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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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あの日、校舎の階段で (佐田 三季)

あの日、校舎の階段で (ショコラ文庫) [文庫]

 佐田 三季(著) 麻生ミツ晃(イラスト) 


あの日、校舎の階段で (ショコラ文庫)




(内容)
高校時代、親友だった笠井亨と遠藤圭祐。遠藤がゲイの友人を不登校に追い込んだことで仲違いした二人だが、同窓会で十年ぶりに再会し、また付き合いが始まる。だが笠井は偶然、遠藤が自分をずっと好きだったことを知ってしまった。友達でいいと言う遠藤を切り捨てられず一度は受け入れた笠井は、しかし自分に向けられる執着と欲望に耐えきれず、遠藤の前から姿を消すが――。衝撃作、ノベルス未収録作と書下ろしを加え文庫化!




以前ショコラノベルズとして発売されていたこの作品

文庫化にあたってノベルズ未収録作品と書下ろしがついていたので

購入しました・・・

まぁ文庫のほうが持ち運びしやすいしと自分の心のなかで言い訳しつつですけどね(笑)

以前と印象は変わりないと思いながら、

でも読み手であるあたし自身もちょっとは変わってきているのか

ちょっと違った印象を感じてもおります→以前の感想はこちら☆☆

相変わらず遠藤の執着具合とストーカー具合がいい感じで描かれております。



あの当時、父親同士の家族で育った笠井亨は

家族としてはなんの違和感も支障も感じなかったのに

心ない近所の噂話とか、教師の言葉に傷ついてしまい

でもだからといってそのことを両親(実の父親と育ての父親のカップル)には

言えないんですよね・・・

そのことによって傷ついてしまえば両親を傷つけてしまうからだし

自分自身が恥じてしまうことで、より自分自身も両親も傷つけてしまうしね・・


潔癖な心優しい笠井だからこそ

高校時代に自分に告白してくれた同級生に誠実に対応することができたし

その同級生を糾弾した遠藤が許せなかったんでしょうしね。




でも遠藤の切ない恋心(笑)?を知って

自分は遠藤の気持ちに嫌悪感と不快感しか感じないと

全身全霊で拒否していたんですけど

一度は引っ越して姿を隠しちゃうんですけど

体だけしかやらないとなって

体だけ求める関係が続くんですけど

自分は一片の優しい気持ちを与えれないのに

遠藤は変わりなく、

いえ一緒に暮らすようになってからは今まで以上の執着と恋情を顕にしていくのですが

その気持に応えれないというところで

遠藤に対して可哀想という気持ちが湧いて出るんですよね。

それがまたストレスとなって胃に穴を開けて死んじゃいそうになるんです。

不思議なことに胃カメラで止血処置されながら苦しさにあえいでいるのに

美しい場所にいて、そこに遠藤が居ないことに寂しさを感じているんですよ。


かわいそうと思ったときは、もう惚れたということなのかな(笑)

もしかしたら壮大ないちゃいちゃを読んでいるのかもと

ちょっと思ってしまいました(笑)



コメントレスです

ゆうみさん

毎回毎回フェアーに踊らされて悩みますよね・・
でも本編より甘くていちゃいちゃしている小冊子の存在ってけっこう大きくて
なかなか大人な態度で無視できませんよね;;
今回もやさしい提案ありがとうございました。
どうしてもだめそうならお縋りさせてくださいねm(__)m

コメントありがとうございました。






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「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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