僕のやさしいお兄さん(3) (花音コミックス) [コミック]
今 市子 (著)
(あらすじ)
柏原聖<かしわばらさとし>は、二丁目デビューした夜 いきなり’千人斬り’と名高い男に恋をした。 しかし彼は、運命のいたずらで同居することになった 義理の兄鉄平<てつぺい>その人だった。 好きな人と、ひとつ屋根の下で暮らす毎日は悶々v ところがある日突然、鉄平が友人宅に 引っ越すと言って出ていってしまった!!? 大人気シリーズに描き下ろしをプラスした義兄弟ラブコメディ★
「百鬼」とも「
幻月楼奇譚」とも違う味わいの一冊です。
というか、登場人物との相関もややこしいのだけど
ありとあらゆる事件が次々に起こるのでやたら慌ただしいのです。
今回は相関図が付きました。
関係性はこれで簡単にわかるので鳥頭のあたしにはありがたいです。
が!
しかしあいかわらずの鳥頭ですので事件とか、
そのときの気持ちがすっかりと抜けているのでまた一巻から読み直しました。。。。
主人公の聖の恋はまるきっきり相手にされていなくって前途多難と思っておりましたが
恋しい相手である鉄平は聖のことを愛おしく思っているのですが
幼い時に父の暴力に心も身体も痛めつけられた母親に守られることもなく
逆に「一度でもママを助けようとしたことがあった?」とか
「あんたは優しくない」と責められて言葉の虐待を受けていたトラウマがあって
大人の女性に対する恐怖心があるのですが
唯一聖の母だけが小さいからとかばってくれたわけで
ある意味鉄平にとって聖母のようなイメージがあるのです。
だから聖に手をだしちゃうことは、聖の母に対して罪悪感があるのです。
といってそう簡単に抑えきれないのが恋というもので
誰もいない部屋でキスしちゃったりはあるのですが
それも様々な事件や出来事が絡んできてなかなかBLらしい進展はありません(笑)
キスだけなので・・どっちがどっちなのかもわからないのですが
リバでもいいんじゃないかなと妄想してます(笑)
ゆっくりじれったい恋愛と複雑怪奇な人間関係を楽しみたい方にお勧めで!
[4回]
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