい冴紗を弄って楽しむ読者の気持ちも十分に満足できました。



まだまだこのシリーズは続くそうです。

三年後ですか・・?とつぶやかせてください(笑)







拍手[5回]

花片雪 (英田 サキ)


花片雪 (SHYノベルス) [新書]
英田 サキ (著)
 山田 ユギ (イラスト)



(あらすじ)
 
~~やっぱり自分は幸せになれない、
いいことはいつだって長続きしない、そう思ってた~~


男好きの気まぐれな母親の下寂しく育った春日柊也は、
大人になる頃には誰も信じることができず、
人を傷つけてばかりの毎日を送っていた。
そして罪を償ってきたとき、元ヤクザの椹木恭介と知り合い、
ふたりはいつしか恋人として一緒に暮らすようになっていた。
けれど、本物の愛情がどんなものかしらない柊也は、
椹木の愛情や信頼を信じたくても信じきれずにいた。
そんなとき、柊也はある事件に巻き込まれてしまい・・・!?

コミックス「愛想尽かし」同時発売!!

コミックス「愛想尽かし」の続編ということを事前に知っていたので
 
ちょっと辛抱してみました(笑)

山田さんのコミックスだけでも元ヤクザの椹木恭介の魅力は十分に描かれておりましたが

この英田さんの小説では寂しく育った春日柊也の気持ちも

その柊也に引かれる椹木の魅力も十二分に描きこまれておりました。

小説のほうが字数で語る分感情の表現も多いし

なにより自分が小説のほうが好きなのでそう感じるのかもしれませんけどね。

ただ、今回はこの二冊が同時に出ているということで

ちょっと濃いかな~と思う人もいるかもしれませんね。


お話自体は漫画と同じような展開を迎えます。

まぁ漫画も英田さんが原作なのでこれはしょうがないとは思いますけどね。

やっぱり自分自身の育ちや境遇に劣等感をぬぐえない受けが

ある事件に巻き込まれます。

そのことによって椹木に迷惑をかけてはいけないと思い込み

姿を消そうとします。

けれど漫画のときよりは時間がたっていて、そのときよりは成長もあるし

なによりも椹木の愛情を日々受けているぶんだけ変化があったようで

消えるよりは椹木に連絡を取り椹木に会いに帰ることができるようになっておりました。

なにがあっても守ってくれる存在があるということ

その人の愛情を感じて日々を送るとこんなに変わることができるんですよー

ということを感じさせられました。

あんなにだめだだめだと卑下するばかりで

苦痛や困難に立ち向かうことすら知らなかった幼い子供のような感情思考をもっていた柊也が

毎日の生活で愛されることを覚え

困難に立ち向かい

自分のみを守るために戦うのです。

事件の解決は自分の過去に立ち向かうという意味もあったような気がします。

そして最後に

誰かに幸せにしてもらうことばかり願うのではなく

自分が誰かを幸せにしていきたいと願えるようになりたいと思うのです。

そんな柊也の成長を楽しめる一冊でした。



コメントレスです♪

あきりんりんさん
お勧めのキャラを買ってくださって読んでくださってありがとうございます。
(決して出版社からの回し者ではございません(笑))
全員サービスは文庫を買わなきゃいけないんですよね・・・
でもあたしも前作は買ってないです(笑)
今回は応募のために買いました。
全部買って読むのは・・・すべてがまとまりかけてからと思っております~
英田さんの小冊子は読み応えがありまして、はずれと感じることがありませんでしたので
もし気が向いたらがんばって応募をしてみてくださいね♪
>今後もお話させてください
あたしはリアではBL話ができるのは娘だけなのでとってもうれしいお言葉ありがとうございます~
あたしのほうからぜひぜひお願いしたいです。
おまぬけ言動を平気でしちゃうことがあるのですが
お気長くお付き合いよろしくお願いいたしますね。

そして吉田さんのお勧め本ありがとうございました!
前から気になっていた作品ですので、さっそく探してみますね!

ありがとうございました!

拍手[1回]

愛想尽かし(山田ユギ)

とうとうでました!

そして読みました!

前作ではこの本にフェロモン塗っているのではと石原理さんが

帯に書いておりましたが

今作ではそれ以上のフェロモンと涙がぎゅっうとつまっておりました。




(あらすじ)


「・・・抱いてよ。一度だけでいいんだ。いい思い出にするから」
ある雨の降る夜、椹木恭介は捨て猫と一緒にかつて自分が助けたことのある青年・春日柊也を拾った。
その日から、ふたりと一匹の同居生活が始まった。
他人を信じることができない柊也は椹木とも寝ることで関係を築こうとするが、椹木は愛情や信頼のないセックスを拒絶する。
ゆっくりと、少しずつだけれど、ふたりの関係が表れ始めたある日、柊也が再び椹木の前から姿を消してしまい!?

椹木×柊也のその後の物語
ノベルス:花片雪(はなびらゆき)同時発売!!



「たかが恋だろ」のあとがきに

山田さんも石原さんも椹木が受けだろうと認定していたのですが

妹の夫となって妹亡き後懸命に育児に励んでいた泉巳を支え、

守っていた兄椹木が受けなんてあたしはいやだーーと思ったことを覚えております(笑)

そして兄はあの麻薬の事件で逮捕され

刑務所生活を送っております。

坊主頭がもう妙に凛々しくて隠微な魅力にあふれかっておりましております♪


お話もいいんですよ~

幼いころから母親にすら愛されることがなく育った柊也

誰からも愛されることはなく、ただ体だけという結びつきしかしらないため

恋心を肉欲にかえて椹木に迫ります。

柊也の魅力を十分に知っていても、自分が触れることにためらいを感じていた椹木

お互いがお互いに恋心を感じてはいるのですが

その思いの火は小さく会わないままであれば消えて行くようなものでしたが

運命のいたずらかはたまた必然か・・・

ふたりは再会し

ささやかな日常という名の幸福を楽しみますが

ある人物と柊也が再開することでふたりは離れて生活をしなくてはいけなくなります・・・



もうね、おにいさんも素敵だし

受けの柊也もかわいくてせつなくてすごくよかったです~

山田さんの魅力を堪能なさりたいかたぜひぜひ読んでみてくださいね。


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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
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水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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