茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~ (花音コミックス) [コミック]
麻々原絵里依 (著), (原作)遠野 春日 (著)
茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~ (花音コミックス)
(内容紹介)
茅島氏は、格式高い家柄と、桁外れの資産を持つ富豪。
世俗に無頓着で感情の起伏に乏しい茅島氏が、
突然、秘密の恋人・庭師の帰省先に現れた―――。
こっそりついて行った庭師の実家で見た夏の花火、
心が甘く痛むすれ違う秋、
真冬の庭と歓喜のクリスマス…。
超ロングランヒットBLロマンス決定版、遂に完結
小説「茅島家の執事は銀器を磨く」収録。
庭師×富豪。茅島氏の謎に包まれた私生活とお伽噺のような結末について。
茅島氏の優雅な生活
茅島氏の優雅な生活 英国旅行編と続いたこの作品もとうとうこのプロポーズ編で終わりです。
今回は200Pを超す厚みで庭師の彼と茅島氏を十分堪能させてくれました。
そういえば小説もだけど、漫画のほうでも庭師の彼の名前は出てきませんでしたね。
なんていう名前なんでしょうかね?
ある意味すごく平凡な名前なのか・・それともすごく奇抜な名前なんでしょうかと
妄想はつきませんですね。
今回は「彼と浴衣と線香花火」と「すれ違い」「Annibesary」と
小説「茅島氏の執事は銀器を磨く」が収録されておりました。
庭師の彼の里帰りに無理やり付いていく茅島氏
内緒で付いてきて他の人々への心配を無視した行動を撮った茅島氏を平手でうってしまう庭師の彼
庭師の彼の気持ちはよくわかるのですが
離れたくないという気持ちのままに行動できる茅島氏が実に魅力的でいいのですよ。
夜の生活も充実してきてなかなかに乱れた姿を見せてくれるのがほんとうにエロいし
爽やかで清潔なエロさが麻々原さんの魅力なのかもしれませんね。
そして「すれ違い」では一連の行動を茅島氏なりに反省?して
庭師の彼の傍にいたがると飽きられるのではないかと不安になり
自分一人で行動する癖をつけようとして毎日毎夜出歩く茅島氏
普段にない行動を取られることにより、
これは茅島氏が自分に別れを告げようとしているんじゃないかと不安になります。
ここは小説でもほんとうに庭師の彼の不安と困惑が切なく感じられたのですが
漫画でもきれいに原作通りはまりましたね。
まぁちょっとは愛されていることにあぐらをかいているようだった庭師の彼に対しては
良い薬になったんじゃないかと思うのですよ(笑)
そして最後の「Annibesary」
クリスマスというよりは庭師の彼の誕生日を祝いたいという茅島氏の純な想いに
ちゃんと庭師の彼が応えていましたよ♪
小説と共に大事にしていきたい一冊となりました。
[3回]
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