君に触れたら (クロスノベルス) [単行本]
松幸 かほ (著), 小椋 ムク (イラスト)
君に触れたら (クロスノベルス)
(内容紹介)
本当に好きだから「すき」とは言えない 大学生の真咲は、
艶やかな笑みを浮かべ夜の街を歩く小悪魔。
ある日入ったバーで、中学時代から想いを寄せていた貴尚に出逢う。
思わせぶりな態度で彼を誘う真咲。貴尚が自分に興味を持つのはわかっていた。
今の真咲は、彼の心に棲む「あの人」のコピーだから。
本当の自分では絶対に好きになってはもらえない。
貴尚に愛されるたびに悲鳴を上げる自分の心に真咲はそう言い聞かせた。
しかし、仮初めの幸せも長くは続かない。
「あの人」が帰ってきてしまったから……。
たぶん初読み作家さん・・・
挿絵とあらすじがいかにも切なスキーを釣り上げそうな内容なので
ついつい買ってしまいました(笑)
生きやすくするためというか
順調な学校生活を送るために
中学校との時の憧れの先輩の彼にちょっと似ている雰囲気を生かして
小悪魔風に擬態して生きている真咲
まったくの純情さんである彼がなぜ小悪魔に擬態しているのかというと
その元祖小悪魔さんにすごく憧れたから
そしてその小悪魔さんの彼に恋焦がれていたからという
いかにも切なスキーの心を捉えてしまうお話なのです(笑)
そしてある日入ったバーで、
中学時代から想いを寄せていた貴尚と 偶然に再開を果たした真咲の想いはただ一つ
身代わりでもいいから彼と共に過ごしたいということだったのです。
こう書くと切ないだけのお話なんじゃないかと誤解されそうなんですが
文章もまたコミカルでテンポもよく読みやすかったです。
必見が小悪魔な振りをしているがために
体の関係までいたろうとするその前夜
な、なんと初めてだとバレないように致したい時はどうしたらいい?
と 友人に相談しちゃうのです(笑)
中学のときからの親友の返事がまたナイスなご意見なんですよ。
「キュウリでもナガナスでもバナナでも好きなのを使え、
でもゴーヤは やめとけ」でした。
まぁ結局はその意見は無視してネットに頼って媚薬入ローションを買って無事に
事なきを得たというかまぁいい感じの経験を致しちゃえたのでした(笑)
順調に関係を深めていったはずなのに
何故か貴尚が呼ぶのは真咲が憧れていた貴尚の元彼で・・・
貴尚が今でも好きなのは碧だったということで傷ついていた真咲のもとに
碧がアメリカから帰ってきて・・・
切なさもコミカルさも十分楽しめる一冊でした。
特に切なスキーさん必見の作品です!
ちょっと悲しくて気持ちのいい涙流したい方いかがでしょうか?
いま
コミコミさんで注文したら特製の小冊子もあるので
読み応え感2倍でですよ~
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