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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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ベランダづたいに恋をして(榊花月)

ベランダづたいに恋をして(新書館ディアプラス文庫) (文庫)
榊花月 (著)
青山十三 (イラスト)




(あらすじ)

突然の異動辞令が下り、彼女に捨てられ、大阪から東京へと転勤してきた音生。越してきた(千葉の)マンションで階段から落ち、通りかかった住人からは見事にスルーされてしまう。東京の人間は冷たい、と音生の第一印象が最悪だったのが隣の男・明通寺。ところがひょんなことから良い飲み友達になり、いつの間にか音生にとってなんだか気になる存在へと変わっていき…?ミディアム・テンプのラブソング。




うーn

これはBLというか・・なんというか

たしかに男同士の恋の始まりなんですが、今一歩恋の片鱗もなかったと思います。



大阪から東京に転勤することで彼女に振られた音生

引っ越しもあらかた終わり、新生活に向けての買い物出かけようと重い腰をあげたのだが

あいにくの雨

階段を降りようとしてつるとすべって落ちそうになるところを

階段をあがってこようとする人に助けを求めるものの

身を翻してしまう。

そのうえ転倒し気絶したままの音生を見捨てて部屋に行ってしまう男明通寺

東京の人は冷たい・・・などと思いながら始まる東京での新生活

その後も明通寺とはふとした出来事が重なって

飲み友達となり、ベランダづたいに交友を深めていく。

んだけど、明通寺(攻め)も音生に心魅かれていながらもノーリアクション

音生にしたって、

どこで恋を感じたのやら、発生したのやら育てたのやらわかりずらいのです。

音生の昔の彼女やら

現在の仕事場でのいいこだなと思っている女の子の存在も絡んできて

お話の方向性が見いだせなかったのです・・


大人同士・リーマン同志の分別のある大人たちのミディアム・テンプのラブソング

といううたい文句なんですけど

もう少し恋のときめきを味あわせていただきたかったと思うのです。


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5月の購入予定&6月の期待

早いもので4月もはや終わり近づいてきております・・・

この冬は寒い日々が続いて、やっと温かくなってきたと思ったら

いっきょに暑くなってきたーー

夏ですか??なんて戸惑っておりましたら寒さが舞い戻ってきて

冬のコートは何度も洗って片づけて

ストーブは灯油を抜かないまま片隅に置いておりましたが

ここ最近は雨のせいかまた寒さが強く感じられますので活躍しております。

頭の中はいつも片付かないんですけど

部屋の中まで片付かないし

仕事も相変わらずなんか片付かないまま・・・

なんか疲れるという日々です。

ということで、5月の購入予定と6月の待ち遠しい期待をUPさせていただきますね(笑)






ディアプラス文庫

10 Don't touch me 一穂ミチ 高久尚子
10 真夜中のレモネード('10/03より延期) 松前侑里 宝井理人

一穂さんは事故のために入院されていて延期されていた作品ですね
楽しみです


ダリア文庫

13 INVISIBLE RISK 1 崎谷はるひ 鈴倉温

崎谷さんの古い作品が文庫化です

だらけで高値だったので購入をやめていた作品ですので楽しみ♪



プラチナ文庫

10 凍える月影 いとう由貴 朝南かつみ

ラヴァーズ文庫

25 ダンデム 狂犬と野獣 沙野風結子 小山田あみ
25 銀月夜 夜光花 高橋悠
25 ラブ・コレ 6th anniversary バーバラ片桐、沙野風結子、夜光花 奈良千春、小山田あみ、高橋悠

書店で買える全員プレゼントというのもけっこう好きです(笑)

幻冬舎ルチル文庫

17 不法占拠
('10/04より延期) 神奈木智 山田ユギ
17 イノセンス ~幼馴染み~ 砂原糖子 陵クミコ
17 名前のない関係 椎崎夕 青石ももこ
17 でも、傷つけたい。 真崎ひかる 鈴倉温
17 KEEP OUT
('10/01→'10/03→'10/04より延期) ひちわゆか 如月弘鷹

椎崎夕さんの文庫化
砂原さんの文庫化・・・
書きおろしの有無で購入をきめたいとおもいます

ひちわさん・・・なんとなくまだまだ延期になりそうな予感がします。
焦らしプレイを楽しめばいいんですよね(笑)



角川ルビー文庫

1 タクミくんシリーズ 暁を待つまで ごとうしのぶ おおや和美

これもすでに単行本を持っているので、書き下ろしの有無で買うかどうしようか決めたいです。

うーん、ちょっとお話が進んで学年が上がっていったら
また過去に戻る・・・
これは人生ゲーム(笑)



SHYノベルス

下 ひとでなし('09/03→'09/04より延期) 椎崎夕 佐々成美

ただただ待っていますよ・・・という台詞がいつになく多い月ですね(笑)

リンクスロマンス

31 天国より野蛮 かわい有美子 緒田涼歌

かわいさんの文章に 織田さんの絵?
なんとなく合わないと思ってしまうのはあたしだけでしょうか?





ホーリー
下旬  吸血鬼と愉快な仲間たち (5) 木原音瀬

あの衝撃的な最後・・・
アルは無事に暁に再開できるんでしょうか・・
というか、無事にBLになるんですかと聞きたいような(笑)




漫画のほうはできるだけ数を抑えたいと絞りに絞り

リブレ出版 BBC/SBBC

10 50×50 国枝彩香
10 恋愛操作 3 蓮川愛

国枝さんのほうは雑誌は追いかけていないのですが
今回はコメディ?それともシリアス?
振り幅がとっても大きな方なので楽しみなような怖いような(笑)
蓮川さんの華麗な絵と大好きなツンデレ受け。楽しみです


フロンティアワークス ダリアコミックス
23 微熱の果実~バタフライ・スカイ~(限定版) 冬乃郁也

限定版は崎谷さんの小説の小冊子付きなので・・・
冬乃さんの絵は好みじゃないんですけど・・・


心交社 ショコラコミックス

下旬 兎オトコ虎オトコ 2 本間アキラ

本間さんは昔から好きなので・・
あの頃はシリアスな内容でしたけどね(笑)



そして6月の予定は・・・

花音から茅島さんの2巻がでますね。

あと、キャラ文庫で吉原さんの「2重螺旋」の4巻目と

キャラコミックスで「憂鬱な朝」の2巻がでます♪

これも楽しみに待っているので、延期にならないようにいい子でいようと(笑)

拍手[4回]

鈍色の空、ひかりさす青 (崎谷 はるひ)

鈍色の空、ひかりさす青 (幻冬舎ルチル文庫 さ 2-28) (文庫)
崎谷 はるひ (著)
冬野 郁也 (イラスト)




(あらすじ)

高校生の深津基(ふかつもとき)は、学校でも家庭でも暴力を振るわれながら堪え忍ぶ日々を送っていた。心の支えは、違法と知りつつも作るのをやめられない改造銃。いつかこの引き金を引く日が自分の救いと信じている。
ある日基は、裏通りでやくざとおぼしき連中が怪しげな会話をしているところに出くわし、捕まえられてしまう。いっそ終わりにしてくれと自暴自棄になったとき、弁護士の那智正吾(なちしょうご)という男に助けられる。
端整だがどこか謎めいた那智と、彼のアシスタントであるマサルとすごすことで、かたくなだった心は緩みはじめるが、さらなる痛みが基を襲い――。



あらすじを読んだときは、これは木原さんですか・・と呟いてしまいそうでした。

同人誌で発売されているということは聞いたことがあるものの

けっこうなお値段で取引されているので、いずれ文庫化されるわと

地道にまっていた作品ですが

あいったたたたたt・・・・・

と呟いてしまいそうでした。

お話の全編すべてが痛いのです。

もうねぇ涙もでないくらい心も体も痛めつけられている少年が主人公です。



学校ではその容貌と雰囲気のゆえに恐喝され、脅迫され痛めつけられています。

心安らげるはずの家庭では、父親から暴力を受けております。

優秀なエリートであった父は左遷され心が壊れてしまったようで

母を蔑み、貶めるようなやり方で縛りつけようとしましたが

やがて、母は自由になるために家を飛び出していきます。

異常な父と残された基は不思議なほど淡々とすべてを受け止めているかのように

ただただ非合法な拳銃を作ることにのめりこんでいます。

その拳銃を使って、ただただ死ぬために・・・・


他人から受ける暴力でさえつらいものがあるのに

家庭ですら心安らぐこともなく、

ただただ生きていくそのことが人間をどんなふうに壊していくのか

怖いものがありました。


心の癒しとしてBLを読んでいるあたしにはちょっと痛すぎました。



最後、あれほど恐れていた父に暴力的に強姦され

救いの手が差し出されたその時

その手にすがる資格すらないと自分を追い詰め

小さな笑顔で拳銃を自分に向けていく笑顔はほんとうに悲しかったです。



痛いシーン8割

心安らげれる場所でのシーン1割

最後の甘甘1割・・・ないかな

そういうBLを望んでいる方いかがでしょうか?



コメントレスです♪

Yさま

そうそう楽しげにお道具を使いこなしているので
さらさらーと読めてしまったでしょう。
お道具に伴う悲壮感みたいなものは堪能できなかったですけどね(笑)
ふたコマ漫画は楽しめていただけて嬉しいです~
あの真面目な表情であの衣装で・・
あのふたりは何をしちゃうんでしょうね。
新妻プレイ(笑)?

コメントありがとうございました♪







拍手[1回]

きみのハートに効くサプリ (椹野道流)

きみのハートに効くサプリ (プラチナ文庫) (文庫)
椹野道流 (著)
草間さかえ (イラスト)



(あらすじ)

あああもう、可愛いなあ加島さん!
サプリ商品の開発に悩む製薬会社の研究員・透は、移動販売車のカレーが気になり通い詰める。他人を心に踏み込ませまいとする自分が、店主との「また明日」という“約束”につい微笑んでしまうことに驚きながらも。だが偶然町中で件の店主・芹沢と会い、酔った透は悪癖のまま彼を押し倒し、無理に関係を持ってしまう。あげく過去のトラウマから泣き出したところを慰めてもらい……。



表紙をめくってびっくらした一冊です・・・

いきなり襲い受けシーンが・・・

エロが薄めで定評の椹野さんでしたよね・・・

などと戸惑いながら読み進めていくうちに、やっぱり椹野さんだわと思えた一冊でした(笑)





過去に傷を負って

見えない心のバリアーを厚く堅く冷たく保持したまま生きている製薬会社の研究員・透

移動販売車のカレーの店主芹沢と出会い

カレーの美味しさを知るうちに

芹沢の心の優しさをしり、彼との何気ない日常の一こまを重ねていくうちに

彼に魅かれていきます。

ある日地元で開催された学会の帰りに透は結婚式の後の芹沢と出会い

スパイス専門店で楽しい時間を過ごすうちに

お酒に酔って前後不覚になっちゃって・・・

冒頭の挿絵にあるように芹沢の同意を得ないまま乗っかっちゃっていました(笑)

襲い受けしちゃったんですよね(笑)

そのうえ過去のトラウマを思い出した揚句、

自分が結んだネクタイをほどかないまま芹沢に抱き締められ慰められちゃうんです。

恋を自覚し合わないまま体を重ねて

やがて恋に気がついて、愛を深めていくお話でした。



ちょっと受けの透が神経質で几帳面で理屈ぽかったのですが

そのせいで会話のテンポが妙によくて楽しく読めた一冊でした。

大型犬攻めの芹沢が情けないような雰囲気なんですけど

逆に容量がたくさんあって、

これからも透をきっちりと受け止めるんじゃないかなと言う片鱗を感じさせてくれました。



お話の始めから終わりまでカレーと言うか、

スパイスと食べ物が主流ですのでやたらとホットワインを飲みたくなったり

カレーが食べたくなるお話です。

こんな本格的なカレーでなくてもいいんですけどね(笑)







拍手[3回]

俺がいないとダメだから (高月まつり)

俺がいないとダメだから (プラチナ文庫) (文庫)
高月まつり (著)
宝井さき (イラスト)



(あらすじ)

なんかさ…俺たち新婚さんみたいだね
同居する幼なじみ・良太郎に片思いする雪栄は、家事能力ゼロな彼の世話をするのが喜びだった。無邪気なくせに思わせぶりな良太郎に内心翻弄されつつも、自分なしではいられなくなればいいと思っていた。だが再会した年上の幼なじみにそれを見透かされ、大人の手管で迫られる。一途な恋心から拒絶した雪栄だったが、当の良太郎に誤解されてしまい、「捨てないでっ!」と縋られて…。



濃いお話も好きなんですけど

濃い濃いお話ばかり続くとどうしてもこういう軽く読める本に手を出してしまいます。

幼馴染でちょっと変わったというか、社会に不適応がちな彼

小さなころからしっかり者でそつのない行動がとれる雪栄は

自分がいなきゃダメになると思い込んで家事に彼のサポートにと頑張ります。

良太郎のダメなところもいいところも全部全部どうしようもなく好きでたまらなくって

告白したくってたまらないのですが

どうしてもそうすることができません。

雪栄の思いが妙に煮詰まってしまったときに現れたのは

幼馴染のかっこいいお兄さんでした。

小さなときからふたりの関係を大人の視線でみていたお兄さんからしたら

なぜ雪栄が煮詰まってしまったのかもうばればれで

大人の手管で雪栄の気持ちを振り向かせようとがんばっていましたが

最後の最後に良太郎が雪栄にすがりついてきてしまい

思いがけない良太郎の告白とともにふたりは想いを交わすのです。



軽めの文章がテンポよくどんどん進んでいくので

なにも考えたくないときとか、単純に笑い飛ばしたいときとかは

こういうお話に救われます。


個人的な好みでいえば、

社会不適応気味なくせに

雪栄の気持ちのありようだけはしっかりとつかんでいる良太郎よりは

大人の悪知恵・・というか

手練手管をフルに使える幼馴染のおにいさんのほうが魅力的なんですけど~(笑)

心が向いていない人には、

どんな甘い言葉でも気持ちが向けない一途な受けと言うのが好きなので

楽しく読めた一冊でした。






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HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
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剛しいらさんなどなど・・・

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