忍者ブログ

Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

くちびるに蝶の骨~バタフライ・ルージュ (崎谷 はるひ)

くちびるに蝶の骨~バタフライ・ルージュ (DARIA BUNKO) (文庫)
 崎谷 はるひ (著)
冬乃 郁也 (イラスト)

(内容)
 
SEの柳島千晶は、ホストクラブ『バタフライ・キス』で王将と呼ばれるオーナーの柴主将嗣と恋人関係にある。しかし千晶は、大学時代片想いをしていた王将に、強引に関係を結ばされたため、愛情があると思えないでいた。大学を卒業してもその関係は続いたが、ホストである王将を信じきれず、何度も逃げようとする千晶。その度捕らえられ、王将に淫らな『お仕置き』をされるが――?

冬乃さんのマンガ「ぼくらが微熱になる理由~バラフライ・キス 」のリンク作でありますが

この作品自体で十分内容はわかりますので

単体で読んでくださっても支障はまったくないと思います。

マンガの方で読むと一部エロい部分がこのカップルですとお答えしたらよくわかると思います(笑)

とにかくやたらエロくて執着しております・・・

その執着の仕方も怖いものではありますが

その執着から逃げようとやたら頑張っている受けクンが本当は攻めにものすご~く執着しているんだなと感じました(笑)



SEの柳島千晶は大学生の時からホストとしてまた青年実業家として

やたら華々しい活動を重ねている王将と恋人関係にありますが

恋を確認し合って肉体関係をもってという順番でなかった上に

女性やお仕事にはやたらまめまめしいやつなんですが

肝心の千晶には優しい言葉の一つもかけてくれません。

そういう関係に不安になって毎回気持のボルテージが満タンになるたびに

別れ話をしかけるのですが、

そのたびに体にものを言わされてうやむやにしてしまうのです。

まぁはっきりぶっちゃけたら

大人が別れの決心をして、きっかけをつかんだのなら

ひっそりと引越しして、仕事場も変えて、

携帯の番号を変えればいいんじゃないかな・・・などとは思いましたけど(笑)

単なる言葉足らずの傲慢攻めさんの好みは

露出に・・焦らしに・・・放置に・・・

監禁・耐久セックスだったと言いましょうか(笑)

どこまでもエロエロエロに彩られた楽しい一冊でした(笑)



拍手[0回]

PR

ガーデンガイドを見てみたら

ガーデンガイドをみていたら、 ↓に感想をあげた名倉 和希先生が Jガーデンに

「はじまりは窓でした。」の番外編を出されるそうです。

白柳とライバル関係にあって、それでいて人生の先輩として二人の恋の協力者でもあった黒田の

お話だそうです。

しかもー

今回もいつものメンバー木原音瀬さん・杉原理生さん・名倉和希さんの合同誌の発売が決まっているみたいです。

一冊で三度美味しい合同誌・・・楽しみです(笑)

詳しくは名倉先生のHPへどうぞー →☆☆

そろそろガイドのチェックも丹念にしなきゃね(笑)

拍手[0回]

はじまりは窓でした。 (名倉 和希)

はじまりは窓でした。 (新書館ディアプラス文庫 227) (文庫)
名倉 和希 (著)
阿部あかね(イラスト)

 


(内容)

自分にも他人にも厳しく、部下から煙たがられている吉国(よしくに)。ある日、ワケあって自分の股間をチェックしていると、高層ビルなのに窓の外から視線を感じる。顔を上げたら、そこには窓拭きの清掃員・白柳(しろやなぎ)がぶら下がっていた――!! 口止めをするべく会社を調べて会いに行くが、彼は気持ちのいい青年で、一緒に食事をすることになり……?
 
窓拭き職人×エリートリーマン、働く男たちの年下攻ラブ!
イラストがなんか違和感があるなと思っておりました。
 
雑誌を探し出してみて気が付きました。
 
雑誌掲載時はイラストが北村小梅さんでした・・・

でも、阿部さんもお話の雰囲気に合っていてエロ楽しかったです。

お話もとんでもないところから始まりましてまたこの導入部がとんでもなくおもしろかった

というか意外性に富んでおりました(笑)

とんでもないというと・・・

完璧主義で、自分にも他人にも厳しい課長である吉国

ある日部下に説教をしておりますとコーヒーが運ばれてきまして

それが運悪く股間に・・・

淹れたてのコーヒーは熱く、服を着替えに更衣室に行き・・・

最近はめったに使わないものの・・・心配になって自分の大切な あれ を凝視してまして

それをまた部屋が暗いからとブラインドをあけると・・人が・・・・

高層ビルの窓の外に人・・・・

その人はなぜか吉国の下半身を凝視していて(笑)


最近のというかオフィス事情はよくわかりませんので、部下の女の子にお茶くみさせていいのか・・とか

下半身露出して握って調べていた状態で人の姿をみたらまずはブラインドを下ろすんじゃ・・とか

見た人も視線をそらすんじゃとか

いろいろ突っ込みどころはありましたが

お話の導入からぐんぐんひきつけたまま二人の関係は深まっていきます。

窓ふきをしていた白柳という青年を知るにつれ好感度UPしていきますし

お酒に酔ってどこか自制心をなくした吉国も可愛い存在です。


お酒に酔った上でのあやまちからいろいろあれこれされて

どんどんエロ可愛くなっていく吉国が楽しく読ませていただきました。

拍手[0回]

蛇とワルツ ( 榎田 尤利)

蛇とワルツ (SHY NOVELS 236) (新書)
 榎田 尤利 (著)
志水 ゆき (イラスト) 
51a-ppI9jEL__SL500_AA240_.jpg

















(内容)

●Pet Loversシリーズ完結

「俺はあんたを甘やかす、優しいペットだ。まるで恋人のような」

『Pet Lovers』のオーナーである仁摩遙英は、仕事が恋人というワーカホリックだ。
そんな仁摩は、問題児のペットを躾け直すため自宅のマンションで預かることに!
カテゴリー爬虫類の蛇、竜巳杏二だ。
命令しても動かず
読んでも振り向かない扱いづらい蛇に、仁摩はうんざりする。だが、
不遜なばかりではない杏二を知るうちに、
まるで恋人のように惹かれ始めていくのだがある裏切りを知り・・・

Pet Lovers至上の恋、登場!!

第1弾:犬ほど素敵な商売はない
第2弾:獅子は獲物に手懐けられる
第3弾:秘書とシュレディンガーの猫
いよいよPet Loversシリーズも最終を迎えたわけで・・・

最終巻はさすがの読み応えでした。

Pet Loversというものがなんでできたのか

Pet Loversが求める癒しというものがなぜ必要なのかということがよくわかるお話になっておりました。

オーナーの仁摩遙英は幼い子供のころ母の心の病により愛されることのないまま育ちました。

叔母の家で何不自由のない育ちをしたからといって

幼い子供の喪失感は決して埋められるものでもなく・・・・・

やがて子供は大人になるけれど

孤独感は癒されることなく、

いえ・・表面に簡単に出せなくなった分だけよけいに隠された孤独は深くなっておりました。

そんなときに出会ったのは「蛇」の問題児のペット杏二

最初はお互いが歩み寄りこともなくただただ暮らしてるだけというか

問題を解決する気もないまま野放図に生活をしておりましたが

ともに暮らすうちに杏二の本質を知り癒されている自分に気がつく

ただそれは裏切りという名前の甘い罠でもあったのだけど・・・


もしかしたら杏二が自分を裏切っているのではないかといろいろ行動を起こして

危機に陥ったとき

やっぱりお話のセオリー道理助けに来てくれたのは杏二で・・

実は仁摩を陥れようとしていたのも二重スパイの役目もあったようです。



すべての事件が終わり仁摩は過去の傷がなかったことにはできないが

癒されることはできて


愛することはできるようになることをしって、また新たな人生の階段を上っていくのです


そう・・蛇とワルツを踊りながら

人生のいろいろなことを乗り越えていくのではないのでしょうか・・・



今回のこのお話のシリーズにですけど

ほんとうに親に愛されていない人たちが多く出ていて

何不自由のない生活はしていても、愛のない生活はどこか虚無感に満ち満ちている

心にも体にも疵を負いながらも

愛すること

愛されること

そして触れ合うことがどんなに生きることに必要なのか問いかけたかったのでしょうか?



他のぺっとくんたちのあれからの生活とか動向が垣間見えて楽しさ倍増でした。








拍手[0回]

R134  (橘 紅緒 )

R134 (SHY NOVELS 231) (新書)
橘 紅緒 (著)
高星 麻子 (イラスト)
 

(内容)


「俺だけ見て、俺にだけ話して、俺だけに優しくしてればいいんだよ」

四年前、白倉梓朗は幼馴染みで誰よりも大切な麻也を守るため、留学を決意した。そして今日、麻也のもとへ帰ってきた。けれど、梓朗の留学を裏切りとしか考えられなかった麻也は「一生おまえの顔は見たくなかった」と梓朗に告げる。一緒にいることに慣れすぎていたふたりの別離。それは互いに不安とより強い独占欲を抱かせもした。麻也を誰よりも理解しているのは自分だ、絶対的な自信を持っていた梓朗だったが──…!?
 


 

感想はあげていないのですが

「ラブシック」という作品を読んで以来

その印象的な文体と世界観に魅かれているあたしです。
 
今回もその独特の世界観を読みづらいと感じたらいいのか
 
抒情的な世界と感じたらいいのかちょっと戸惑ってしまいました。
 
帯に書かれている
 
「俺だけ見て、俺にだけ話して、俺だけに優しくしてればいいんだよ」

という限りではどれほどすさまじい執着愛を見せてくれるのかと
 
わくわくして読んだのですが

人間関係が入り組んでいるわけではないのですが

お話自体に関係ない人間が多く出過ぎていて鼻につくというか、
 
お話の筋に入りきれないものを感じました。
 
読みにくい独特の文章がこの作者さんの売りというわけではないのですが

少なくともこの方にしかない世界というものを

存分に味あわせてくれるのですが

この寮のような雰囲気で大勢の人間が関係している話を十分書こうとしたら
 
この5倍の分量がいるのではないかと思いました。

大勢の人間模様を描きすぎて

肝心の二人の恋の様子が薄く感じられて

この帯のあおり文句のような執着は感じられることなく終わりました。

拍手[0回]

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

コメント・トラックバック等大歓迎です

Twitter

カテゴリー

カウンター

最新コメント

[01/09 suuny]
[01/09 suuny]
[11/23 Lianha]
[11/22 さなえ]
[11/07 Lianha]

最新トラックバック

ブログ内検索

BL×B.L.People