たおやかな真情 (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
崎谷 はるひ (著), 蓮川 愛 (イラスト)
(あらすじ)
失った記憶を秀島慈英が無事に取り戻し、あまい日々が続くものと思っていた小山臣だったが、いまだ二人の関係はどこかぎくしゃくしたまま。そんな二人のもとを突然、年若いが独特の雰囲気をまとまった壱都を連れて三島が訪れた。新興宗教の教祖だという壱都とともに逃げてきたと語る三島は、大切に仕えていた壱都を臣にあずけ、姿を消してしまい…。
臣さんのシリーズ最新刊とはやる気持ちで読み始めたときは
うーん、ちょっと思ってたのとは違う~~というジレンマを 感じておりました。
あの記憶喪失事件のあと・・・
とくればもうラブしかないでしょうと はやる気持ちでいたからなんです(笑)
今までの作品の慈英&臣さんシリーズでは
いろいろな事件や人間関係、はたまた過去の因縁等が書かれておりましたが
あくまでも刺身のつまのような存在だったと思うのです。
メインのお刺身はどこまでもふたりっきりの閉じた関係の中で
愛が熟成されていくのを楽しむ本であったと思うのです。
今回の本からはそれがちょっと変わってきているような感じがして
最初それが納得できなくて微妙な感想だったのだと思うのです。
何回か再読を繰り返して気がついたことは
今回でふたりの今までの過去のエピソードもちゃんと回収モードにはいって
新たなふたりの関係が構築されていく前段階で
これからのふたりの話につながるための序章だったということです。
長い話の序章なので
新たな胡散臭いいろいろな人がいろいろなことを饒舌に語り始めていくのは
しょうがないことなんですけど
これがシリーズとして確立されていなかったら受け入れる側も受け入れやすかったんでしょうけど
確立しきった物語だったからこその賛否両論だったんだろうなぁと・・
これをどう広げていって
大風呂敷をどうたたんでいくか
崎谷さんの腕の見せ所ということでしょうね。
慈英が変化していくことを受け入れてニューヨークでの生活を決意し
それが別れることになることだと勘違いした臣は自分の身体の機能が一瞬にして
止まるかもしれないとまで思い込めるほどの二人の愛情が
どういう形に変わっていくのかが楽しみです。
コメントレスです♪
あきりんりんさん
京都はいろいろな歴史の中枢であった街ですし
またそれらを大切に守っている街です。
文化を受け継ぐこと
それらの重荷をひょうひょうと担ぎながら軽やかに生きている京都の人たちに
頭が下がります。
>母が女の子は13歳で京都でお参りするんだといいだし(私はやってないのに)
いやいや
もしかしたらあきりんりんさんが覚えてない小さなころにお参りをしたのかも(笑)
>私も行きたいといったら娘が行こうかといってくれて
娘さん優しいひとなんですね
もし娘さんとの京都訪問がきまったら
あたしもこっそり影をついていきたいです←妖しい人だわ(笑)
コメントありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
[4回]
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