たまには恋でも (新書館ディアプラス文庫) (文庫)
渡海 奈穂 (著)
佐倉 ハイジ (イラスト)
(あらすじ)
地味で眼鏡で無愛想な岡崎は、爽やかで男前の先輩社員・椋本に気に入られ迷惑していた。明らかに人種が違うから放っておいてほしいのに、椋本は自分と話していると微妙に嬉しそう。原因はまったく謎だった。ある日仕方なしに一緒に食事をしてみたところ、椋本とは漫画やラノベの話が合うことがわかる。それどころか、実は椋本はけっこうなオタクで、岡崎の言動や見た目が萌えツボだったらしく!? ふわゆるラブ。
爽やかで男前だと思っていた椋本ですが
なんと彼はオタクだったのです(笑)
その容貌ゆえにオタクであるということが不似合いで
悩んでいたという彼
そういえば、最近はコミケにいってもいわゆるオタクファッションというかたは
少なくなってきたというか、
お若い方からご年配の方までいろいろなファッションを楽しんでいるようですので
そこまで悩むことなのかなぁというのもありましたが
お部屋にゲーム部屋なるものが存在し
他人に見せることのできない萌え満載のお部屋があるというのなら
(自分の部屋のことは気にしない方向でいくことにします(笑)
たしかに彼女なるものは作ることはできないだろうなぁというのは
想いましたね(笑)
その椋本に惚れられたというか、
萌え萌えに萌えられた地味で眼鏡で無愛想な岡崎くん
なんでそんな男前に惚れられたのか(萌えられたのか)
今一歩納得できなくてじたばたとあがきまくっていましたが
萌えに負けて・・・
というか、椋本という人間性に魅かれていっちゃっていくのですが
その個性を許せて、許容していくのですが
自分より椋本のオタクな部分を知っている師匠の存在を知って
椋本が自分のものだけでないようなさみしさを感じて
椋本を拒否してしまうのです。
岡崎に拒否られたことで、
オタクであることで人から拒否された疵をもつ椋本はより疵ついてしまい・・・・
椋本から無視されることで自分の想いに気がついた岡崎君
まちがいに気がついて
自分の思いをまっすぐに椋本に伝えます。
まっすぐな告白が男らしいと感じたのはあたしだけではないと思います。
楽しいお話でした(笑)
そうそう、告白はオタクな椋本にぴったりの場所
コミケの会場でなされるのですが
コミケにいかれたことがないかたでも
その雰囲気が十分に楽しめるように書かれておりますし
行かれたことがあるかたなら、そうそうそれそれと
思い当たること満載で楽しめると思います。
椋本のようにまっすぐに告白されたい方
オタクの思考回路を知りたい方
コミケの雰囲気を楽しみたい方々
さぁよんでください(笑)
[1回]
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