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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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花嫁は貴族の愛に奪われる (遠野 春日)



花嫁は貴族の愛に奪われる (SHY NOVELS 196) (新書)
遠野 春日 (著)
北畠 あけ乃 (イラスト)

商品の詳細

新書: 223ページ
出版社: 大洋図書 (2007/10/26)
発売日: 2007/10/26




内容紹介
倉光子爵の庶子として生まれた伊深彩人は、避暑に訪れていた
別荘の窓越しにひとりの美しい男と出逢った。
言葉もなく、窓越しにみつめあったふたり。
それが、運命を狂わせることになるなど、そのとき彩人には知る由もなく・・・
夏も終わったある日、彩人には父である倉光子爵の命令により、
興津伯爵家の次男・孝雅の婚約者のふりをすることになる。
男の身である自分をなぜ孝雅は婚約者として扱うのか?
疑問に思いつつも、ひとときのことと覚悟した彩人だが、真意のわからない孝雅に惹かれながらも翻弄されて・・・・



 日本版ヒストリカルハーレクインとお呼びしたらいいのでしょうか・・
大正浪漫の香りがそこはかとなく漂っております

ひと夏を母と別荘で過ごしていた彩人は窓の下を散歩する青年紳士に心魅かれていきます
ただ、それだけの出来事だったはずなのに・・・

母とともに静かに生きていくことを受け入れていた彩人のもとに突然父が訪問し、運命が急展開を迎えます

母と引き離されて、父の元に引き取られることになり
あの夏の日にであった彼の婚約者として女であるように強制されてしまうのです

 日本男児のゆえでしょうか
孝雅の説明が少なく、婚約者であれと強制し、無理やりに近いように
妻として彩人を向かえ、戸籍すら書きかえられていました

運命のなすがままに妻として体も心も孝雅の手によって作り変えられていく場面がほのかに萌えかな(笑)


   「きみは私と結婚し、私の妻になるのだ」
男手あることを捨て、孝雅の花嫁として生きることになった彩人だが・・・

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花嫁は十七歳(若月京子)



花嫁は十七歳 (プリズム文庫 wk- 5)
若月京子 (著)
椎名ミドリ (イラスト)


商品の詳細

文庫: 242ページ
出版社: オークラ出版 (2007/10/23)
発売日: 2007/10/23



内容紹介
五人兄弟の末っ子として生まれた桜子は、女子校に通う十七歳。だけど、彼女の正体は──男だった! 娘が欲しかった母親によって女の子として育てられてきた桜子だが、母親の暴挙はそれだけにとどまらなかった。なんと、ウエディングドレス姿を見たいがために、自分の親友の息子と桜子を結婚させることに!! 偽女子高生・桜子の新妻生活?!



明るく楽しい悩みなしと三拍子そろっています(笑)

母親に女として出生届をだされ、女の子として生きることを強要され
あまつさえ結婚することすら強要?脅迫されてしまいます
でも、そんなの関係ねぇというか
たいしたことではないような気にすらなります

イラスト効果もあると思うのですが、繊細で華奢な桜子があんまり奇麗なので、いいんじゃないかな~と思わせる効果もあるようです

よーく考えたら突っ込みどころ満載で
男と生まれたからには母親が怖いという時期もすぎてもいいんじゃないかぁとか
反抗して男として生きてみてもいいんじゃないかぁとか
色々思うことがありますが、ほんまにもういいやと思わせてしまう雰囲気があるようです

 同じく母親に反抗できない小説家の三男坊もいい男です
(マザコンだとか、そういう突っ込みはなしでw)

友人から共犯者となり、やがて夫婦として変化していきますが
この変化の過程がまた楽しいです


コレを読んで思うことはただひとつ・・・




恐るべし・・・・・お笑いBL(笑)



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ergo vol.3(木原 音瀬)



ergo Vol.3 ~木原音瀬セレクション~ (プラザMOOK Holly COMIX)
(単行本(ソフトカバー))
木原 音瀬 (著)


内容紹介
~ 一冊丸ごと木原音瀬 ~

【コミック】
◆天野瑰………漫画化『リベット』原作
複雑な思いから乾の告白を拒絶できなかった初芝は…。

その後~オリジナルストーリー~
乾の「恋人になってください!!」発言から「おまけ」までの三年間、
初芝先生とハッピーに辿り着くまでの山あり谷ありオリジナルラブ!

◆禾田みちる…漫画化『ROSE GARDEN』原作
スネアはカイルとウォーレンの過去を知り…。

◆深井結己……漫画化『さようなら、と君は手を振った』原作
誠一はダサイ啓介を美しく変身させるのだが…。

◆宮本佳野……漫画化『The end of youth(あいの、うた)』原作
仕事のない田頭にドラマの仕事が舞い込むが…。

◆大竹とも……漫画化『恋について』原作
お客様の笹川と朝霞は連絡を取り合う仲になり…。

【ノベル】
●新シリーズ連載中!
『12hours』Novel 木原音瀬 Illust 松尾アマタ

商品の詳細

単行本(ソフトカバー)
出版社: 蒼竜社 (2008/2/12)
発売日: 2008/2/12



いつかこれ、きっとコミックスになるしー
本としてでるよーと自分で自分に突っ込みを入れながら買ってしまいます
 コレクター魂というか、出版されなかったいままでの木原さんという記憶がどこかに染み付いているのかも(笑)

漫画で見直したら、あ、こういう表情で語っていたんだーと
妄想で補っていた部分がリアルに補給されるというメリットがあるぶん
こういうイメージじゃないもんと
子供のように反発してしまう時があります

あたしの妄想と言う名前のイメージに近い方と遠い方がいるということで(笑)

木原さんの小説が毎月読めるのが楽しみです
病院のなかで色々な恋が進展していっています
医者としての腕はいまいちだけど、誠実な対応ができて、真面目な
斉藤
その斉藤を影ながら支えて仕事をする看護師の山科

いつか、山科は、同情が気になる存在となり、恋になったけれど
男同士と言う問題があったためにこの思いを発露することはなかったんですが
ゲイバーで斉藤の姿をみて、つい同類と言うか、同性でもokなのかと
勘違いして告白してしまいます
 勘違い告白をしたあとで、仕事を辞めようかと悩む山科に対して
斉藤医師はあくまでも誠実な対応をしてくれます
嫌なやつw?ではないです(笑)
それをきっかけにしてメールを交換したりご飯を作ったりという関係ができてきます

 
 同じ病棟で同じ夜、医者と看護師として、夜勤を組むのですが
ある患者様が急変を起こしてしまいます
二人とも必死で救命処置を行ないます
そのときの当直医が行方不明で連絡つかないのです
他科の先生とか看護師に救急要請だして、処置を出すのですが
なかなか緊迫した文章でおもしろかったです


そして、最後に「お嫁さんに欲しい」です・・
あーやっぱあまあまでもハッピーエンドがいいなぁ(笑)








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月よ笑ってくれ―月も星もない2 (久我 有加)



月よ笑ってくれ―月も星もない2
(新書館ディアプラス文庫 180)

久我 有加 (著)
金ひかる (イラスト)

商品の詳細

単行本: 288ページ
出版社: 新書館
発売日: 2008/2/9

(あらすじ)

 全漫優勝後、お笑いコンビとしても恋人としても充実した日々を送る温と秀永。
今や破竹の勢いの『パイロットランプ』だが、トークメインの仕事ばかりが増え、ネタやコントのできない現状に焦りを覚え始めていた。
そんな矢先、二人はお笑いブームの終焉を予感させる出来事を体験する。これまで仕事のストレスを激しいセックスで解消してきた二人。だが方針が合わず、すれ違い始め…?「月も星もない」続篇。


恋人やからこその信頼関係で、全漫の優勝し、東京での多忙な生活と
環境の激変の流れに乗り切っていったかのように見えた二人だったけれど、見えないストレスとか疲れとかが微妙に溜まっていき
お笑いブームの終焉と言う時代の流れもあり
やがて亀裂ができ、関係にまでほころびを見せ始めた・・・

そのときが来たときの 温の決心は

「相方として唯一無二の存在を失いたくない・・・

それならば、この恋心は捨てよう・・・ 」

お互いに別に付き合う相手をつくり、仕事は相方として、協力していこうと決心するのであったけれど

やがて、仕事にも綻びが出始め、仕事のために別れた筈なのに私生活も仕事にも支障がでてきてしまう。

眼鏡と呼び方で、公私を奇麗にわけていて、いつのまにか仕事のときも
視線がお互いの相方に迎えなくなっていた二人が
やがて、お互いに視線を絡み合わせ、心を通うようになるのですが

それに、バンテージの相川が絡んできてくるんですよー
土屋がめちゃ男前で可愛いのです(笑)

違うタイプの漫才をしていく二つのグループだけど
恋人同士ででもあり、相方でもあるというところに相違点があり
もう、その悩みを通りこした先輩として、心を寄せてくれていることで
温は不思議な安堵感を覚えるのです

もう、ほんまに相川が男前なんです
ええ男に仕上がってるんですよ。

何でか脳内妄想では 相川たちは、山田ユギ先生のイラストで
温たちは、金ひかる先生のイラストで舞い踊っています(笑)

楽しいシリーズでしたので
できましたら、もっともっと続いて欲しいなと思います~








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それは言わない約束だろう (久我 有加)



それは言わない約束だろう
(新書館ディアプラス文庫 179)
久我 有加 (著)
桜城やや (イラスト)

商品の詳細

文庫: 255ページ
出版社: 新書館
発売日: 2008/1/10


(あらすじ)

旨くて安いと評判の定食屋、いせや。
大学生の公彰は、そこで働く竜一に「ほんま美味しそうに食べるから」という理由で気に入られ、彼に構われながら夕食をとるのが日課になっていた。
ある日、公彰は竜一が本気でお笑いの道を目指していることを偶然知ってしまう。芽が出ないまま、もうすぐ十年。ふだんは能天気にさえ見える竜一の思わぬ真剣さに、夢を持てない公彰は憧れを抱くようになるが……。書き下ろし!


「何でやねん」「月も星もない」と同じ芸人BLものですが
大きく違うとこがひとつ

それは、竜一の夢がかなわなかったということ・・・

漫才師になるという夢を叶えるために。大学も中退し一心不乱に頑張ってきたけれど、とうとう芽がでることもなく終わりを迎えてしまったというか、新たな夢に向かって頑張っていく、ある意味サクセスストーリーなのかなと思われます

 何の仕事でもそうなのだろうけれど、誰もが頂点に立ちたいと思うことが多いのだろうと思う。
でも、現実には頂点に立てる人間の数は限られていて、
底辺であがくことが人間としてのあらかたなのだろうと思う。

 夢を自らの手で終焉を迎えさすことは辛いことだろうけど、新しい夢と希望に向かうことは悪いことでも、負けたことでもなんでもないことという

ある種、生きている人みんなへ、
それから、今頑張っている人たちえのエールさえも感じられて
清々しく読み終えました

 もちろんその影には、新たな夢を支える公彰がいて、違う職種だけれど
人生の相方として手に手をとって生きていくことができるから
より強くたくましく、楽しく生きていけるんだろうなと思います


全部のシリーズごとにイラストさんが違うのですが、アタシはできたたら
山田ゆぎさんの絵で統一してほしかったかなと呟いてみる(笑)
うーん、金さんの絵もすきだし・・・(笑)
桜城さんの可愛い絵柄も捨てがたいんですが・・・

やっぱ、アタシの気持ちは 山田さんの相川にやられてしまったようです(笑)







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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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