初恋のあとさき (花音コミックス) [コミック]
日高ショーコ (著)
初恋のあとさき (花音コミックス)
(あらすじ)
仁科が打ち合わせに訪れたカフェは、学生時代の親友・美山がオーナーを務める店だった。
10年振りの再会を懐かしむ仁科とは対照的に、美山は自分を覚えていないかのように素っ気ない。 確かに存在した“友情以上”の関係。切ない「初恋」だったあの頃にはもう戻れないのか──?
大幅加筆&描き下ろしを加えた待望の最新刊「嵐のあと」後日談『double line』も収録!
「
嵐のあと」で当て馬役というか、ゲイの輸入インテリア会社社長の榊の愛人というか
恋人というか、友人というか
愛とか恋とかを変に絡めないドライな関係を続けていた美山のお話です。
この本を読んで何故美山があんなにも愛や恋を避けていたのか
べたつかないドライな感情でしか肉体関係をもてないのかよくわかりました。
榊もそうでしたが、美山もまた初恋に傷ついて
その傷の癒し方もわからないまま内面に膿みを抱えたまま・・・というか
その膿みすら彼の愛の記憶だったのでしょうが
疵を抱えたまま、美山は夢を叶えるべく努力し続けカフェの店主となりました。
そのカフェにある日訪れた男は・・・
仁科は美山と再開し覚えてもらえていなかったことに心のどこかで落胆します。
コーヒーを味わい、美山と作り上げたコーヒーの思い出と共に楽しかった記憶を
呼び起こしてゆきます。
けれど美山にとっては懐かしいだけの記憶でもなく
苦い恋の傷であり
叶うことなく一方的に別れを突きつけられた苦い思い出でしかありません。
そんなふたりが再会し、また想いを積み重ねていくのです。
恋にも生き方にも逡巡を重ねてしまう仁科
何事にも一直線に欲しいものを欲しいと言い募れる美山
互いに相容れぬものがあって
高校生の頃は結ばれることはなかったのですが
大人になった今だからこそかなうことの出来る想いがあって
二人は自分たちの恋を再開していく決心を固めるのです。
この恋が今度こそ幸福という名前に変わって欲しいと祈りたいような
そんな一冊でした。
「嵐のあと」後日談『double line』もよかったです。
恋が始まって、一緒に暮らしていても重ねられない想いがあって
ほんの少しの譲り合いや語ること
それができない故の行き違いやすれ違いがありましたが
正直に想いを語ることで毎日愛を積み重ねていける
そんな読後感がありました。
これで・・このシリーズが終わるのでしょうか?
たしか、「眼鏡男子」に「嵐のあと」のふたりが載っていたのですが
4Pのために1000円ということで買うのを諦めていたものがあるんですが・・
花音にもちょこちょこ短いお話載ってましたよね?
あれはもう読めないんでしょうか(っ◞‸◟c)
コメントレスです♪
あきりんりんさん
ご心配おかけしました。
最近は花粉症と引越しのあれやこれやでとんとPCに向かえていなかったのです。
>フロインドリーフ行ったことあります
おおーそうなんですか
あたしはこの教会のあとに出来て以来のファンなんですが
教会の前を通るたびに美味しそうなパンの匂いがしてお腹が好きます~♪
また神戸においでになるときは是非ご一緒してください。
4月・・行きたい気持ちは大きくあるのですが、前後に彼岸と法事があるのです・・
もし行けそうならまたご一緒にいきませんか?
コメントありがとうございました!
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