ハッピーエンド (リンクスロマンス) [単行本]
水壬 楓子 (著)
水名瀬 雅良 (イラスト)
(あらすじ)
辛い恋によって心に傷を負った元エリート銀行員の三津谷雅至は、映画監督・木佐の個人事務所で働いていた。今ではすっかり事務所の雰囲気に馴染んでしまった三津谷だったが、若手美術監督の泰丸適とは予算絡みでいつも角を付き合わせていた。そんなある日、三津谷は叔母に呼び出され、しつこく見合いを勧められる。困り果てた三津谷は、偶然通りかかった泰丸に、強引に恋人のふりをさせてしまうが…。
過去好きだった男は出世のために品行方正でいなくてはいけなくって
けれど欲望はあってその処理のために三津谷は使われていたのですが
その男が結婚することが決まりその幸せそうな姿を見ることがつらくて
エリート銀行員を辞職し映画監督の木佐の個人事業所で働いておりました。
今ではすっかりその事務所の経理の鬼?となっておりまして
厳しく経理を管理しておりますが
最近の楽しみは美術監督の泰丸適と予算について戦い合うこと(笑)
顔を合わせて嫌がられて喜んじゃうところがある
素直になれない・・三津谷なんですけど
このふたりの会話の掛け合いがテンポが良くていいです
根底は嫌いじゃないのだけど、
予算についてしのぎをけずっているのが楽しいという関係がよくわかります(笑)
そんなある日、、育ての叔母に呼び出されお見合いを勧められるのですが
そのやさしくておっとりとした叔母が嫌いでないだけに
なかなか断るタイミングがみつからなかったのですが
偶然通りかかった泰丸に、強引に恋人のふりをさせて
勢いで叔母にカミングアウトしちゃうのです(笑)
弱みを握られた泰丸に三津谷は
泰丸のために一肌脱いで融資を頼みに行った銀行で過去の男と出会い
その男の「借りがあるから」という言葉に傷ついて強引に泰丸と関係をもってしまうのです。
俳優シリーズも6作目
読み応えのある作品で終わりました。。
書きおろしの2人の同居生活の日常の幸福を感じさせる短いお話もよかったです。
最後と言うことで今までに出たすべてのカップルのお話が
バトンリレー方式で載っています。
個人的に・・・オヤジがすごく好きなので
木佐監督と野田さんのお話が読めて楽しかったです(笑)
相変わらず強引で横暴で映画の鬼なんですけど
野田さんが火傷しそうになったら躊躇なく自分の手や顔でふさいじゃう男なんです~
同級生カップルの楽しい会話とかオールスターズが楽しめますが
オヤジで一番楽しめまよ・・と勧めさせてください(笑)
あおいさん
はじめまして♪
そのとき手に入れたくなかったのは・・
きっと小冊子の神さまが引きとめてくれたんですよ(笑)
小冊子も含めてたのしめという啓示かもしれません~
冷酷でニヒルででも中身は熱い情熱に侵されているデイオを堪能してくださいね
記事upを楽しみにしてくださってありがとうございます。
はっきりいってきちんとした感想じゃなく
ただただ自分の萌えを吐き出しているだけ・・・・なんですけど(笑)
そういってくださって嬉しいです。
またよろしくお願いいたします<(_ _)>
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