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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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恋愛・教師―Color of Snow (西江 彩夏)

恋愛・教師―Color of Snow (ビーボーイノベルズ) (単行本)
西江 彩夏 (著)
麻生 海(イラスト)
 
(内容)

「好きになれなんて言わない。だからあと少しだけ、今だけ、側にいたい」雪が降る夜、佐々井は恋人に振られて混乱する年下の同僚・井瀬崎に抱きしめられていた。井瀬崎は、普段は温和で優しいが、同性の恋人の存在を知る佐々井を避け続ける片想いの相手。嫌っているくせに、佐々井は必死に縋る腕の強さに拒むことができない。彼に触れてもらえる嬉しさと罪悪感を素直になれない態度に隠したまま、佐々井は体を重ねてしまうが―。
 

デビューがあの超変人の可愛い攻めお話でした(笑)→「ナルシストの憂鬱
 
さてさて今度はどのような内容で楽しませてくださるのでしょうと
 
わくわくしながら読ませていただきました。

今回はあらすじからみるかぎり切ない受けの気持ちが堪能できるのかな・・・

と思っておりましたが

いい意味で裏切ってくれました(笑)


佐々井は教員になって五年

仕事の量も増えてきたのだけど、

それらに手を抜き方がわからないまますべてに全力でがんばってきた。

神経質で勤勉で上司(校長)に対しても間違いが許せない気性だった。

その佐々井が気になっている男がいた。

年下の同僚・井瀬崎はまじめで勤勉で周囲に対して気配りのできる男である・・

のだけれどその井瀬崎はなぜか佐々井に対して警戒してしまう。

というのは、ゲイバーで出会ったときに井瀬崎は恋人のを連れていたのだが

その彼を佐々井には知られたくないし

佐々井が井瀬崎を気にしてつい茶々を入れてしまうことに不快感を感じている。

自分の感情を取り繕ったりしないくせに周囲に対して配慮して

オブラートに包んだようにものを言う男井瀬崎を

佐々井はしきりに優しい男と表現しているのですけど~

うーん

あたしからしたら周囲に干渉されたくない自我の強さだけがでていて

非常にやな男のような気がするんですけど(笑)

惚れてしまえばあばたもえくぼということなんでしょうか?


そう考えてみたら西江さんの書かれる攻めでいいひとはほんといない気がします(笑)




その恋人に振られた井瀬崎は佐々井とお酒に酔った勢いで

肉体関係を持ってしまいます。

井瀬崎に恋をしていた佐々井は

それが愛からではないことがわかっていたんですけど

ただただ井瀬崎から受け取れるものがあるのがうれしくて

井瀬崎を慰めることがあるのがうれしくてその関係にしがみつきます。

その恋に終わりをつげようと決心するまで懸命な努力をする佐々井が

ほんとうに可愛らしいです。

その佐々井の純真というか気持ちに気が付いていながらも井瀬崎は

好ましいと思いながらも愛せないんですけど

最後はちゃんとお互いに気持ちも感情も愛も分け与えることができる関係になれてよかったです。







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「風と木の歌」に触発され
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一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
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