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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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ターニングポイント(高永ひな子)

ターニングポイント (Dariaコミックス) (コミック)
高永 ひなこ (著)



(内容)

桜木圭吾は、旅先でヒッチハイクをしていた大学生・今村敏喜と出会う。脚本家として行き詰っていた桜木は現実から逃れたい一心で、誘われるままに今村と寝てしまう。だが翌朝正気に返った桜木は今村が目覚める前に姿を消す。しかし何気ない一言で今村に探し当てられた桜木は、忘れられなかったと純粋で熱心なアプローチをされ――。
その後の描き下ろしあり!!


 

 人生の目的探しに自転車旅行している大学生×仕事に行き詰っていた脚本家

 大型ワンコ×神経質で小心ででも、プライドの高い黒猫さんのお話とでもいえばいいのでしょうか。

 お互いが人生の転換期に出会えて、その出会いによってすごく人生がゆたかになる二人のお話です。

高永さんの絵はなんとなくエロいし可愛いので好きなんですけど

なんとなく「恋する暴君」とイメージが似ているせいか比べがちー

暴君様と

虐げられふんづけられてもまるで懲りるということを知らないエンゼル君を

しっているせいかちょっと物足りない部分はあるのですが

楽しく読めました。




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この愛で縛りたい ( 英田 サキ)

この愛で縛りたい (ビーボーイスラッシュノベルズ) (単行本)
英田 サキ (著)
有馬 かつみ(イラスト)




(内容)

「永瀬、達ってよ…俺で達って…」会社員の阿木は、ずっと想っていた大学からの親友・永瀬を監禁する。それは永瀬への想いと決別するため…。永瀬のモノを身の内に挿れ腰を揺らめかしながら、暗い歓びに打ち震える阿木。どうか、このひとときだけでも偽りの情交に溺れて、俺だけを感じてくれ…そう乞い願い、阿木は夢中で奉仕する。その阿木のきつい締めつけに、思わぬ絶頂感と阿木の恋心を感じる永瀬だったが!?大量書き下ろしあり、一途な激情愛。




ほんとうは購入するつもりじゃなかった英田さんです。

でも、本屋さんであらすじだけぱらっと見たら激情愛だし、

襲い受けということで購入しちゃった作品です。

SHYノベルズで出ていた「愛しているという気はない」みたいな

ビッチさんかなーと期待していたんですけど

まったくもって違いました(笑)

乙女の受けクンが自分の恋心に耐えかねて思いつめた結果が

睡眠薬で眠らせた挙句の拉致監禁の逆強姦でした。

こう書いたらなんかすごいドロドロした熱情を感じちゃうんですけど

基本はあくまでも乙女なんで、

受け入れることだけで幸福感満載なんでございます~。

最初は攻めクンも抵抗するのかなと思っていたのですが、

長年の友情なのか愛なのかするーとほとんど葛藤もなく受け入れちゃって

最後はきちんと愛になっちゃってなんか綺麗にまとまっちゃいました。

ちょっと・・・

なんとなく設定まけというか

満足感がない作品でした。





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メランコリック・リビドー (砂原 糖子)

メランコリック・リビドー (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
砂原 糖子 (著)
ヤマダサクラコ(イラスト)



(内容)

中沢千夏史には好きな人がいる。九つ年上の売れっ子カメラマン日和佐明。日和佐は男も女も来る者拒まず、だが「子供は嫌い」と千夏史を相手にしてくれない。九歳のときに出会った日和佐は亡き兄・由多夏の恋人で、千夏史が恋心を抱いても叶わない存在でもあった。そして、二十歳になっても、千夏史の想いは募る一方だが…。




「センチメンタル・セクスアリス」の続編というか、スピンオフ作品ですが

全くと言っていいくらい前作の話はかかわりがないので

これ一作で楽しく読めました(笑)

なんといっても記憶能力が悪いのでなかなか前作を思い出せないどころか

その居場所すらはっきりしないときが多々あるんですもの・・・



子供の時にあこがれていた兄の恋人を好きになってしまった男の子のお話なんですけど、

兄は脳腫瘍で22歳の若さで夭折してしまったのです。

その兄と高校時代から付き合っていた9つも年上の売れっ子カメラマン日和佐と

幼い時に遊んでもらっていたというか、

優しい時間を共有していた思い出もあります。

なにより兄と日和佐が一緒に過ごして唇を重ねていたキラキラしたその瞬間に

兄の思い人に初恋を奪われていたのだと思います。



兄の死後男女かまわず遊び歩いていてふらふらした生活を送っている日和佐

大人になったらと関係を保留にされていた千夏史でしたので

二十歳の誕生日には勢い勇んで日和佐のもとを訪れるのですが

そうそう急には関係も心情も変えられるものではありませんよね・・・


兄の写真を大事にというかもう無意識に神棚に保存していた日和佐でしたが

その革箱のなかの写真数枚見ただけですが、

兄と日和佐がどんなふうに時間を共有していたか、

どんなふうに想いをつなげていたかとっても良くわかる優しい写真ばかりだったのです。

その写真を見られたと思っただけで日和佐は大人の態度を簡単に脱ぎ棄てて

千夏史を抱いちゃうのです。

大人の手練手管にかなわない・・・

肉体は簡単に喜びに堕ちちゃうのです。

兄を好きなままで抱かれたことに傷つく千夏史でしたが

日和佐もまた千夏史の兄を失った痛手に囚われたままだったということに

気がつくのです。


やがてほんとうに千夏史は大人になって、日和佐を包み込めるようになっていくのです。

もうこうなったらどっちがどっちを振り回していくかは・・・

一目瞭然ですよね(笑)

切ない片思いと、昇華できないままの想いを抱えた大人の疵を楽しみたい方いかがでしょうかw?






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5月の購入予定

あーちゅうまに5月が近づいてきたようで嬉しいです~♪

なんといってもあの不朽の名作といってもいい「窮鼠はチーズの夢を見る」の書き下ろし付きの新装版がお目見えするほか

あの待ちに待った「俎上の鯉は二度跳ねる 」が読めるのですから

もうなんといっていいのやら感無量ですとしかいいようがないです。

もうこの半年の間に何回もモバフラが読める携帯に買い替えようと思いあぐねたのですが

いかんせん経済的な事情というの大きいうえ

「どうせ新機種なんてつかいこなせないじゃん」という家族の冷たい視線に勝てませんでしたから(笑)。

でも、ほんとうに紙媒体で手に入れれることができてうれしいです~

ということで前振りも長いのですが5月の購入予定を立ててみました。




8 小学館 窮鼠はチーズの夢を見る 水城せとな
8 小学館 俎上の鯉は二度跳ねる 水城せとな
30 ディアプラス 生徒会長に忠告(4) 門地かおり

窮鼠は書き下ろしがつくのでもちろんかいますとも!



1
角川ルビー文庫 その男、取扱注意! 成宮ゆり 桜城やや

全員プレゼントの小冊子目当てとしかいいようがありません・・・


25  シャレード 不道徳なプリンシプル 花川戸菖蒲 陵クミコ

9 ディアプラス文庫 コーンスープが落ちてきて 松前侑里 宝井理人
9 ディアプラス文庫 君が大スキライ 五百香ノエル 中条亮
9 ディアプラス文庫 太陽は夜に惑う   真瀬もと 稲荷屋房ノ介


25ラヴァーズ文庫  獅子と摩天楼 (仮) ふゆの仁子 奈良千春
25 ラヴァーズ文庫 花の残像 (仮) 夜光花 高橋悠
25 ラヴァーズ文庫 ラブ・コレ 5th anniversary (仮)
          ふゆの仁子、森本あき、夜光花


15 幻冬舎ルチル文庫 茅島氏の優雅な生活2 遠野春日 日高ショーコ



25 アルルノベルス 共棲愛―シンクロニア― 華藤えれな 海老原由里
25 アルルノベルス くちびるの秘密 (仮) 高岡ミズミ 佐々成美



29 SHYノベルズ  交渉人は振り返る  榎田尤利 奈良千春

このシリーズはほんとうに大好きなので一年に一回のペースで出てくださるのが本当に嬉しい!!
同人誌で出ていたあの「みみ」のエピソードもこの本で出ていたらと思います。




29 リンクスロマンス アマンテ 華藤えれな 円陣闇丸



この5月は「窮鼠」のための月という感じがします・・・

だって購入予定が少ない・・よね?




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眠る兎 (木原 音瀬)

眠る兎 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
木原 音瀬 (著)
車折 まゆ(イラスト)




(内容)

冗談のつもりで書いた一通の手紙。
その手紙に返事がきた事をきっかけに、高校生の里見浩一は年上の男と付き合うことになってしまった。
本当の年齢も職業も隠し、そして相手の嘘にも気づかない振りで―。
嘘で固めた付き合いを続けるふたりは、それでも不思議と惹かれあっていく。
しかし、たくさんの「嘘」がお互いにばれてしまい…!?書き下ろし短編も収録。



以前ビブロスさんで出ていた作品でしたが、今回は書き下ろしも加えて

文庫で新装されましたね。

寝転がって読みやすいので文庫化はほんとうに大歓迎なんですけどー

今回は挿絵さんのイメージがすごく違っているので最初は違和感が大きかったです。


以前のはこれなんですけど

こっちのほうがタイトルでもある「眠る兎」のイメージでもある

(とあたしが勝手に思い込んでいるだけなんですけど(笑))

ゲイである自分におびえひたすら縮こまって生きてきた遠藤のやぼったくて

そして大人であることにどれだけ劣等感をもっていたかなどの卑小感が若干薄められていたような気がします。

高校生であるはずの攻めもなんかもうすでにおっさんかしているし・・・(笑)

でも、絡み合っているというか・・・二人が愛し合っているイメージはこれはこれでなかなかよかったです

筋肉も骨格もしっかりと書かれてあったのであたしとしては大満足かな(笑)

どれだけ筋肉が好きなんだというセルフ突っ込みはもうしません・・




今回書き下ろしは里見の高校の時の仲の良い友達であり、親友と言えるべき存在の柿本が主人公でした。

親友の無謀ととも思える恋に終止符を打たせようと

ふたりに話し合いの場を提供したものの仲直りの事後の場面を見せられ

男同士というかそこまでして親友をはなせなかった高校教師でもある遠藤の想いの濃さになんとなく相容れないものを感じてはいたけれど

親友の大事な人とのスタンスで微妙な関係をもっていた

親友が養子縁組を行い、あまつさえマンションまで共同名義で購入したことを驚きはしたものの受け入れはしていたが

そのことになんとなく心から納得していない柿本

なぜならば彼もまた遠くに転勤する後輩の志田に抱かれた記憶があり

背徳の喜びを感じていたからだ。

志田に抱かれてからは誰とも付き合ってもいないし抱いたり抱かれたりの肉体関係は持っていない。

志田に対して操を立てているわけではないのだけど

転勤から帰ってきた志田に再び抱かれながら、いままでにない喜びを感じながら

自分の想いをうまくつかめない柿本

心のなかではおそらく志田に魅かれているのであろうし体の面でも離れがたいものを感じてはいるのだけど

でも、どうしてもあのふたりに感じていた思いが盾になり気が付きたくないと思っているのかもしれない。

このふたりがこれからどうなって恋や時間を積み重ねていくのか読んでみたいと思う。





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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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