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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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「PREMIUM BOOK 清澗寺家シリーズ第一部完結記念」


以前清澗寺家シリーズの全サ小冊子の記事 で

小冊子は多数が応募すればするほど 読者に還元されるという記事を書いた記憶がありましたが

こんな豪華な小冊子だったとは・・

ちょっといい意味での想定外に楽しめました。



カバーは以前の「終わりなき夜の果て」上巻のカラー口絵の流用です。

装丁はリンクスのそのままでこれだけでも十分売り物になると思われる 一冊です。

カバーをめくると作者様による作品コメントがのってます。

内容は書下ろし&雑誌リンクスなどで 掲載された短いお話がたーーくさん載ってます。

雑誌は購入しておりましたが

こうやって一冊にまとまると読みやすいし、保存も簡単なので助かります。

これで断舎利に一歩近づく・・かもしれません(笑)

贅沢を言うのならCD発売時についている小冊子の内容もつけてほしかったのですけど

そこまで期待はしちゃいけませんよね。

最初200pくらいの小冊子と聞いていたのですが、最後には240pまで膨れ上がっております。

愛とエロがぎゅうーーとつまりこんだ大冊子はたいへん満足な一冊です。


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ブレッド・ウィナー (月村 奎)


ブレッド・ウィナー (ディアプラス文庫) [文庫]
月村 奎 (著), 木下 けい子 (イラスト)


(あらすじ)

きみの笑顔の隣で生きていきたい。

家出した妻の実家であるパン屋と連れ子の双子を抱え、太一(たいち)は二十四歳にして人生投げやり気味だ。
そこへ店舗の買い手として現れたのが、高校の同級生・長谷部(はせべ)。
太一が売ることを渋ると、彼はパン職人として店でバイトさせてほしいと言う。
忘れたい記憶につながる男と関わりたくはなかったが、 いきいきとパンを作る長谷部はやがて太一の日常になくてはならない存在へと変わり……?

平凡だからこそ愛おしくて幸福な時間って、きっとある。
日常と恋を優しく描く月村奎の原点、ラブ増量&書き下ろしアリで復活!

 
以前白泉社花丸文庫からでた本が新装版で書き下ろしありとのことで

購入いたしました。

挿絵が木下さんに変わって好みでしたので(笑)

お話は高校の時の同級生同士・再会愛です。

奔放に生きている妻にパン屋さんと双子の男の子たちを押し付けられて

細々と生きている太一です。

ある日店の購入希望者が現れるのですが

その希望者長谷部は太一のほろ苦い?痛みのある高校生活を知っているのです。

店を売ることをしぶると

長谷部はなぜか購入できなくても その店で働きたいといってくれたのです。

嫌な思い出のある自分となぜ???

そう思いながらもパン作りに情熱を傾ける長谷部とともに働くうちに

徐々に太一も感化されパン作りの楽しさを感じていく太一と同じように

パン屋さんを自分でしているような楽しさを感じる作品でした。


一見ひょうひょとパンをつくっている長谷部のようですが

実は彼もやはり心の奥でこもっておる思いがあって

バイトでもいいからと雇ってもらい

パン屋さんとしてなくてはならない存在になっていこうとしてたり

太一に知らぬ間に経営にやる気をもたせたりなかなかやり手なのです(笑)

子供たちとの関係も諒子でしだいに太一たち家族にとっても

なにより太一にとってなくてはならない存在になっていこうとするその裏側には・・

太一を自分のものにしたいという高校生からの想いがあるんですよ~

もうその熟成した10年愛には誰もかなわないと思うのです(笑)


太一が子供たちを育てていく上で

自分が思春期のころに親とすれ違った関係のままだったことに

親だけが悪いんじゃなかったということに気が付いて

人間としても親としても成長していく過程もよいし

子供たちも可愛いし

なによりさっぱりとした好青年の影でちゃくちゃくと太一を落とそうとがんばっている長谷部に

惹かれました(笑)

あー・・・パンがたべたい(笑)

125_20110903_007.jpg  ←食べたら記憶できるパン

  とり頭の自分には憧れのパンです(笑)











 

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コメントレスです♪

台風が現在猛威をふるっております。

幸い台風の通過が多い地域に住んでおりますので

慣れているといえば慣れているのですが

築50年のおんぼろぼろやがどこまで持つかだけが心配です(笑)


ということでコメントレスです♪

あきりんりんさん
体調が悪いとのこと・・・
心も身体も元気で、しかも生活というか周囲も安定してはじめて萌えというのは楽しめるものなんですよね。
養生なさって早く楽しめることができますように・・・
親友の距離 (杉原理生)は地味なあらすじでしたが
そこは杉原さんとでもいいましょうか、
繊細で綺麗な文章で変化してゆく心情を丁寧に書いてくれておりましたので
すごく読み応えがありました。
このふたりのラブを同人誌でとここでわめかしてください(笑)

ゆうみさん
きましたよー
ええほんとビックウエーブできましたね(笑)
正直キャラの杉原さんというのが想像できなかったんですけど
杉原さんらしいせつないいいお話でしたよね!
穂波さんとの相性もすごくよかったですし
口絵2Pを十分堪能できました。
満足な一冊です。

コメントありがとうございました!



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onBLUE(3) (依田沙江美)


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 依田沙江美特集~知と情のユートピア~


 ●対談依田沙江美×雁須磨子

●インタビュー「依田沙江美の脳と筆」

●山中ヒコからの質問状

●全作 作品ガイド ●My Favorite Drama

●読み切り14P「ビタミンシャワー」

【執筆陣】 雁須磨子/黒娜さかき/ SHOOWA/四宮しの/ダヨオ/山中ヒコ /雲田はるこ/秀良子/えすとえむ/恋煩シビト/柳沢ゆきお/のばらあいこ/西つるみ/館野とお子
 

正直漫画はあまり読まないのですが、

依田さんの作品はなぜか読んでしまうという不思議(笑)

たかだか14Pの漫画とアニメイトだけに付いているというペーパーを求めて

車で3時間半かけて一番近いアニメイトまで走ってきました・・・(笑)

無駄な行動力はあるなぁと娘に褒められました。←誤解

冷静になって考えてみれば

アニメイト通販利用したらよかったんでしょうが、コミコミでも夏の同人誌注文してますし

芳林堂書店でも「チョコレートキス」のペーパーが欲しくて注文中でしたので

待つのに厭きていたんだと思います。

萌えのためならこれくらいということで(笑)


依田さんインタビュー

漫画だから“嘘”を楽しく読んでもらえば言いと思うのですが、
私は「嘘を書いている」という罪悪感をずーっとずーっと感じてしまう。
ストーリの流れで人物の感情なんかポーンと描いちゃえばいいにかもしれないけれど
なんだかそれに乗れない。
気になってしまってそこに手をいれてしまう

という一文に依田さんの魅力が詰まっているんじゃないかと感じました。
嘘を楽しむんじゃなく
嘘に罪悪感を感じてしまう誠実な性格だからこそ
こんなに地に足が着いたというか、生活に密着した惹かれる画面がでてくるんだなと


全作作品ガイド

漫画の説明とお気に入りの一言が載ってます。
そういわれてみいたら「真夜中を駆け抜ける」シリーズと「チョコレートキス」は作風が
ひどく違いますよね・・(笑)
「よろめき」からのファンなんで
もう依田さんなら何でもいいというあたしにはその違いというか違和感がなかったです(笑)
「ブリリアント」みたいなおばか受けも可愛かったし
「かみなりソーダ」みたいな初恋を堪能できる物語もいいし
うーん結局は依田さんの作品ならすべていいのかも(笑)




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親友の距離 (杉原理生)


親友の距離 (キャラ文庫) [文庫]
杉原理生 (著), 穂波ゆきね (イラスト)





(あらすじ)

親友だと思っていた男から突然の告白!?応えないまま忘れてくれと告げられ、そのまま距離が遠くなって6年―。大学時代の親友・七海と仕事で再会した進一。動揺する進一と裏腹に、七海は気まずい過去など忘れた様子。何の屈託もない笑顔は本心なのか…?七海との過去を思い返しては、真意が掴めず戸惑う進一。けれど二人で飲んだ夜、酔った七海が「もう失敗したくない」と呟くのを聞き…。
杉原さんらしい綺麗な文章で

切ない気持ちがぎゅうぎゅうと押し込められております。


一話目は攻めの進一視点でお話が進みます。

グループ会社にいる綺麗な男の人のことが話題に上がってきております

綺麗でホモでやたら女受けはいいのに男に対しては受けが悪いその人のことから

昔の友人の存在が頭を掠めていく。

そして予感はあたりそのひとが実は高校からの友人で過去に思いを告白されていた

七海だと気が付く。

高校大学と同じだったのに卒業を機会に疎遠になってしまったふたりは

再開して以前とかわらないかのような付き合いが再燃しているのだけれど

それはやはり以前とはちがっていて

二人の間には七海が告白したこと、

それに進一が応えることができなかった事実があって

ふたりの関係はなぜか薄氷を踏むかのごとく進んでいくのです。

会うたびにさまざまな表情を見せる七海

そのもろさが妙に気にかかる進一なのです

七海が問うのです。

「おまえと再会してから俺は上手くやれているか?」と

失敗したくないからとさりげなくつぶやく七海の気持ちを考えると

進一のようなにぶい人間は叱り付けたくなるのはあたしだけではありませんでしょう(笑)

進一がやっと七海へのじれったたいと感じていた気持ちが恋だったということに気がついても

七海は抵抗を緩めません。

ゲイになるということで進一の家族をくるしめたくはなかっただろうし

自分が恋しい人の100%でなかったとしてもかまわなくて

ただただどこまでも進一の幸福だけを考えて行動します。

もう七海がほんとうにいじらしくって可愛くってすごくいいです!

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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