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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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ポルノグラフィック(バーバラ片桐)



ポルノグラフィック (リンクスロマンス) (新書)
バーバラ片桐 (著)
高座 朗 (イラスト)

(内容)

「金をとるか、プライドをとるか」多額の借金返済のため、AV監督をしている萩原は、プライドを捨て、即金になるゲイビデオに出演することに。相手は、萩原に一目ぼれしたという端整な顔立ちの大学生・緒方。本番なしの擬似セックスのはずが、勘違いした緒方に激しく抱かれ、萩原は初めて感じる強烈な快楽に身悶えてしまう。撮影後も、何かと訪ねてきては萩原に食事をおごる緒方との関係は続いて…。



日参させていただいているブログでおもしろいとの評価を得ていましたので

とりあえず買ってみることに




大学生緒方 × AV監督 萩原

ポルノビデオに出演して、憧れのポルノ女優とエッチができるという応募に

参加するつもりの大学生の付き添いというバイトに参加してみた緒方

大勢の前で勃起させちゃわなきゃダメということで件の大学生は出演をあきらめるのですが

その作品を撮る予定の監督 萩原に一目ぼれしちゃうんですよね。

偶然萩原が金のためにゲイビデオに出演することを聞いた緒方は

萩原の相手ができるならと率先してゲイビデオに出演することに


ゲイビデオで本番なしの擬似セックスのはずが、

勘違いした緒方に激しく抱かれ、萩原は初めて感じる強烈な快楽に身悶えてしまう。

まあ。新たな世界を開いちゃったんですね(笑)

それからは忙しい萩原の心をつかむために緒方のいじましいほど努力しちゃうんですよ。


あたしてきにはぶっとんだ設定だと思いましたが

中身はふたりの大人の男たちが一目ぼれで恋して体の相性もよかったという

なかなか幸運なお話でした。




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15センチメートル未満の恋 (砂原 糖子)

 

15センチメートル未満の恋 (新書館ディアプラス文庫) (文庫)
砂原 糖子 (著)
南野ましろ(イラスト)
 
(内容)

これは夢に違いない―。階段から落ちたことがきっかけで身体が12分の1サイズになってしまった雪見。一人では生活も仕事もままならず、その場に居合わせた美大時代の同級生・伏木野の作ったドールハウスで暮らすことになる。伏木野の作るハウスも彼本人も大嫌いな雪見だったが、何を考えているかわからない伏木野に不器用に世話を焼かれるうちに…?目覚めてからの後日談初Hも収録。手のひらサイズの恋物語。
女の子の夢と憧れのドールハウス(笑)

まさかBLでこの単語が出てくるとは夢にも思いませんでしたが

まさかまさかの面白さもありましてほんとうに楽しかった一冊です。

実はこの「15センチメートル未満の恋  」は雑誌小説デイアプラスで読んではおりましたが

文庫になるときに書き下ろしがいつもつくので

それも楽しみ期待感倍増でわくわくしながら待ってたほんです。


本編は大学の時の同級生がドールハウスで大きな賞を受賞したということで

個展が開かれており、そのさいに階段から落ちたことがきっかけとなり体が12分の1の

ドールハウスサイズになってしまった雪見と

同じ階段から落ちたけれど体はもとのままのドールハウス作家伏木野との奇妙で

でもなんとなく楽しい同居生活のお話です。


ドールハウスサイズの雪見がまずしたことは・・・(笑)

自分のドールハウスで寝ちゃうこと

自分が作った、自分の夢と憧れを丹念に再現したドールハウスで生活

それはある意味ドールハウス作家にとっても

りかちゃんハウスにあこがれた少女にとっても究極の夢と憧れではないでしょうかねぇ(笑)

扶木野とともに暮らすことで

今まで気に入らない奴と敬遠していたのですが

実は根気が良くて優しくてほんとうに心から雪見のことを思っているということに気がつくと

雪見の心の奥にねむっていた扶木野との思い出が

扶木野の目線から見るとじつは雪見すきすき光線だったということとか(笑)


家族とともに暮らすことが縁薄かった伏木野にとって雪見と暮らすことで

一緒に暮らすことの一番大切な挨拶や何気ない日常の話をすることとか

ほんとうにささやかなことなんですけど

幸せを堪能できているようでした。


寡黙な扶木野と

勝手に解釈して勝手に怒っちゃう雪見とではまだまだこれからもいろいろなことがありそうですが

それもまたともに暮らす喜びと

二人が思い出を積み重ねていきそうな予感があります~


あとがきで作者さまが

デイアプラスで色もの部門入りも目指している書かれておりました。

エロは・・・ぶっちゃけ他誌さんからみたらそうたいしたことはないような・・

でも、15センチメートル未満のサイズでの疑似性行為考えたら・・・

ある意味トンキワ部門は目指せてます(笑)

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メンズ・ラヴ (藤崎 こう)

 

メンズ・ラヴ (花音コミックス) (コミック)
藤崎 こう (著)

(内容)

日本を代表する藤堂グループの秘書室に勤務する桐嶋カオルは、米大企業マーキュリー社の専務大郷幹壽と秘かに愛し合っている。実は大郷は、社長である父の独断で政略結婚を強いられていた。その事実を知らされたカオルは、驚愕の道を選択する──。お互いの人生ごと奪い合うアダルト・オフィスラブ。描き下ろし入り。
BLにはまり始めた当初は読んでいたんですが、
 
なんとなく疎遠になっていた作家さんです。

今回は帯の煽り文句「お前、結婚していいぞ。」という文句と

表紙の向かい合っていない二人の表情はやたら哀愁があったので 買ってみました。

このカップルでは2作目だったとおもいます。

ふたりの関係が出来上がるまでと、二人の複雑な過去がちょこっとでてきた・・・・

ような記憶がありますが
 
いかんせん自分でもよくわかっている鳥頭なので自信はないです・・



日本を代表する籐堂グループの秘書室に勤務する桐島カオルは、

仕事に有能でできる男ですがその内面は脆く脆弱なものがあった。

その内面を支え常に保護してくれる度量の広い男

それは米大企業マーキューリー社の専務大郷幹壽だった。

ひそかにだが強固な絆で結ばれているふたりに思いがけない事件が・・・

それは大郷の血のつながった父親であり、

マーキュリーの社長である男から独断で政略結婚を強いられることだった。

私生児として育った大郷は母が苦労して自分を育ててくれたことえを知っているので

父親から仕事で認められ、認知の手続きをしてもらいたいという気持ちがあった。

今回は認知を条件に政略結婚の話が勧められ・・・・

母のためにがんばってきた大郷の苦労を誰よりも知っているカオルにとって

苦渋の決断を迫られることに・・・・

大郷に幸せになってもらいたいという気持ちも真実

そして、大郷を失ってしまえば自分が壊れることも真実

そのことに心が揺れ動き、引き裂かれるような胸の痛みに迫られます・・・




絵がやたらエロイので引く方もいらっしゃるかもしれませんが

なかなかよかった一冊です。

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流星シロップ (かわい 有美子)

 

流星シロップ (クロスノベルス) (単行本)
かわい 有美子 (著)
小椋ムク(イラスト)

(内容)
 
幼い頃、自分のために怪我をした遠縁の衛守と清泉学院の中等部で峰は再会した。
心を残しつつも、それ以来顔を合わせていなかった衛守の怪我が骨折を含む大きなものだったことにショックを受ける峰。
寡黙で己の犠牲を問わない衛守に惹かれていく峰だったが、優しげに整った容貌に目をつけた先輩につきまとわれ、またも衛守に守られてしまう。複雑な家庭環境から、どこか愛情を求めていた峰は、いつも手を差し伸べてくれる衛守にいつしか強く執着してしまうのだったが…。


空色スピカ」のリンク作です 。

これも、小冊子目当てにコミコミさんで購入いたしました。



今回は「空色」とはちょっと違って縁戚であることが設定の重要な場面になっていますので

小学校時代に親戚の大がかりな集会とでもいいましょうか、宴会がありまして

子どもたちも仲良く遊んでおりましたが

容貌のかわいらしい峯がおねえさんたちに気に入られ逆にいじめられたことで

バトミントンの羽を取りに木に登らされることになりました。

峯がつかまっていた枝が折れ、危機一髪の場面に現れたのは同じ年の男の子衛守でした。

「俺が受け止めるから飛び降りろ!」

従兄より遠い関係の親戚のために滅多に会うこともなかったその寡黙な少年の言葉に

導かれるように飛び降りたのだった。

結果峯は大けがを負うこともなかったが、衛守は肩の骨を折る重傷を負い

永遠に消えることのないけがを背負う。


そしてふたりは同じ中学校に進学し同室になり、

同じ時間を共有し恋を芽生えさせていくのです。

前作ではすでに高校3年生だったふたりの幼い恋の過程を楽しむことはできました。

「空色スピカ」ではちょっと腹黒いとこもある生徒会長のように描かれていたというか

勝手にそういう印象を持っていたのですが

これだけで見る限り、好きな衛守を手に入れるためにどこまでもがんばれるいい子というイメージです。

お互いの複雑な家庭環境や

過去の出来事も書かれているし、てんこもりの学校行事もあいかわらずでして

もしかしたら、前作のように二段組みにしたらいいのかなという印象が残りました。


衛守が寡黙すぎるのと

どうやって峯を支えているのかが書き込まれていたら

もうちょっと萌えたのかもと思われます。





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恋する暴君 5(高永ひな子)

 

恋する暴君 5 (GUSH COMICS) (コミック)
高永 ひなこ (著)
 
(内容)

「開けて―カギを開けて―心のカギを―!!」

ついに宗一との同棲同居にこぎつけた森永。
めくるめく「ひとつ屋根」生活を妄想するも、
肝心の宗一の部屋にはいまだ強固にカギがかかり、一歩も部屋に入れない。
つまり、同居してからまだ!一度も!させてもらってないのだ…!
それでも、それにまさる幸せを森永が日々かみしめていたある夜、カギが…開・い・て・る…?突然訪れた夜這い(♥)のチャンス!我慢も限界の森永は…!?


コミコミさんで特製のカバー付きを売っているので、

それにつられて 購入ということになりましたので

もう皆さんの感想を見ながらじりじりとまっておりましたよ・・・

でも!
 
もう内容的にもカバー的にもほんとうに満足の一冊でした~
 
ちなみに・・・つけてくれていたカバーは 「ぼくたちの失敗」のカバーでして、

雰囲気も暴君シリーズとはちょっと 大人向けでした。
 
このカバーをつかって兄編も開始してくれたらうれしいと願うばかりです~(笑)



内容的にはもうたくさんのブロガーさんが説明し感想を書いてくれているので

もうなにもいうことはないのですが

本懐を遂げたとでもいいましょうか・・・

とうとうあの意地っ張りの暴君様を掌に収められてよかったね~

という感じです。

いや・・暴君様はこれからもけっして平坦でもないし簡単でもないでしょうけど・・・(笑)



同棲 同居生活もまぁまぁ順調にいき始めたふたりです。

相変わらずめくるめく同棲を夢見ている森永君ですが、

さすがの暴君様はなかなか堕ちてはくれません。

あの暴君様が楽しく一緒に生活するだけでもあたしには堕ちきっているとおもえるのですけど

森永君からしたら、ちょっと違う~~と悲鳴を上げてはいるんですけど~

惚れたのがあの暴君様だからしょうがないと思ってあきらめないとこが森永君のいいとこなのかもしれませんね(笑)

一度も性生活的には満足がいかないまま暴君様はカナダに留学に

これで森永からの干渉をうけなくてせいせいすると強気にがんばる暴君様でしたが

どこか物足りなくて・・・・・

森永君のいいとこというか、いないことがさみしく感じてしまったようです

心も体も ←ここ重要!(笑)


そしてーとうとう・・・

ほんとうにやっととでもいいましょうか

学会を利用して暴君様に会いにきた森永君

森永君に会いたかった気持ちを知られるのが怖くて、というか照れていたのかもしれません

暴君様はどこか不機嫌で

その様子を誤解した森永君は泊らないといい帰ろうとするのですが・・・


ふっふっふふふ

書き下ろしではその夜のふたりの致しているところがしっかりーと書かれていまして

とうとう体もしっかり森永君の思いを受け止めていっちゃった暴君様が

ほんとうにかわいくてエロくて濡れ濡れでした(笑)


かわいい暴君様が森永君に翻弄されていっちゃっているとこみたい方いかがでしょうかw?




ちなみに・・・

森永兄は昔の友人にやられちゃっているんですけど

あれって・・・のーまるさんにやり方教えているのではと感じてしまったあたしは

「俎上の鯉は二度跳ねる」の見過ぎ?

でも、森永兄は攻めだと思いません?


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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