アロー (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
一穂 ミチ (著), 金 ひかる (イラスト)
(あらすじ)
まだ客のいないバーで葛西草がダーツの矢を放ったとき、なじみの金子が見かけぬ顔を連れて現れた。行く宛がないというその男―同じ中学校出身らしい湯浅麦を、草はいつもの調子であっさり受け入れ、奇妙に心地いい同居生活を送ることに。やがて、来る者拒まずのようでいて誰からも距離を置く草が、ただひとり執着する対象に気づいた麦は…。
ちょっと発売の遅れておりました一穂さんの新刊です。
「アロー」とは英語で “矢〟 のことでした。
要所要所でこのダーツの矢が効果的に使われておりますので
興味のある方はぜひごらんになってくださいね。
血のつながらない兄に不毛な恋をしたあげく、
自分の気持ちをもてあまし家を出てしまった草は
ふらーと居ついた店をいつのまにか自分が経営している毎日なんです。
そこには草と同じようにふらーと流れてきた?または一時避難所にしていた人たちが
また癒されることで去っていくのです。
そんな生活を淡々と送ってきた草でした
ある日中学時代の同級生だった金子が同級生だと麦をつれてやってきます。
新聞に名前が載っていたからと麦を連れてきた金子も不思議なんですけど
どういう事情で新聞に名前が載ったのか
いまどういう生活をしているのか、そこらへんを何も聞かないまま自然な感じで同居するふたり
いま流行の草食系男子たちとでもいえばいいのでしょうか・・・(笑)
ふたりともお互いに興味と好奇心をもちながら何も問わないままの時間をおくってきたのですが
ある日金子の店にお使い物のサンドイッチをもっていって
そこで麦は草が心から愛してやまない存在・・・
でも決して口に出すことのできない思いがあることを知ってしまうのです。
草食系男子同士の穏やかでゆっくりとした恋と生活のテンポは
じれじれとした思いを楽しませてくれました。
↓コメントレスです♪
[0回]
lisaさん
>そしたら、フェアの準備が遅れているとのこと(アニメイト全体で) 速水真澄の白目状態になってしまいまし>た。Byガラスの仮面
気持ちはたいへんよくわかります・・・
フェアーの告知が唐突だったことも考えるとちょっと準備不足だったんでしょうが
告知したからにはちゃんとそのときにフェアー開催して欲しいですよね!!!
時間と労力のたいへんな無駄遣いであるし・・・・
呪いの舞を踊ってきた気持ちはすごくよくわかるのですが
ちょっと笑ってしまったことつぶやいていいですか(笑)?
コメントありがとうございました!
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