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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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小説リンクス 2010年 06月号感想

基本雑誌は買わないというか、
保存の問題&金銭的に高めだと思うので買いたくないのですが
今回は好きな作家さん 可南さんの作品が掲載されているのと
アンケートに答えただけで(これもけっこうめんどい(笑))いただける
書きおろし限定小冊子「リンクスmini」に和泉さんの作品がでるので

つい・・・
小冊子に関してはめんどいとか、高額とか期待に反してのものも多いとか
いろいろ思うところがあるのですが
作者様にとって思いいれの高い部分を載せたりとか
ある意味これで作品が補完されてほんとうの完結になるという意味合いもあるので
つい買うのを・・というか応募をしてしまいます(笑)

応募しないことで後悔よりは
応募したうえでの後悔がましだとYさんLさんからもお教えいただいたので(笑)
小冊子アリ地獄もみんなで落ちれば怖くないということで
これからも頑張ろうと思っております。


ということで、買ったからには感想を(笑)

小説リンクス 2010年 06月号感想




ヒゲ特集ということで、表紙は円陣さんの麗しい?ヒゲのおっさんを
若くて清楚で、でも色気のある青年に手入れを任せている絵でした。
またこの作品をつかって小説家さんにSSを書いてもらう小冊子がでるのが楽しみです。


特集
「ヒゲ」 洗練された、男の嗜み
ヒゲ。それは古来、成熟した男にこそ許された大人の証。今号では、近年にわかに脚光を浴びるヒゲメンたちが一挙大登場!いざ、新たなる萌世界への扉が開かれんことを…。



いろいろなヒゲのカップルたちのお話がありましたが
基本的に受けっぽいかたにはヒゲは無用だと思ってしまうのです・・(笑)
けっこうマニアなお話?
それともあたしの萌えじゃないだけか・・
それとも、いつかはこれも当たり前に萌えてしまう自分になるんでしょうか・・(笑)


「コルセーア~盈月~」Act.3
御園えりい(原作/水壬楓子)
卑屈な罠に捕らわれたセサーム!! 果たしてヤーニは救い出すことができるのか――!?

原作の小説ではセサームとヤーニーの少年期から青年期の部分がさらーと
流されておりまして、読者は想像するだけなのですが
うまく漫画化されておりまして
なぜふたりの絆があれほど深いのか、
ふたりが恋をしていながら想いをうまく伝えれなかったのはなぜか
小説の書ききれていない部分をうまく補完してくださる作品だと思っておおります。

絵も好みですしね(笑)←ここ重要




ノベルス
「レッド ドア クラブ」水壬楓子×亜樹良のりかず
RGC――そこは、選ばれた男たちだけが集う、怪しげなクラブ。そのクラブで、古葉直十をマイフェアレディのように育てられるか否かの賭が、始まってしまった。若頭という渾名の男に預けられた、古葉直十の運命は――

水壬さんの新シリーズの開始作品は可愛い青年を一人前の大人に仕立て上げる大人たちの作品です。
「エスコート」シリーズとか「芸能界」シリーズのように劇的な部分は少ないのですが餌付けの部分は好きです。

攻めの名前が 大五郎・・・というのは意表をつかれました(笑)



「バロックの裔~偽りの花~」和泉 桂×梨とりこ
美しい肌を彩るのは、飾り師の情念か、魂か――。「バロック」シリーズ、新作登場!!

「バロック」と言う不思議な夜の都での恋の物語でした。
今回は彫氏×薄倖の青年椿のお話でした。
刺青を背景としてバロックという都がどういう背景で動いているのかが丹念に書かれていましたので、これだけを読んでもわかりやすいと思います。
このカップルたちの話も裏取引あり、暗躍あり
濡れたような情念があり、さすが和泉作品とうなりますよ~。
登場人物もそれぞれ特色があるというか一筋縄ではいかないという雰囲気がたっぷりあってこれからの展開に期待大です。

椿という花の刺青が掘られた青年の白い恋にも満足できましたが
牡丹の花に彩られた侑生のMっぷりにも萌え萌えでした・・

ああ・・早く新書化してください!(笑)





「その目で見るな」前編 可南さらさ×高宮 東
「俺としてみない?」見目麗しい男からの白昼堂々の告白に、高宏は――!!
 
 あたしのなかではせつなさナンバーワンの作者さんなのです。
おまけに新書化されるまでに期日がかかるので・・・
雑誌で買っとかなきゃ!と思わせるナンバーワンのかたでもあります(笑)

今回はすっかり雰囲気がちがっていてキラキラしたモデルの攻めと
それに翻弄される男の子のお話です。
まだ前編と言うことで、後篇にお楽しみというとこで終わってました・・


こうやって焦らしプレイに慣れていくあたし・・(笑)


 



コメントレスです♪

L様↓をごらんくださいね♪

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蒼穹の剣士と漆黒の騎士 (夜光 花)

蒼穹の剣士と漆黒の騎士 (リンクスロマンス) (単行本)
夜光 花 (著)
山岸 ほくと (イラスト)




(あらすじ)

翼を持ち空を自由に駆け回る、鳥人族の長・ユーゴ。国との協定により、騎士達とともに敵と闘うユーゴは、いつも自分を睨んでくる騎士・狼炎のことを忌々しく思っていた。だが、実は狼炎の部族ではユーゴのような容姿の鳥人間を神と崇めてており、彼には恋心を抱かれてたことを知って驚愕する。ぎくしゃくとした空気の中、ある事情からユーゴは狼炎に媚薬を貰わなければならず…。



夜光さんはデビュー作から好きな作家さんだったんですけど

リンクスで書かれるようになってからいきいきとした文章で書かれて

いるとおもいます。

今回のこのお話も二段組みで250pと読み応えがありました。

ファンタジー物が苦手などと過去ささやいていた自分が遠くなっております。

ファンタジーの場合その世界観を読者に理解してもらわなきゃいけないせいか

その説明が必要なせいか、はたまた生きる時間が違う種族同志と言う設定せいか

BLとしては恋愛色が薄いです。

これに恋愛としての色ものせるなら・・前後2冊は必要なんじゃないかなぁ


 
騎士・狼炎×鳥人族の長・ユーゴ

戦いの場面から始まり、二人がなぜ戦っているのか

ふたりの関係性、国のこと・種族のことなど綿密に描かれております。

鳥人であるユーゴはその独特の羽のある種のせいか

はたまた人間とかかわりをもつことの少ない生き方をしているせいか

または生きるサイクルが違うせいか

ちょっと変わった独特の思考をもっているんですが

綿密に描写されているおかげでその世界観がすんなり頭の中に入ってきました。


隣国の魔女に操られていたせいで起こった不幸な出来事で

ますます鳥人の数は減り

街に住むようになり、人間世界と調和をはかっていくようになります。

生きている限り起こる滅びの定めをユーゴも狼炎も淡々と受け止めていて

大切に日々を過ごしております。


最後に魔女はユーゴと狼炎、他の多数の人々によってやっつけられていくのですが

これも文章のテンポも展開もすごくよくて

長いお話なんですが飽きることなく一気に読んでしまいました。

へたな映画を見るより楽しかったです。


そして最後に発情期を迎えたユーゴは鳥人の長として

ほんとうは女性型の鳥人と発情期を迎えなきゃいけないんでしょうが

本能の赴くままに心の底から愛している狼炎とその時間を過ごすことで

このお話は終わるのです。


この最後から考えても・・・種としては滅びに進んでいってますよね(笑)



あとがきに以前リンクスの小冊子でだされた鳥人の最後の種のお話を書いて

それがもとになって、このお話はできたと書かれてありましたので

必死になって探しました(笑)

「2008秋のリンクスフェアプレミアマガジン」にその最後の一人のお話が載っております

お手元に持っている方、ぜひ読み直してくださいねー♪

最後の一人?一羽の鳥人アイラとそれを保護して研究するオルタの恋の物語した。

研究職のせいか恋愛という視点からはちょっと外れた感覚をもつオルタに

飼育され保護され、愛されるお話です。










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キャスティング (水壬 楓子)

キャスティング (リンクスロマンス) (単行本)
水壬 楓子 (著)
水名瀬 雅良 (イラスト)




(あらすじ)

ハリウッドスターのジーンは、映画監督のクレメンから映画出演の依頼を受けた。海兵隊をやむなく退役し、次の目的も見つけられないまま田舎へ帰ろうかという時、ジーンは旅行中のクレメンに偶然出会い、彼を助けた事があったのだ。そのきっかけから、ジーンは俳優を目指したのだが、クレメンはジーンのことを全く覚えてもいなかった。ジーンは掴み所のないクレメンに自分という存在を刻み込もうと、オファーを受ける代わりに、彼の身体を要求するが…。



俳優さんたちシリーズの最後はオヤジ受け・・なんですけど

オヤジのはずの方の年齢が40ちょいとまだ若く(あたしのなかでは)

おまけにビジュアルもそうオヤジオヤジしていないので

単なる年下攻めという印象しか残らなかったです~(笑)


お話のほうもこのシリーズの中では一番王道と言うか

普通に年下のヘタレなでも見栄えの良いわんこに懐かれて口説かれて

愛情たっぷりに懐かれた飼い主なんですけど

仕事はできる癖に、

上手に愛情を口にできない飼い主なのでちょっとした行き違いもおおくて

なかなかうまく愛情の交換はできません

というお話でした(笑)



コメントレスです♪
yさま
>コミコミさんの小冊子攻撃に陥落
お友達♪としかいいようがありません(笑)
あらすじに魅かれ、小冊子に魅かれあたしもコミコミさんで購入いたしました。
>餌付け好き、そして躾も好き
こんなに共通点が(笑)
初めて読んだ作家さんでしたが楽しい一冊でしたよねー
次に大きな期待です。
わたしも同じく頭の中は文系ですので、こういう理系の考え方
そして未知の職業物が好きなんです。
あたらしい世界を知る楽しみは大きいですよね。

そしてルチルの小冊子ちびちび読んでいらっしゃるとのこと
感想楽しみです。またよろしくお願いいたします。

コメントありがとうございました!





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恋人はバカ ~ 理系彼氏のしつけ方 ~ (楠田 雅紀)

恋人はバカ ~ 理系彼氏のしつけ方 ~ (二見書房 シャレード文庫 く 1-3) (文庫)
楠田 雅紀 (著)
陵 クミコ (イラスト)




(あらすじ)

……ぼくが中にいるのが、わかりますか ?

工業ミシンメーカーに勤める営業の飯山は、同じく設計部所属の杉と組むことに。
だが杉は、理系一筋の機械バカで…

――ぼくだけを見ててください。
工業ミシンメーカーに勤める営業の飯山和弘は、クレーム処理のため同じく設計部所属の杉義彦と組むことに。
だが杉は、愛想なし洒落っ気なしの理系一筋・機械バカだった。不安は的中し、杉は持ち前の「正論」で事態を
悪化させてしまう。堪忍袋の緒が切れた飯山は杉を叱りつけるが、それ以降、妙に懐かれる始末。
年下で、無口で不器用で同性で、なのにたまらなく可愛くて…。
いつしか欲情さえ覚える自身を恐れ、飯山は距離を置こうとする。けれど杉はそれを許さず、執拗に追いすがり…



……ぼくが中にいるのが、わかりますか ?

という帯のあおり文句につられて買っちゃいました・・

おまけにあらすじを見てみたらヘタレで社会生活に不適応気味の大きなワンコを

躾けて、飼いならしていくなんて・・・

餌付も嫌いじゃないし、躾けも嫌いじゃないんです~

というか逆に大好きなんで買わなきゃいけません(笑)


お話はあらすじまんまに愛想もしゃれっ気もないないづくしの理系一筋の機械バカ君を

ちゃんとした大人の会話のできる理系くんに育て上げたとたん

恋をしていることに気がついちゃうお話なんですが

理系君の風変わりで的が外れ加減がほんとうにありそうで

でも可愛くて強引でヘタレなわんこくんでした。

この作者さんのお話は初めて読んだと思うのですが

他にもいろいろ作品があるみたいなので探っていこうと思います。


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是-ZE- (9) (志水 ゆき)

是-ZE- (9) (ディアプラスコミックス) (コミック)
志水 ゆき (著)





(あらすじ)

ついに、阿沙利が“白紙”になる日が来た。
神様の中で、一番旧い紙様だった阿沙利。いつかは「あかんようになる」。
その日のために、彰伊は覚悟と準備を重ねてきた。その日のために、
彰伊は覚悟と準備を重ねてきた。そう、初めて阿沙利が自分に振り向いた
あの日からーー。阿沙利と彰伊の約束と想いは、奇跡を起こさせるのかーー。
「約束」のその後の描き下ろしも加えた彰伊×阿沙利篇!!


雑誌でちらほら立ち読みもし、単行本も何回も読んでいるはずなのに

まとめて読むことでまた違う魅力が引き出されてくるのが

この本の魅力なんだと思います。

この日曜は一日まるまる休みだったので、

このシリーズを最初から最後まで読みなおしてみました。

一巻からきちんと伏線がいっぱい描かれていて

今回のこの号からたくさんの伏線が回収されていて

ますます読みごたえがあるなぁとたのしませてもらいました。


主のいなくなった紙は白紙にされるのが理・・

などとやたら書かれているわりに一巻にでていた紺がなぜ白紙にされていないのか

それは紺の紙が和記の思うあの人に似ているせい?

なんていうロマンチックでドラマチックな伏線が多数ありましたよー

最後の最後までどうなっていくのか見逃せないなと言うのが正直な気持ちです。


阿沙利が昔からああいうかわいい?性格だったことも

傲慢で横暴なふりをしながらも?彰伊のことに心から惚れ込んでいることも

すごく素敵に書きこまれていました(笑)

対等な体格の対等な愛の濃密な時間を楽しませていただきました。



次回はみなの過去のすべてを知る和記のお話ということで

すべての始まりであった力一のことも絡んで

すべての過去があり

懸命に生きているいまがあって

これからどう生きていくのか

お話が最後の最後にどうまとまるのか楽しみです。



コメントレスです♪

yさま
やっぱりyさまも小冊子応募されていたんですね。
今回は厚みがあったのですけれど、ほとんど既読の作品でしたし
好きな作家さんが多かったので楽しく一気っ読みできたんではないかと(笑)
また感想を教えてくださいませ<(_ _)>

コメントありがとうございました♪




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HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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